上海旅行記―⑩―上海水族館・金茂大厦
上海第2日目も張さんが付き合ってくれるというので有難かった。張さんは水のペットボトルを1ダース自転車に積んでホテルにやってきた。家は割合近く自転車で30分位だそうだ。
どこへ行きたいかと言ったので、上海水族館とその近辺と答えた。黄浦江の下を渡って浦東地区へ行けるはずだというのでフロントで確かめた。
外灘まで行き、たまたま警察官がいたので入り口を尋ねたら、50元もかかるから無駄だ、フェリーで行けば2元で済むと言ったのでフェリーで行くことにした。
通勤時間帯だとフェリーは満員だそうだが、この日は空いていた。5分ほどで対岸の浦東に着いた。
そこから循環バスで水族館まで行った。カードはバスでもフェリーでも使えるのだがフェリーでは現金で払ってしまった。バスは1元で安い。
水族館に着いたのは9時半頃であった。おおぜいの人が切符売り場に並んでいた。張さんが並んでくれた。初め2番目に高いビルの金融中心と水族館の抱き合わせの優恵券を買いたかったのだが、何と売り切れだと言った。それで仕方なしに3番目に高いビルの金茂大厦の抱き合わせを買った。210元と60元であった。大きい掲示を出しておきながら売り切れはないと思ったが、それが中国なのだ。
券を買うとき張さんは係りといろいろ交渉していたが、割り込もうとする人がいて大変であった。私ならとても入場券を買えないだろうと思った。やっとのことで買って入館した。例によって荷物チェックがあった。
揚子江などの川魚や湖沼生物の展示から見て行った。この水族館の特長はアクリルかガラスか知らないが透明の物でできたトンネルがあって頭上も魚が泳いで行くのを眺められることであった。
その距離が大変長くて動く歩道に乗って見て行くのである。アジアで有数のものだというが見事なものであった。
日本の水族館では見られない珍しい生物や魚もあったし、ペンギンの展示などはジオラマ式で本物の極地のようであった。
張さんは水族館には興味がなく初めてだということであった。夏休みなので子どもで賑わっていた。
水族館を出て、近くの客が満員のレストラン老衆興で小籠包を食べた。台北で食べそこなったのでやっと実現したが、おいしかった。
その後金茂大厦まで歩いて行った。高架の歩道が張り巡らされていて、東方明珠塔や高いビル群が見られた。東方明珠塔は眺めた方がいい。
金茂観光庁で張さんの入場券を買ったら90元で30元高かった。展望室までエレベーターで昇った。このビルは現在建設中のビルから数えて3番目の高さであった。すぐ隣にくっつくようにして建設中のビルと2番目の金融中心ビルが立っていた。
360度を見て回ったが、3番目の高さでも大して変わりがないだろうと思った。東方明珠塔や外灘や黄浦江などが目下にあった。はるかかなたまで上海市内を見渡せた。ただそれだけである。
上から見るとアパート群が見られ、新開発地区としての浦東の様子も分かった。世紀大道駅から地下鉄に乗り、次の目的地「七宝」へ向かった。

動く歩道とトンネル

トンネルの中のエスカレーター



大きな金魚?と白い鯉?
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おそらく本当に身の潔白は人はいないのではないでしょうか。前の首相もものすごい蓄財をしていたと言われていますが、見逃されています。
投稿: らら | 2014年8月 2日 (土) 08時56分
昨日、CBCテレビの「ひるおび」を見ていたら、中国共産党が最高指導部の元常務委員であった大物政治家周泳康氏を「重大な規律違反」があったとして立件、調査することを決めたというニュースが話題になっていた。重大な規律違反とは汚職のことである。彼の不正蓄財の金額が何と1兆5000億円にも
のぼるというから流石白髪三千丈の国である。中国は今、政府高官から地方の官僚組織に至るまで汚職、腐敗が蔓延しこのままでは共産党政権の存続も揺るがしかねないところまでもきているという。いわゆる習近平の「ハエも虎もたたく」とは大物から小物まで不正は厳しく摘発するという意味である。上海大発展の裏には想像を絶する不正な金が流れたに違いない。ただこの動きが習近平政権の権力基盤の強化にも利用されているというから話しは一筋縄ではない。
投稿: Toshi | 2014年8月 2日 (土) 06時34分