「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―⑤
この本では、食事からこれステロールを摂ることが大事だと指摘している。血液のコレステロールの検査をすると出てくる数値は、75%~80%は私たちの体が作り出したもので、必ずしも食べ物が反映されているわけではないという。
コレステロールの高い食べ物は、体が作るコレステロールを減らしている。私たちは1日に2000グラムものコレステロールを作りだすが、それはどうしても必要だからだ。」 2000Gと言えば2Kgである。ホント?と疑りたい数値である。これは食事で摂る分の数倍に値するというのだ。(P.156)
こんなに驚くべき能力があるけれども、食事からコレステロールを摂るのは重要であると言っている。人間の体は、内部でコレステロールを作るよりも、食べ物からのコレステロールを摂る方を好むそうだ。内部で作るのは複雑な過程があるので肝臓の負担になるという。
コレステロールの摂取を制限したら、肝臓はHMG-CoA還元酵素を作りだし、食事に含まれる炭水化物を使って不足を補い、コレステロールを作りださせるのだという。炭水化物を摂りすぎると、コレステロールの摂取を減らしても、体内ではコレステロールが絶え間なく過剰生産されるのだ。
それを防ぐただ一つの方法は、食事から適量のコレステロールを摂取し、炭水化物を摂らないことに尽きると言っている。高コレステロールの患者は、コレステロールの豊富なおいしい食事を楽しみながら、薬を使わずに正常値に戻るという。(P.157)
コレステロールと冠動脈性心疾患や心臓発作との関係は少ないという。心臓発作のリスク要因は喫煙、アルコール摂りすぎ、有酸素運動不足、体重過多、炭水化物摂りすぎである。
コレステロールが基準値を超えると降下剤を処方されるが間違っているという。スタチンという薬はよく効くがそれで下げない方がよいというのだ。コレステロールは人間の脳や生理機能に重要な化学物質である、
人間の健康状態を判断する際に調べるべきはヘモグロビンA1Cであって、コレステロール値ではないという。(P.158)
毎年1回無料で受けられる成人健康診査や高齢者の健康診査では、血液をとってコレステロール値やヘモグロビンA1Cが調べられる。私もコレステロール値ばかり気にしてきたが、ヘモグロビンA1Cについては全く知らなかった。これは60日間における血糖値を示すもので、これが高いと糖尿病ということになる。
詳しくは下記を
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コメント
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墜落した現場近くに原発があると報じていました。もしそこへ落ちたら大変なことになるから撃墜した?そこまでやるでしょうか。
投稿: らら | 2015年4月 2日 (木) 08時49分
ヘモグロビンA1Cについては多少意識してました。去年の健康診断では5.8で合格でしたが、今年の1月は6.0。気持ちがゆるんで時々菓子パンを間食するようになったためかもしれません。
しかし、今まで全く知らないでいたのは、日航ジャンボ機が群馬県の山中に墜落した件には、何らかの手段で尾翼が撃ち落されたのが原因だという疑惑があるということです。
先日ドイツの飛行機がフランス山中に墜落した件に関するネット上の書き込みを読んでいて、今年で30年になるというのに、今頃こういう疑惑を知った私というのもずいぶんのんきなものです。
今回の墜落も、副操縦士の病気が原因という方向で報道はまとめられつつあります。
しかし、発端はともかく、最後はフランスの原発に墜落しないように空軍によって撃ち落された疑惑があるとか。
投稿: たりらりら | 2015年4月 1日 (水) 14時55分