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2014年10月18日 (土)

「地球幸福度指数」(The Happy PlanetIndex)という提案

 今週水曜のNHKスーパープレゼンテーションで、、イギリスの統計学者ニック・マークス氏が興味深い提案を話した。それは「地球幸福度指数(The Happy Planet Index)」というものである。

 人間が幸せに暮らしたいと思うのは世界共通であるが、人類は産業革命後地球の資源を食い荒らして生活を向上させてきた。

 その結果は地球温暖化をもたらし、貧富の格差を広げ、相変わらず地球のどこかで戦争や暴動が起きている。

 これまで、経済発展が生活を豊かにすると考えてGDPの数字を追い求めて来た。しかし、それは間違っているとマークス氏は言い、新たに「地球幸福度指数」を提案したのだ。

 人間生活は地球あってのものである。限りある地球の資源をこのままほしいままに食いつぶしてはいけない。だから、地球にやさしく、しかも人間が健康で幸せに暮らせることを考えることが大事だというのだ。

 

 「地球幸福度指数」は、縦軸に「幸せに暮らせる年数」(平均寿命とアンケート調査による満足度を掛け合わせたもの)、「横軸に環境に対する負荷」をとったもので、「幸せに暮らせる年数」を「環境負荷」で割ったものが「地球幸福度指数」だという。

 

 それによるとアメリカなど先進国は、グラフの右上の方にあり、左上の方にはラテン諸国が集まっている。そして1番幸せな国はコスタリカだそうだ。

 

 コスタリカは平均寿命は78.5歳だが、電力の99%を再生可能エネルギーで賄い、1947年に軍隊を廃止したそうだ。たしか日本と同じ戦争放棄の憲法を持っているはずだ。

 

 第2位がドミニカ、第3位がジャマイカ、第4位がグアテマラ、第5位がベトナムで、日本は147か国中の75位だそうだ。

  ニック・マークス氏は、幸せに健康に暮らす5つの方法を話した。

①「つながる」こと。東日本大震災後、つながりとかきづなが盛んに言われるが、人とつながることが大事だという。その点コスタリカの人たちは陽気で人とつながっているという。

②「活動的である」こと。何事にも積極的に行動することが大事だ。

③「敏感である」こと。自分自身や社会のことに敏感であること。

④「学び続ける」こと。だんでもよいから興味を持ったことを学ぶことを続けることが大事だ。

⑤「与える」こと。思いやりの心を持って人に与えることは、脳の報酬系を活性化させることがわかっているという。

  この5つの方法はお金が要らず地球にやさしいと言っている。

  イギリスでは、2011年4月から「幸せを測る指標」を取り入れているそうだ。

  日本は75位に甘んじてはいけない。政府も財界も含めて上位を目指すべきである。

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環境問題」カテゴリの記事

コメント

 マックス氏が言っていましたが、世界で一番多いのは家族や身近な人の健康や幸せを願うことだそうです。金ではないと話していました。

とても良いテーマでした。何時もどうゆう人が一番幸せなのか? などと話し合っていますが、お金が有り過ぎるのはのは、やはり家族がバラバラに成りやすく100%幸せにはならないのてわ?  とよくいっています。 貧しくても家族に愛があれば最高に幸せではと 話し合っています。

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