花子とアンが終わって寂しき秋となりにけり
毎朝楽しみに見て来たNHKの朝の連続小説「花子とアン」がついに終わった。退職後は連続テレビ小説を毎朝見るのを楽しみにしてきたが、これまで見て来た中で「ゲゲゲの女房」も面白かったが、「花子とアン」はそれよりもよかった。視聴率がいつも%前後あったのもうなずけるものであった。
吉高百合子の花子は、容貌といい演技といい村岡花子にぴったりであった。夫役を務めた鈴木亮平もよい人柄と雰囲気を出していた。
花子の両親や祖父を演じた人たち、花子の学校の先生たちなどもよかった。連子を演じて人気が出た仲間由紀恵やその主人を演じて人気が出た俳優も味があった。
振り返ってみると、中園ミホの脚本が非常に巧みに構成されていた。テンポが速いし、大事なところをピックアップして視聴者が引き込まれるように作ってあった。戦争の時代もこれまでの連続小説とは異なった視点から描いており、戦争について考えさせるものになっていた。
私が「赤毛のアン」を知ったのは映画が最初であったと思うのだが定かではない。私の教室にも学級文庫に児童向けの「赤毛のアン」を置いた。
10年ぐらい前にカナダ人の知人を訪ねてノーヴァスコーシアへ行ったとき、その人の家がプリンスエドワード島を望む海岸にあった。プリンスエドワード島は扁平な島でまるで水平線のように見えていた。
私はアンの緑の切妻屋根の家を見たいと思い知人に案内してもらった。広い芝生や木々や花がいっっぱいのとても素敵な所にああった。そこを訪ねたのはとてもよい思いでとなっている。毎朝タイトル画面に出てくる切妻屋根の家を見て思い出していた。
ドラマは村岡花子の伝記ではなく、創作部分が多いのは分かっていたが、それでも実際の村岡花子もこんな人であったのだろうと思って見ていた。
これからは吉高の花子が見られないと思うと淋しくてならない。
プリンスエドワード島を遠望する
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