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2015年1月21日 (水)

転載「タラの木のふしぎ 末期がんからの生還」(河村光恵著)⑧

15)  生まれ変わっても一緒に!という夫

「今度生まれ変わっても一緒になろうな!」

と言う夫に、いつも返事は無く笑っているだけの私に、

「いいが! お前は男に生まれれば・・おれが女に生まれるで・・」

と言っている夫。色んな事が頭に浮かんだり消えたりしました。

 

16)  ガンと分かって十日目の手術

  手遅れであっても、何としても助けたい私は、「すぐには手術は出来ない!」と困っておられる医師に、必死に拝み倒し、無理矢理「ガン」と分かってからわずか十日目の手術と決まりました。初めて医者に掛かってからわずか半月目でした。ガンと分かってから、三日目に入院し、検査、検査でした。手術の前日、医師から詳しい説明があるという事で長男と私は診察室へ行きました。

  

17)  長男の目から涙が落ちて

  「肛門を中心に、缶詰めのパイナップルを抜くように、お尻と直腸全部と大腸をこのあたりまでスポンと切り取ります。切って見ないと分からないがかなり沢山取る手術になり、人工肛門になります」

 と一気言われた。たまりかねた長男は、

 「人工肛門の事は、父に言わないでおく事は出来ませんか?」

 と言いました。先生は、

 「目がさめた時人工肛門だったら、それこそショックが大きい・・・」

と言われ、がっくりした長男の目から涙が落ちました。先生は例をあげ、

「魚をいきなり捕まえると、大暴れするでしょう?大網に入れて、少しづつ縮め納得させた方がいい・・・」

と言われて、うなだれ涙する二人でした。二人の哀れな姿に先生は、

 「人工肛門の事はぼくのから言います」

 と言って下さいました。 

 手術の成功率は五分五分とのこと、命さえ危ない時に障害が残る事は致し方ない!と思うしかありませんでした。

 

 

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