初めて見たダンスースタジオフィネス35周年記念公演
知人から入場券を頂いたので、中日劇場で行われた「スタジオフィネス35周年記念公演」というのを見に行った。券をもらったのは当日の朝で、チラシにはニューハーフのガラシャのグループも出演すると書いてあった。どういうダンスパフォーマンスかは全く想像もできなかったが、好奇心から見に行くことにしたのだ。
中日劇場に入るのは本当に久しぶりであった。勤めていることは歌舞伎とか芝居とか落語などを見に行ったものだが退職後は縁がなくなった。
会場に入るとき35周年のタオルがもらえた。席は舞台のすぐ近くで目の前に大きなスピーカーがあった。
定刻の18時になると、スクリーンに映写されたオリエンテーションがあった。舞台の全面にはスクリーンがあり、演技に合わせて映像が映された。
第1部と休憩をはさんで第2部があり、2部構成になっていた。From dusk till dawn by Nao(夕暮れから夜明けまで)が始まると、スピーカーから大きな音が直接体に響いた。心拍が不正脈になり一時は心臓麻痺で倒れるのではと思った。もし倒れたら迷惑をかけることになると心配した。
最初に煙硝が舞台の袖から大量にでて来た。そして舞台の床が開いてそこからダンサーがでて来た。角があって鎧を着ていた。悪魔の世界と言う設定であった。総勢35人ぐらいが入れ代わり立ち代わり踊った。音楽はリズム中心のもので日ごろ聞いたことがないものであった。
ダンスはモダンバレーでもなく、ヒップホップでもないもので、初めてこういうダンスを見た。リズムに合わせて手、腕、足、腰、頭などを動かしていた。体全体を使う激しい踊りであった。
その後ACT2は、ガラシャステージであった。「ガラシャダンスメドレー」で、指導者の高木那帆先生がガラシャにかかわっているとプロに書いてあった。
舞台に登場するとどこから見ても美しい女性が20人も出て踊りまくった。背が高く足がきれいで胸も膨らんでいて不思議な感じてあった。ガラシャはいわばプロなのでそれなりに見事なパフォーマンスをした。
踊りの最後にダンサーの紹介があり、一人ずつ舞台から客席に降りてきた。写真撮影もよいということで、携帯を出して写真を撮っていた。休憩時間中はロビーに出て一緒に写真を撮りたい人にサービスをしていた。
第1部が終わったとき心拍数が上がっていたが、第2部には収まっていってほっとした。
ACT3は、①Tomboy、やんちゃ娘 ②Challenged Dancer's 3LA CUNPARSITA
④3minch4shito ⑤The Jazzy Show ⑥Thanks you for your kindness
①では、、50数人が出て踊ったのだが、観客はもらったタオルを握ってダンスに合わせて振るように要求された。
②は知的障碍者だけでのパフォーマンスで、太鼓とコンピューターDJを交えて上手に踊った。よくまとまって身体表現をしていた。このようなグループに舞台を提供するのは素晴らしいと思った。
③はタンゴのラクンパルシータにのってのダンスであった。帽子と青のタキシードがかっこよかった。これだけは毛色が変わっていた。
どこかで高木那帆先生のソロダンスがあった。高木先生は背が低くて小太りなのが意外であった。
ACT4はBE the light「光になれ」とThe finaleであった。子供や若い子たちが声を掛けていた。
この公演の音楽は、リズム中心のもので歌のようなものが入っていても歌詞は聞こえなかった。身体表現は自由な発想がもとになっていると思った。おそらくどの踊りにもあるその踊りのルールとか規範はないように思われた。テーマに沿って曲を選び構成をし身体表現をしているのだと感じた。生まれて初めてこのようなダンスを見た。見聞が広がったのでよかった。
http://www1.m1.mediacat.ne.jp/finesse/
ガラーシャ
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