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2015年4月 7日 (火)

山崎拓元自民党副総裁を見直す

 4月3日の朝日新聞朝刊の「耕論 『イラク派遣の教訓』」に、当時自民党幹事長をしていた山崎拓氏が語っていることは非常に理に適い素晴らしい。

 山崎氏は米国のパウエル国務長官の説得を受けて、「イラクに大量破壊兵器がある」というのを信じて日本もアメリカに同調したが、それは間違いであったと述べている。米国追随主義の典型であると語っている。

 イラクの大量破壊兵器については後にパウエル氏も間違いを認め、ブッシュ元大統領さえなかったと言っている。

 山崎氏は、イラク戦争という力の裁きの結果、「イスラム国(IS)」という鬼子が生まれたとも言えると言っている。ISの製造責任者は米国であり、間接責任は小泉元首相にも私にもあるという。その通である。フセイン統治で安定していたイラクに言いがかりをつけて侵略したのは間違いであったのは誰の目にも明らかである。それがISをのさばらせる遠因になったのだ。

 自衛隊のイラク派遣は、日本が軍事力を外に向ける一歩を踏み出したことは間違いないと言っている。イラク派遣の総括をせずに安保論議をして自衛隊をもっと活躍させようという方向に向かっていると指摘し、安倍政権の姿勢に強い危機感をもつと述べている。

 安倍政権がやろうとしていることは、今までの安保政策を180度変えるもので、地球の裏側まで自衛隊を派遣できる恐ろしい広がりを持っているというのだ。これほどの転換は憲法9条を変えてからやるべきものと述べる。正論である。

 安倍首相の軍事力を背景にした積極的平和主義を批判し、戦後70年間平和を維持してきた以上の平和主義はないとはっきり言っている。

 集団的自衛権行使閣議決定はまさに「アリの一穴」だと指摘する。今回の安保法整備は、米国の「番犬」となるための法整備となりかねない。「番犬」として米国の中東の戦争に自衛隊が巻き込まれるのは馬鹿げているという。

 集団的自衛権でより多くの国と安全保障協力をすれば日本の安全が確保できるというのは間違いであるという。

 最後に「他国の戦争に出て行かないことこそ本当の平和主義。積極的平和主義の美名の下に軍事力で国際貢献するより、他国が『日本のようになりたい』と思う良い意味の一国平和主義を目指すべきだ」と述べている。

 私は、自民党に山崎氏や古賀氏や野中氏のような集団的自衛権行使容認と安保法制整備に危惧を抱く人がいなくなったのを実に残念だと思う。この人たちはまともな感覚の持ち主である。自民党だけでなく似非平和の党の公明党にもいないのが情けない。

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コメント

 NHKテレビは私も見ました。17歳で戦争にかり出され運よく生き延びた人が語り部として平和の大切さを伝えたということでした。前途ある若者が人為的に命を失ったのです。もし、生きていたらどれだけ社会に貢献したかと思うと残念でなりません。

4月7日は70年前に戦艦大和が沖縄沖200km海上で米航空機の猛攻撃を受け沈没した日である。
今朝のNHKのニュースでは数少ない生き残りのY氏(87歳)が撃沈当初の阿鼻叫喚の大和の最後を
語っていた。また中日新聞には忘れられた戦場と題し、パラオ、ペリリュー島での日本軍の全滅戦が書かれていた。戦艦大和には17歳の若者も数多く乗船していたことを知って驚いた。当時の大本営はこのような前途有為な若者を無謀な作戦で死に追やったり、南海の孤島で玉砕を強いたのである。それこそ総括はきちんとなされでいるのであろうか。安倍政権は戦争を憎み平和を祈る「平和教」だけでは平和は守れませんというのが本音であり、これを支持する人が多いのも事実なのであるが、、。

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