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2014年11月12日 (水)

コケにされた日中首脳会談

 安倍首相が実現させたいと願ってきた日中首脳会談は何とか実現できた。しかし、テレビで何度も放映された、習近平主席と安倍首相の出会いは実に表情の硬いものであった。習主席はそっぽを向いている感じであった。

   習主席と韓国の朴大統領やロシアのプーチン大統領との握手の映像はにこやかに笑っていた。中国では安倍首相との握手の場面は5秒放映されただけだそうで、通常会談の背景には両国の国旗が飾られるが、日本だけはなかった。無視されたも同然である。

   会談時間も僅か25分程度であった。安倍首相としては、習近平主席との会談実現が主たる目的であり、それができたことでよしと自己満足しているようだ。

   日中首脳会談の実現は、アメリカの強い要望でもあったといわれる。それは当然のことであろう。そのアメリカは中国との関係を最重要視してAPECに臨んだ。太平洋の両側を、両国の大きな影響下に置きたいという野望だという人がいる。私もそうだろうと思う。

  それにしてもAPECのホスト国として、普通なら儀礼的にも、微笑みで安倍首相を迎えるべきだと思うのだが、習近平主席のあの表情の強張りはどういうことであろうか。習主席が会談で言及したように、尖閣問題と靖国参拝問題で、中国国内には日本に対する強硬意見があるから、それへの配慮だとテレビの解説は言っていたが、習主席自身も本当は会いたくない相手であったのであろう。

  安倍首相は、日中首脳会談を実現するために、尖閣問題では中国側に譲ったという指摘をする評論家がいる。習主席が嫌々でも安倍首相に会ったのは、尖閣問題で領有権問題が存在することを認めさせたからなのだというのだ。

  新聞によると、尖閣問題での用語は日中で異なるという。日本は「見解」としているのに対し、中国は「主張」とし、英語版でも同じだ。中国が「主張」を使ったのは、「『主張』には『公表された立場』の意味が込めてある。中国の『立場』には当然、領有権の問題が含まれる」と中国の政府関係者は言ったそうだ。

  度重なる尖閣列島への領海侵犯や、漁船団による小笠原諸島近海、伊豆諸島近海での宝石珊瑚荒らしなど、中国の態度は目に余るものがある。宝石珊瑚は中国領海周辺では厳禁をしておきながら、他国の領海へは堂々と獲りに来させているのだ。

  安倍首相は、そういう問題にはっきりと日本の立場を主張したのであろうか?尖閣列島は歴史的にも日本の領土である。また日本の領海や排他的経済水域での乱獲は強盗行為である。厳重に抗議をすべきである。

  日本と中国が友好的な関係を回復することは重要な外交課題である。その一歩としての日中首脳会談となったのかどうかは今後に待つしかない。

 

 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

 中国には「大人」の風格がありませんね。

投稿: らら | 2014年11月12日 (水) 20時07分

ブログにあるよう誰が見ても習主席の態度は会いたくない相手にいやいや会ってやるという雰囲気であった。思いはどうであれ最小限のホスピタリティを示すのが一国のリーダーたるものである。中国のサンゴ密漁船領海侵犯にしても中国の力からすればすぐにでも取り締まれるものだが、私にはそれを黙認しているように思えてならない。こんな無法な国が大国と称して世界にはびこったら世も末と思えてくる。アメリカが自由と人権に最大の価値を置く国であるならこんな国にいくら国益といえどもへつらう態度はとって欲しくないものである。

投稿: toshi | 2014年11月12日 (水) 07時36分

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