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2015年3月 3日 (火)

川崎中一殺害事件の不思議

 川崎市の河川敷で、中学1年生の男子生徒が、18歳、17歳、17歳の3人のグループが関与して殺害された事件は、18歳少年が殺害を認めたことでかなり明らかになってきた。

   3月2日の朝日新聞朝刊はいち早く、殺害を認めたと1面で報じたが、NHKお早う日本は前日と同じニュースを流しただけであった。なぜそうなったのかと思った。

  中一少年が遺体で見つかってから12日、その間新聞もNHKもこのニュースがメインであった。

   中一少年は、昨年秋ごろから高校生や上級生と付き合うようになり、学校を休むようになった。

  逮捕された少年たちと知り合ったのは、12月頃だという。

  少年は1月の冬休み明けから登校しなくなった。「殴られた」と友人には話していた。

   1月中旬に18歳の少年に殴られて、目の周りに黒いあざができた。

   LINEでグループを抜けたいと相談し、「怖くて抜けられない」と話した。

   また、コンビニで小学校同級生だった女子生徒が「あんな子たちとつるむのはよしなよ」と忠告したが、「抜けられない」と言ったという。

  新聞やNHKニュースで知ることができるはこの程度のことであった。

   1月中旬にひどく殴られて左目に黒いあざができたのだが、不思議でならないのは、母親がそれをどう思ったかが分からないことだ。この事件で母親のことはほとんど出てこない。少年と兄弟とアパートに住んでいることだけが新聞に出ただけだ。

   サンデーモーニングで目にあざの写真を見たが、普通あれほどの怪我をすれば親なら問いただすはずだ。もう一つ不思議なのは、夜遅く出歩くのをなぜ放置したのかということだ。中学1年生が夜遅く出歩くことを不審に思わないのがおかしい。

   不登校になってから殺されるまで1か月20日もある。その間母親ならいくら忙しくても学校に相談をするべきだがそれもされていない。

  担任は母親と連絡を取ろうと思っても何度掛けてもつながらなかったという。働いていて忙しいのかもしれないが不思議である。

  殺された少年は明るくて人から好かれる子であったそうだが、そのためにひどい仕打ちを受けていることが分からなかったというがそれもおかしなことである。

  今度の事件を教訓として、どうしたらこのような悲惨な事件を防げるか真剣に検討をすべきであろう。

 

 

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コメント

 先ほど新聞で母親のコメントを読みましたが、しっかりした文章を書いています。仕事で忙しくて目が行き届かなかったと反省しています。でも、後悔してもどうにもなりません。早い段階での対応が欲しかったです。

この事件をネットで検索すると、新聞やTVでは報道されない赤裸々な話がでている。被害者も加害者も未成年、特に被害者はまだ13歳のあどけなさが残る少年である。通り魔の犯行でなく仲間内での残忍な殺人事件なのだ。私も被害者や加害者の家庭環境が最大の問題であり最も知りたいところである。普通の母親ならいくら仕事が忙しくても子供の様子がおかしければ、原因を知ろうとするし、学校や警察にも相談するであろう。今回の事件ではその形跡がまったくないのである。新聞TVはそこまでは堀さげて言及できないことは分かるが本質的なことが置き去りにされそうである。

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