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2014年8月17日 (日)

先の戦争の相手を知らない若者たち―大人のドリルから

 8月15日にNHKが放送した「大人のドリル」を見た。若者を対象に「戦争と平和」についてクイズを取り入れて考える番組であった。20代のタレント4人と37歳の山ちゃんがクイズの回答者で、若者NHKの解説委員が5人も並んでいて交互に解説をするものであった。


 東京オリンピックで最終聖火ランナーに無名の坂井さんが選ばれたのは、彼が1945年8月6日に生まれたからで、平和を象徴するものだということであった。

 あの感動的な閉会式の三々五々の入場風景は、平和な国際社会を表すにふさわしいものとして東京オリンピックから始まった。

 オリンピックは戦争に影響されることや平和と關係が深いことも話された。次の東京オリンピックも平和でなければどうなるか分からないという指摘もあった。

 陶貨がどうして造られたかとか、北海道の「いか飯」誕生の理由など、物資の不足や食料の窮乏によるという話で、戦争が起きると生活が圧迫されると言った。

 マスメディアと言論の統制についても話されたが、「大本営発表」を垂れ流したことには触れなかったのが残念であった。

 NHKは今は絶対に厳正な情報提供をすると強調していたが、山ちゃんが「どこかのパワーなどに影響されることはないか」といいことを言ったのに、司会者の加藤浩次によって茶化されてしまったのは許せない。

 この番組のハイライトは、靖国神社御霊祭での若者たちへのインタヴューであった。靖国神社御霊祭に若者たちが群集している映像に驚いたが、そこに来ている若者たちの3割は靖国神社に何が祀られているかを知らないと答えたことにもっと驚いた。若者たちは単なる夏祭りイベントとして参加しているようであった。

 一番の驚きは、先の戦争で日本が戦った相手を知らなかったことである。100人中52人が知らないと答えていた。中にはアメリカと聞いて「うっそ?」みたいなリアクションをしていた女の子も見られた。

 戦後69年というが、20代の若者はその1/3の人生を生きただけである。彼らが生まれたのはバブルがはじける頃であったのだ。無理もないといえばそれまでだが、太平洋戦争や第二次世界大戦についてきちんと伝えて来なかった大人の責任も大きい。

 若者たちの情報源は何なのだろうか。新聞を読まないのであろうか。学校で歴史を教えられなかったのであろうか。戦争は風化したと言われるがそれを目の当たりにした映像であった。

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戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

 若者が先の戦争のことも、靖国のことも何も知ろうとはせずに夏祭りの感覚で参りに行くことが非常に残念です。

同じ敗戦国のドイツは未だにナチスの犯した戦争犯罪を追及していて、戦争犯罪には時効がないとないという考え方らしい。それに引きかえ、日本は戦後の極東軍事裁判を受け入れたことで、戦争犯罪の裁きは終わった?という考え方なのだろうか。一億総懺悔で戦争責任が曖昧にされたままのような気がしてならない。靖国神社に参拝した閣僚が祖国のために戦った英霊に尊崇の念と感謝の御心を捧げたと異口同音に仰るが、私はどうも違和感を持ってしまう。あのような勝算もない無謀な戦争に無辜の市民を駆り立て、最後は玉砕、特攻攻撃までさせ死なせてしまったことに閣僚として謝罪するのが先ではいか。無念の思いで亡くなった多くの兵士が英霊として祭り上げられたことに私が兵士なら断固拒否したい。戦争責任どころかあの戦争は聖戦であったという考え方が今も存在するのである。

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