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2014年8月25日 (月)

高血圧はほっておくのがよい!?

 私は、定年近くになって健康診断の度に血圧が高めだと言われるようになった。定年後しばらくしてあるとき眼科で計った血圧が180以上あり、急きょ帰り道に薬局によって血圧計を購入した。以来毎朝欠かさず血圧をはかり記録している。

  血圧が上がったとき内科の医者に行ったら降圧剤を処方された。薬を飲んだ方がよいというのだ。私は薬は忠実に飲む性質だからそれから2年間飲みつづけた。

  あるとき、薬を飲むのはよくないと気づいて自力で血圧を下げてやろうと考えた。そして血圧を下げることに成功した。それに関しては5年ほど前のblogに書いてある。

  血圧はずっと順調であったが1年ぐらい前から少しずつ上がり始めてたまにしか下がらなくなった。

  今年になってからは140~135台のである。ところが今年の春だったか日本老年医療学会が血圧の基準値を下げると発表した。上が147、下が90であったと思う。

  この値なら今のところセーフである。しかし、130―80の基準値で慣らされたのでどうも不安でならなかった。

  先日本屋で書棚を眺めていたら「高血圧はほうっておくのが一番」という本を見つけた。松本光正という医者が書いたもので、講談社新書である。この5月に出版されたばかりだ。

  前書きに結論が書いてある。「これから私は、あなたがビックリ仰天することを述べようと思う。ショックを受けないよう、心して聴いていただきたい。

『高血圧は少しも気にすることはありません。ほっとくのが1番です。』

私はけっして、驚かせようとしているのではない。自信を持って、思うところを述べただけである。」

  題名を読めば別に本を買わなくてもよいのだが、その根拠を知りたくて買うことにした。近藤誠医師は、「ガンはほうっておけばよい」という趣旨の本を何冊も書いて啓蒙している。それと似たようなことを高血圧に関して言う医者がいるのだ。

 「この世には、たくさんの健康法の本がある。どれも毎日の食事に気をつけたり、運動を心がけたり、かなり面倒だ。

   しかし、私の説く高血圧に対する健康法は、実に簡単である。

   放っておく。たった、これだけである。」

 「血圧心配性から自由になれば、身も心もすこやかになれる。

  健康診断などで血圧が高いと言われ、気にしているあなたが本書を読み終えると、すっきりした笑顔とともに、病知らずに大きく近づいているはずだ。」

 信じるか信じないかは勝手だがホッとできる断言である。

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コメント

 まだ読んだことがありませんが、「薬をやめれば病気が治る」と言った本もあるようです。
免疫力を高めて自然体でいるのがいいのでしょう。

最近、友人と何人かで会うと必ずと言っていいほど健康の問題が話題になる。血圧、血糖値、尿酸値はたまた腫瘍マーカー値等々、高齢になってくるとこの内のどれかが所謂正常の範囲内を越えている。それで同病相哀れむということになる。毎年きちんと
健康診断を受けている人もいれば、受けてない人もいる。近藤誠氏の説にあるよう、健康診断をきちんと受けるグループと受けないグループをフォロー調査したところ平均寿命に差はないとの結果が出ているとのことである。最近血液検査をするだけで13種類の早期ガンが発見できるようになるというニュースが話題になっていた。近藤誠氏ならどうコメントするのだろうか?

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