Yahooニュースで拾う―中国空港職員の批評
私はiphoneでYahooニュースをよく見る。その中に、中国のネットから拾った記事がよく紹介されている。中国人が見た日本人や韓国人についての感想が多い。
先日は、次のような記事が紹介されていた。中国の青島空港の職員が書いたものだそうである。
日本の団体ツアー客は移動するときはいつも一列に並んでいる。みな清潔で落ち着いた服を着ている。色は白やグレイ、ベージュ、緑などが多い。
ガイドや添乗員の指示に従い、、秩序を保って搭乗手続きや出入国審査を行っている。中国語や英語のできないお年寄りでも、係員に「有難う」と声を掛けお辞儀をしている。トイレに行くときもきちんと列に並び、列に並んでいるときも静かに待っている。
スーツケースを開けて検査をすると、衣料品や生活用品、土産物などがきちんと整理されている。
一方、韓国の団体ツアー客は秩序なく移動する。道幅がどんなに広くても、幅いっぱいに広がって歩く。
中高年の男女が着ている服はド派手。上は赤で下は緑、上は緑で下は黄色といった具合だ。
彼らは自分たちの顧客やグループの年長者には遠慮するが、その他の人たちには全く遠慮をしない。
英語のレベルは日本人より低く、「Can you speak English?」と上から目線で聞かれることがよくある。英語で答えるとうまく話せない。
スーツケースを開くと、往々にして靴下と食べ物が一緒になっている。韓流ドラマの登場人物以外の韓国人の素養は目も当てられない。
この記事では、日本人の行動にいい評価をしてくれているのは嬉しい。実際の日本人団体ツアー客は、統一のとれた他の人に迷惑を掛けない行動をとる。観光バスの中でガイドや添乗員が現地でのさまざまな注意を与えるが、それをきちんと守っている。
昔日本人が団体で外国に行き始めた頃には、「農協さんツアー」と揶揄され、そのマナーの悪さを指摘されていた。しかし、今では旅行でのマナーはよくなったと思う。青島空港職員の観察はそこをよく見て公平に評価していると思う。
安倍首相はどんな道徳が不十分だと思っているのか知らないが、日常の生活の中で、年配者や同僚や近隣の人たちとの交流の中で、よい道徳意識は醸成されていくのだと思う。
外国人に感心される日本、誇れる日本を大事にしていきたいものである。
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「おもてなし」がキャッチフレーズになった感がありますが、それを本物にしていくことが大事だと思います。
投稿: らら | 2014年10月29日 (水) 10時19分
うれしいレポートです。
最近日本に愛想を尽かしかけています。
しかし、こういう話を聞くと、いや聞かなくても日本人の素晴らしさをいつも感じています。
日本人全体ではありません。一人のうそつきを除いて。
子供のころから、「命を大切にする」「人格を尊重する」道徳教育はぜひ必要です。
投稿: Ninja | 2014年10月28日 (火) 10時04分
渡辺京二氏の名著「逝きし世の面影」は、江戸時代の末期から明治時代の初期にかけて日本を訪れ、世界に類を見ない日本の精神文化を体験した欧米人の手記や書簡を掲載している。その中の一節を引用したい。「柿崎は小さくて貧寒な漁村であるが、住民の身なりはさっぱりしていて、態度は丁寧である。世界のあらゆる国で貧乏にいつも付き物になっている不潔さというものが、少しも見られない。彼らの家屋は必要なだけの清潔さを保っている。」こうした日本人のDNAは貧寒でなくなった今も連綿として続いている。道徳教育はまず見苦しい不祥事が露呈した政治家にこそ必要であると思う。
投稿: toshi | 2014年10月28日 (火) 08時41分