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« 世界で最も幸せな国はスイスーWorld Happiness Report 2015 | トップページ | 薬を飲んでコレステロールを低下の危険という記事 »

2015年4月26日 (日)

「いつもの『パン』があなたを殺す」というショッキングな本から―⑪

  この本が「処分すべきもの」として挙げているのが、

 ○すべてのグルテン源、

 ○あらゆるタイプの加工した炭水化物、糖類、デンプン、

 ○ラベルに「無脂肪」や低脂肪とうたっている加工食品、

 ○マーガリン、植物性ショートニング、あらゆる市販の食用油、

 ○発酵させていない大豆や大豆加工食品、

  では、食べてよいものは?

 ○体にいい脂肪→エキストラ・バージン・オリーブ油、ココナツオイル、ゴマ油、放牧で飼育された動物の油、有機農法または放牧によるバター、アボガド、ナッツ、種、ブルーチーズ以外のチーズなど

 ○ハーブ、調味料、香辛料→ ケチャップとチャツネはダメ。それ以外はグルテン、小麦、砂糖、大豆が含まれていなければよい。

 ○低糖の実→アボガド、ピーマン、トマト、キュウリ、ズッキーニ、ナス、カボチャ、レモンなど。

 ○タンパク質→全卵、天然魚類、貝・甲殻類、放牧による牛肉、鶏肉、豚肉、子ヤギ肉、レバー

 ○野菜→青菜、ホウレンソウ、レタス、ボロッコリー、キャベツ、タマネギ、キノコ、もやし、セロリ、エンドウ,ダイコン、カブ、アスパラガス、ネギ、ショウガ、パセリ、ニンニク・・・・。(ニンジンはときどき、)

 ○マメ科植物→豆、エンド、ウヒヨコマメ。でも大豆は何故かいけないと言っている。

 ○グルテンを含まない穀物→ソバ、米、雑穀、

 ○天然の果実→甘味の強いマンゴー、メロン、パパイヤ、パイナップル、プルーンには用心する。

 ○その他→チョコレートは70%以上のもの、ワインは赤ワインを少々、牛乳・クリームはたまに用いる。

 このショッキングな題名の本は、23日の朝刊にも3度目の広告が出ていた。8万部突破と書いてあった。

 西洋人が常食とするパンやシリアルやクッキーやケーキなどはみな捨ててしまえというのである。超革命的な提案をしている。日本でも朝食にパンを食べるし中国でもパンを食べる人が増えている。

 日本を含めアジアではもともと米が主食だからパンを捨てることはできないことではない。それでも大変な決断が必要になる。

 日本は菓子パンの発達した国である、それにクッキーやケーキもおいしいものが多い。スーパーからそれらが姿を消すことをイメージしてみるとよい。

 ただこの本を読んで、試しに1か月か数か月やってみる価値はありそうだと思う。それは糖尿病を治癒し、認知症や精神疾患や不安症などを改善するかもしれないからである。

 この本のメッセージは、シンプルである。すべてのグルテンと糖類(果物などはよい)を摂るのを止めることで、体質を改善し、糖尿病、心臓病、高血糖、高脂血症、認知症、精神疾患、アトピーなどを治し、または予防できるということである。食物と脳との関係でとらえているのだ。

 このblogで興味を持たれたら、ぜひこの本を読まれることをお勧めする。実行プランも載っており、その気になれば実践も容易である。

 

 

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コメント

 私はこの本の言うことに従えば糖尿病も治るのではないかと思っています。

 日本人が戦後パンを食べるようになったのは、アメリカの深慮遠謀だったという人もいます。米をもっと食べるほうがよいと思います。

おもしろい本の紹介シリーズでした。
たしかに超革命的な提言と言えます。
何しろ日本の糖尿病学会が指導する食事は、相も変わらず一日の総カロリーを守ること、そしてバランスの取れた食材であり、その「バランスの取れた」に従うと炭水化物は50%~60%になるからです(おそらく今日の時点でもそれは変わっていないはずです)。
それで病気が良くなっているのであれば言うことはありまでん。
たしかに総カロリーを守っていれば体重は減り、空腹時の血糖値は下がるはずです。ところが「バランスの取れた」食事をしていては食後の血糖値は相変わらず上がっていて、病気は改善しないどころか悪化したという体験談がネット上にはたくさんあります。
アメリカの学会でも糖質の問題点はもう何年も前から指摘されているというのに、日本の旧態依然ぶりは何が理由なのでしょう?米農家に配慮して?まさか。製薬会社がもうかるように?

朝食はパンとコーヒーお昼は麺類或いはパスタ、夕食は米食という食習慣の人も多い。今までの通念ではむしろこの方が胃に優しいと考えられてきたように思う。それがこの本によると食べない方がよい食品となると晴天の霹靂とでもいえる事態である。このところ米の消費減少が問題になっているので国は大歓迎かもしれない。巷ではグルテンフリー食品も売られている。極端に走りやすい人達もいるに違いない。確かにこの本は衝撃的な内容であるが、近い将来、グルテン擁護?の本が出版されるかもしれない。

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