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2015年1月13日 (火)

パリの100万人大デモに感動

 世界を震撼させた、フランスの週刊誌「シャルリー・エブド」に対するテロ事件に関連して、テロには屈しない決意を示す大デモが11日に行われた。

 朝日新聞の見出しは、「反テロ 100万人行進」であるが、」リードには各地で計200万人が参加したと書いてあった。NHKのニュースでは、160万人参加のデモと報じていた。

 いずれにしても非常に大規模なデモで、フランスでは過去最大のデモであるという。このデモには、フランスの大統領だけでなく、ドイツのメルケル首相やイギリスのキャメロン首相の他、イスラエルのメタニヤフ首相、パレスチナ自治政府のアッバス議長らも参加した。

 言論の自由を象徴する鉛筆をかざしたり、胸に付けた人も多くいたという。キリスト教徒もユダヤ教徒もイスラム教徒も参加したことに大きな意義がある。しかも100万人という壮大な数の人々がデモに結集したのだ。

 出発地点のパリ中心部、共和国広場を埋め尽くした参加者の映像を見て大きな感動を覚えた。テロに屈せず言論の自由を守ろうという人々の気持ちが、世界に向かって発信されたのだ。

 フランス革命を経験したフランスには、「自由、平等、博愛」を大切に守ろうという気概がある。残念ながら日本同じ事件があったとしてもこのような大規模なデモにはならないであろう。

 特定秘密保護法のときも集団的自衛権行使容認の閣議決定でも小規模なデモと集会であったので、安倍政権には痛くも痒くもなかった。

 デモは投票行動以外には最も効果的な意思表示行動である。日本でもかつて60年安保の時には大規模なデモや集会が行われたが、経済の高度成長とともにそのエネルギーは消失してしまった。

 フランスでは、まだ意思表示行動へのエネルギーが健在であることを世界に示したのだ。今回160万人(NHK)も集まったのに何の事故もなかったことは本当によかった。もし、この中で自爆テロや銃の乱射あれば悲惨なものになったであろうと思うと胸を撫で下ろした。

 新聞の報道では、今回のテロを引き金として、更なるテロが心配されている。実際アルカイダの宗教指導者は、「イスラム教徒に対する攻撃をやめず戦争を仕掛けるなら、我々からの『吉報』を待つがよい」と新たなテロを示唆したという。

 今回のデモは平和的手段でテロ廃絶への大きな決意を示したことに最大の意義がある。一人ひとりが自由・平等・博愛の精神でテロに対処することが望まれる。

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コメント

フランスは「平和的手段のみ」でテロ廃絶の決意はしていません
むしろ積極的にテロ廃絶のための武力行使を行います
オランド大統領は仏空母に乗り込み、これから対テロ戦争を行う隊員を激励しています
それ以前に、フランスは既に中央アフリカに軍事介入しており、イスラム原理主義組織と戦争をしています

さらにフランスには「公然テロ行為賛美罪」という犯罪があり、単にテロ賛美をした書き込みや、酒に酔った人が警官にテロ賛美の言葉を投げつけただけで懲役半年の実刑となっています

9.11テロではフランスは反イスラムに傾く米国を冷徹な目で見ていましたが、いざ自分が当事者となると9.11当時の米国とそっくりとなっています
今回の大規模デモは、表現の自由を守るためという大義名分を政権に与える形で、対テロ戦争がより実行しやすくなりました
世論も大義名分がある戦争を支持しています
かなり危険な兆候です

投稿: sica | 2015年1月16日 (金) 04時44分

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