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2015年4月11日 (土)

天皇・皇后両陛下のパラオ共和国慰霊の旅に思う

 天皇・皇后両陛下は4月8日からパラオ共和国を訪問し、激戦地のペリリュー島で戦没者慰霊碑に花束を捧げて慰霊をされた。

  朝日新聞によるとパラオ・ペリリュー島の戦いは忘れられた戦いと称されてきたという。日本軍約1万人が犠牲となり、生存者は僅か33人だったのだ。米軍も約1700人が戦死したというのにである。

  渡辺侍従長の話によると、「戦争を知らない世代が増え、次第に戦争が忘れられていく、陛下には焦りにも近い気持ちがあるのでは」ということだ。

  戦後70年の今年の年頭所感で、「満州事変に始まるこの戦争の歴史を十分に学び、今後の日本のあり方を考えていくことが、今、極めて大切なこと」と訴えた。

  今回のパラオ行きに際しては、「太平洋に浮かぶ美しい島々で、このような悲しい歴史があったことを、私どもは決して忘れてはならなと思います」と語った。

  今回のパラオ訪問は、戦争の記憶が風化することへの危機感を、身をもって示したのだ。

  父親を亡くした田中恭子さんはペリリュー島に出かける前に、朝日新聞の記者に、「両陛下の訪問で、より多くの日本人にも、この地で多くの日米の兵隊さんが亡くなったことを理解してもらえると思う」と語った。

 その通りで新聞やテレビで詳しく報道されたので、パラオ・ペリリュー島の名とそこでの悲劇について多くの国民に訴えることができた。

  遺族や生き残った人がテレビで話していたのは、戦争は絶対にやってはいけないということであった。砲弾や銃弾が飛び交い炸裂する中での地獄の戦闘はそれを経験したものしか分からないことである。私たちはどう想像力を働かせても無理である。テレビで当時の映像を見ることで過酷さを知ることはできるが、あくまでも間接経験でしかない。

  しかし過去の戦争の歴史や実際を学び、戦争はしてはならないとしっかりと胸に刻みつけることは大事である。

  安倍政権は過去の歴史に学ぼうとせず、憲法九条を勝手に解釈し直して、戦争が出来る国にしようと大わらわである。今国会中に安保法制関係の整備をすると意気込んでいる。現在の与野党の勢力差では簡単に通ってしまうであろう。

  天皇は政治的発言はできないが、パラオ慰霊訪問によって態度で示されたと言えなくもない。我々も戦争の犠牲者に思いを馳せて平和希求の決意を新たにすべきである。

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コメント

 本当におっしゃるとおりですね。

サイパン島、ガム島は知っているがペリリュー島など聞いたことがないという日本人は多いと思う。この度、天皇両陛下がご高齢にも拘わらず同島に赴き慰霊されたことはマスコミにも大々的にとりあげられた。無謀で悲惨だった戦争を改めて国民に知らしめる上で大変良かったと思う。ドイツは戦争責任をナチスの過ちと断罪し、ニュルンベルグ裁判が終わってからも自らの手でナチスの戦争犯罪人を裁いてきた。翻って日本は「一億総懺悔」で今もってあの戦争の責任の所在は明らかでない、どころか戦後の東京裁判に対する反発も根強い。日本(人)は
歴史を直視しないという隣国の批判もあながち間違いではないと思えるが、、。

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