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2014年8月 1日 (金)

上海旅行記―⑨―上海博物館・南京東路

 上海に着いた日はホテルにチェックインした後、張さんが上海博物館で特別展をやっているというので見に行くことにした。


 ホテルから福州路を歩いて行った。両側には書道と絵の用品店が並んでいるところが続いた。

 人民広場までは15分ぐらいでそこに上海博物館があった。この博物館に来るのは3度目であった。フロアが4階まであり大変大きな博物館である。

 入口でときどき止められていたので何だろうと思ったら、荷物検査をしていた。バッグを検査機に通して中に入った。入場無料ということで意外であった。

 3階から特別展だけを見た。中国の貨幣や陶器の発達が分かるように展示されていた。展示方法は時代順ではないので頭の中で整理をしなければならなかった。

 一番古い貝で作ったお金とか大きな鋳造のお金などや巨大な紙幣などが興味深かった。清以後になると貨幣や紙幣が現代風に整ってきたことが分かった。また地域ごとに貨幣制度があったことも分かった。

 土器から景徳鎮に到る焼き物の発展も興味深かった。それぞれの時代の特徴が分かった。

 人民広場には緑がたくさんあった。でも、人は少なかった。人民広場駅から張さんが帰ったので、私たちは南京東路を歩いて帰ることにした。

 南京東路は「行人天堂」(歩行者天国)である。暑い日の夕方なのに多くの人が歩いていた。人々の雑踏の間を縫って3両編成の電動列車がのろのろと走っていたのでびっくりした。音もなく近づいて来るので撥ねられないか心配であった。列車は電車型と汽車型の2種類があった。観光客が乗るのだ。乗らなかったが確か5元だったと思う。

 歩いている若い人たちの服装はおしゃれであった。

 道の両側には土産物用菓子店、レストラン、宝石店、時計店、電気店、衣料店などが並んでいた。ユニクロやアップルの店もあった。

 私たちは話のタネに吉野家で牛丼を食べた。29元(約485円)で日本より値段が高かったが豆腐のおかずがついていた。中国人の客が次々に入ってきてよく流行っていた。

 ジュースか何か飲み物を買おうとしたら中国人が割り込んできて買えないと婿が言っていた。それで私が買いに行ったがその通りであった。

 ちなみに後日ユニクロを覗いたがやはり値段は日本より高かった。また中国人の劉さんの話ではマクドナルドもかなり高いということであった。

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                   上海博物館

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                 人民広場

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                 南京東路l

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                 電動列車

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コメント

 改革開放後大きく変わりました。僅かの間の大発展に驚かされます。子どもの頃「支那は眠れる獅子」と言われていたのがその通りになりました。

私が中国に初めて旅行したのは昭和62年の5月、今から27年前、行先は北京と天津でした。改革開放政策が始まる数年前で、街を歩く人々は未だ人民服、自転車が矢鱈多く、またトラックの荷台に多くの人々が乗って移動しているのには驚きました。また道路に這いつくばっている人(日本でいうジベタリアン)が多くいるのも印象的でした。それよりも何よりも人間が多く、まさに雲霞のごとくの形容がぴったりでした。人海戦術が中国軍のお得意の戦術であるのを十分納得できました。

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