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2015年5月18日 (月)

「博物館 消える加害展示」ーそこまでやるか!

 戦後70年、安倍政権になって公明党を巻き込んで戦争への道を一車千里と突き進んでいる。何度も書いたように特別秘密保護法に始まり、国家安全保障会議(NSC)設置、集団的自衛権行使容認閣議決定(憲法違反の憲法解釈変更)、そして安保法制・・・・と、口では未来志向と言いながら、まさしくいつか来た道へ戻ろうとしている。

 そんな政府の方向に歩調を合わせるように、右傾化が進んでいるが、その一つが自治体などの平和博物館で出ている、旧日本軍の加害行為についての展示を縮小、または廃止する動きである。

 5月13日の朝日新聞夕刊には「自虐的批判にさらされ、『博物館 消える加害展示』」という見出しの記事が載った。

 4月末に改装して再オープンした「大阪国際平和センター(ピースおおさか)が、それまであった加害展示をすべて撤去し、「侵略」という言葉も消えたというのだ。

 松井大阪府知事は、「さまざまな見解があることについて、片方によるのは辞めるべきだと思っていた。いい施設だ」と語ったそうだ。

 知事が偏っていると批判したのは、「大陸への侵略」「東南アジア諸国の受難」「朝鮮の植民地化」などのパネルや「「南京大虐殺」「捕虜の虐待」などの解説、さらに多数の遺体や生き埋めにされる住民などの写真等数十点である。それらはすべて撤去され、保管されずに廃棄されたのである。

 漫画家の小林よしのり氏は「平和博物館という名の洗脳システム」と糾弾したそうだし、維新の会の橋下大阪市長は「偏向している。廃館も考える」と議会で言ったそうだ。そこで施設を残すには加害展示をなくすしかないと決断したのだという。

 安倍首相や橋下市長など、過去の戦争や侵略の歴史認識を変えようとしている人たちは、偏向だとか自虐的だとか批判しているから、「してやったり」と思っているであろう。

 大阪は公明党が強いところだが、そこでこうしたことが起きたということは、公明党が似非平和の党であることが改めて証明されたことになる。

 朝鮮半島を植民地化し中国大陸に侵略したことや、勢いをかって東南アジアまで戦図を広げ自滅したことは歴史的事実である。その加害の歴史を抹殺するという感覚は世界から認められないものだ。大阪の平和博物館は歴史を正しく認識しないものだと言われても仕方がないであろう。

 残念なのは、戦争を知らない人たちがかつてのせんそうについての正しい知識を得られないことである。私に言わせれば加害を抹殺したことこそ偏向の最たるものである。

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戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

 マスコミは上層部が安倍首相と会食して懐柔されてしまって駄目です。公器としての自覚を取り戻して欲しいものです。

そういう出来事があるんですね。新聞を読まない私は知りませんでした。
大人も子供も、とりわけ子供や若者は戦争に目を向ける必要がある時だというのに。
日本がテレビゲームではない本物の戦争に突入してしまえば退官する自衛隊員が増えるのは当然で、必然的に徴兵制が敷かれるにちがいないのですから。
「平和安全法制」について、麻生太郎副総理からして「ああそう、わかった」とダジャレも言えないどころか、よくわからないと言っているようで。
いくら放言大臣とはいえ副総理でさえよくわかっていない危険な法律が強引に成立されようとしている今こそ、その中身についてくわしく国民がわかるように伝える責任がマスコミにはあります。
テレビは、あたりさわりのない芸人さんをコメンテーターに多用して「報道」だなどと御茶を濁している場合ではありません。

 おっしゃる通りだと思います。加害の歴史に触れることは自虐史観だとか言って悪いことだとしています。

「過去に目を閉ざす者は現在に対しても盲目になる。過去の罪を心に刻まなければ和解の道はない」
これはドイツの元大統領ワイツゼッカーのあまりにも有名な言葉である。また同時に「我々は若かろうが歳をとっていようが、みな過去を受け入れなければならない」とも述べている。前にも書いたと思うが、ドイツは今もってナチスの犯した犯罪を自らの手で追及、裁くことを止めてはいない。翻って日本は未来志向の友好関係を築きましょう。とことある度に安倍総理は発言する。その心は過去をあげつらうのはいい加減にしてください。今まで十分謝罪と賠償はさせていただいたことですからが本音と読み取れる。殴った者は殴ったことをすぐに忘れるし、忘れたいが、殴られたものはその痛みをいつまでも覚えているものである。

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