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2014年10月 9日 (木)

嬉しいニュース「日本人3氏のノーベル物理学賞の受賞」

 火曜日に英語会話クラスで勉強していたら、iphoneにニュース着信の音がなった。すぐ取って見てみると、「赤崎、天野、中村の三氏がノーベル物理学賞受賞」という速報であった。

 これまで今年のノーベルを日本人が受賞しそうだということは、「憲法9条を持つ日本国民に平和賞」が第一位に入っているということしか知らなかった。だから意外なニュースでインパクトがあった。

  受賞の対象となった青色LEDの開発と実用化への受賞はむしろ遅すぎた感があった。赤羽教授と天野教授の基礎研究を中村教授が20年にわたる紆余曲折の努力の結果、実用化に結びつけたのだが、以来20年以上たっている。

 その間にLED照明が普及し、家庭の照明だけでなく、クリスマス時期の街頭イルミネーションやスカイタワーやTV塔のイルミネーションなどから自動車や家電やスマホにまでいろんな場面に使われている。

  私が最初にLED電球を買ったのは6年ぐらい前だったと思うが、電球一個が2500円ほどした。それでも試に買った覚えがある。今では我が家の照明もLEDに変わりつつある。

  受賞理由は、「明るく省エネルギーな白色光を可能にした効率的な青色発光ダイオードの発明」である。

  中村教授は「LEDを照明に使うと、電力消費量が5分の1になるので、非常な省エネになる。寿命が半永久だから、地球温暖化防止に非常に貢献すると思います」と話している。

  スエーデンの王立科学アカデミーは、「人類に最大の恩恵をもたらした発明」と讃えた。それはノーベルの遺言にぴったりのものであったということだ。

 天野教授はまだ51歳、中村教授は「歳をとった」と言っておられたがまだ60歳である。この対象になった研究の成果をあげたのは20年以上若かったときだ。赤崎教授は85歳で受賞されたが、長生きをされてまだ現役で本当に良かったと思う。

 中村教授は、「LEDの消費エネルギーはまだ効率が50%なのでできるだけ100%に近づけるよう研究している」と言っておられた。地球と人類のためにも期待をしている。

  日本人として、今年もノーベル賞受賞者があったことを心から嬉しく思う。願わくばノーベル平和賞も受賞したいものである。

 

 

 

 

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コメント

青色発光ダイオードについては中村教授がつとに有名でその発明の特許の帰属をめぐって会社と裁判で争い大きな話題となりました。私は彼が開発から実用化まで関わったいたとてっきり思っていました。実は基礎は赤﨑教授と天野教授が作り上げ、中村教授が実用化、量産化に結びつけたことを今回初めて知りました。赤﨑氏は研究一筋で来た学者らしい温厚な人柄がにじみ出てとても好感が持てました。これで日本のノーベル賞の獲得者は22名になり、アジアではダントツの一位。日本を貶めたくてしかたのない?周辺国へは痛快なメッセージとなりました。

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