アベハラ(アベハラスメント)とは言い得て妙
iphoneでネットニュースを見ていたら、「アベハラ」というのが見つかった。日刊ゲンダイの記事を紹介したものであった。
アベハラというのは、アベハラスメントの略で、週刊朝日の12月26日号の対談で、漫画家のやくみつる氏が来年流行らせたいと考えている造語だという。
先の総選挙で自民党が大勝したのを受けて、安倍政権がやりたい放題の政治をし,とりわけ庶民と高齢者の生活への圧迫が始まると予想しているのだ。それは安倍政権によるハラスメントなので「アベハラ」と名付けるというのだ。
セクハラに始まり、パワハラとかいろいろなハラスメントがあるが、アベハラは言い得て妙がある造語だと思う。なぜなら以下に挙げるように、我々庶民や高齢者を圧迫する政策が目白押しだからだ。
・労働者派遣法改正(正社員が減り派遣社員は一生派遣のまま)
・ホワイトカラー・エグゼンプション(8時間労働がなくなり残業代ゼロ)
・後期高齢者医療制度の特例措置廃止(負担が増える)
・物価スライドによる年金減額前倒し(年金は減る一方である)
・国民健康保健の都道府県移管(地域により差が出る)
・介護報酬の引き上げ(介護サービスの質の低下)
・配偶者控除の見直し(専業主婦を狙い撃ち、配偶者控除がなくなる)
・介護サービスの自己負担増(決定ー1割から2割に増える)
・軽自動車税増税(決定)
・原発再稼働で電源三法交付金増(電気料金に跳ね返り)
・預金口座にもマイナンバー(口座情報が政府により覗かれる)
・法人税減税(庶民に負担を負わせながら法人優遇である)
・防衛費増額(集団的自衛権行使関連法の整備で戦争ができる国に)
安倍首相はアベノミクスを推進し、デフレを脱却すると言っている。富裕層と大企業が恩恵を受けるだけで、庶民を犠牲にしたものである。我々の生活はますます苦しくなるであろう。
「集団的自衛権行使も社会福祉問題も選挙の争点となりました」と語っているのがNHKテレビで放映された。つまり、国民の信任を得たから後はそれをやるだけであるというのだ。しかい、マスコミも指摘していたように、公約には書いてあったかもしれないが意識的に争点なるのを避けていたのだ。
もうすぐ新しい年が始まるが、2015年はむこう4年間続く安倍政権により、庶民にとっては暗い年の始まりとなることが予想される。
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小選挙区制で自民党内に異なる意見が出にくくなり、首相の意のままになっているように思います。それが国民の不幸の源だと思います。
投稿: らら | 2014年12月29日 (月) 08時43分
今回の総選挙の結果は全く安倍政権の思い通りの結果となった。総選挙後にコメンテーターとして出演した外交評論家の岡本行夫氏はこの選挙戦略を指南した人がいたとしたら凄い人だと絶賛?していた。また選挙後も驕った素振りを見せたり、失言がでて政権運営に支障をきたさないよう細心の注意を払っているようである。長く政権を維持することがこの政権の最大の目的なので、そのために全エネルギーを使うのである。民主党のようなドングリの百家争鳴はは少なくとも表にはでない。一致団結金太郎飴
政権は当分続く。国民は選挙制度の問題はあるにせよこれを是としたのである。
投稿: toshi | 2014年12月27日 (土) 08時55分