朝食は抜いてもよいという記事
iphoneのスマートニュースを見ていたら、「『朝食は重要』はウソだった:研究結果」という記事を見つけた。
私は朝食を食べないでブランチにして、1日2食にしてからずいぶんになる。(成人健康検査が始まったころからである)67kg~68kgあった体重を減らすために2食にしたのである。妻も同意をしてくれたので2人ともブランチと夕食である。
当初このことを人に話すと、「腹がすくでしょう?」と言われたものだが、すぐに慣れてしまった。体重は61kg台から62kg台でキープしている。62kgはイエローカードで63kgはレッドカードである。
体重というものは、食べれば必ず増加する。私の場合晩酌をしたいという欲求があるので、それだけはやめる訳にはいかない。だから酒なら2合、ビールなら350ml缶を2缶を続けている。それでいて体重を減らすには食事の回数を減らすしかないと考えたのだ。
毎朝ウオーキングをしているが、ウオーキングで消費するカロリーはせいぜい280kal程度である。だから食べる量が体重を決めるのだ。毎朝体重計に乗って計測し、レッドカードにならないように気を付けている。
厚生労働省は朝食を抜いてはいけないと強く主張している。また成人健康診査でも朝食をしっかりと食べるように指導される。健康についての書物でも朝食を抜いてはいけないという説が多い。だから児童・生徒は学校で朝食を食べるように指導される。
そんなところへ今回は、朝食は抜いても大丈夫という研究結果が紹介されたのである。
「一日の食事回数は、短期的には『食物の産生熱量(TEF)』に影響を及ぼす。TEFとは消化吸収や栄養素を体内に行きわたらせるのに使われるカロリー量をさす。でも、24時間のトータル量で考えたら、結局は同じことである。栄養に関する学術誌The British Journal of Nuturitionに発表された研究でそのことが明らかにされた」そうだ。
摂取カロリー栄養価の総量が同じならば、代謝量も変わらないことが分かったのだ。
では、食事のタイミングはどうかというと、臨床栄養学の学術誌The American Journal of Clinical Nutristyonに昨年発表された論文で次のことが分かった。
ボランティアの被験者を朝食を食べるグループと食べないグループに分けて16週間調べたのだ。その結果、朝食を食べようが抜かそうが体重には全く影響しなかったというのだ。
12週間で調べた研究もあり、こちらでは減量自体には成功していたという。
朝食抜きはダメと半ば脅迫的に言われているが、朝食を食べなくてもいいのである。私も自分の経験からそれが言えると思っている。朝食を食べなくても朝から頭は働くし身体も動く。
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その人が良いと考える食事の回数でよいと思います。1日1回がよいという人もそれなりに説得力があります。
投稿: らら | 2015年2月23日 (月) 09時02分
私たちは1日3食が当たり前のように思っていますが、この食習慣が広く庶民にまで定着したのは明治時代になってからだそうです。最近は西洋式に朝食をパンとコーヒーで簡単に済ます家庭も多いそうですが、私は和食派で味噌汁を欠かさず飲んでいますし、朝食を美味しくいただける限り健康だと思っています。94歳の現役ピアニスト室井摩耶子さんは今でも朝から肉を食べて練習に臨み、そのお歳でコンサート活動を続けるエネルギーになっているとのことです。こうしてみると食習慣は自分のライフスタイルにあって選択すればいいように思います。勿論トータルのカロリー及び栄養バランスを考えてのことになりますが、、。
投稿: toshi | 2015年2月23日 (月) 08時47分