上海旅行記―⑪―七宝へ行く
地下鉄「世紀大道」駅から2号線で「人民広場」駅まで行き、8号線に乗り換えた。前にも書いたように駅がものすごく広いので乗り換えに歩くのが大変であった。
次に「陸家浜路」で9号線に乗り換えて「七宝」駅まで行った。七宝には14時40分頃着いた。
駅を出てしばらく歩くと、「七宝」の古い町並みへの入り口がある。「七宝老街」と書いた大きな門が立っている。
そこをくぐって右の方へ行くと老街が始まるのだ。古い街並みで道は狭く、両側に店が並んでいる。食べ物屋が多い。
豚足煮込み、臭豆腐、ちまきなどを店先で作って山盛りに積んで売っている。同じような食べ物の店が多いが観光客が多いので売れるのであろう。
「七宝」は上海市内にあって江南の水郷の趣を味わえるところである。小さな川があってそこにかかっている橋や岸の茶館などが蘇州や鳥鎮の雰囲気に似ている。
私は疲れて歩くのが精いっぱいであったので、ゆっくりと店を覗くこともしなかった。台北で似たような街並を見たのでやはり中国は同じだと感じた。
一渡り見て戻ると、とにかく水気は欲しかったので出たところにある「果部落」というジュース店に入った。
金桔檸檬汁(金柑レモンジュース)というのを1杯10元で張さんの分と2杯買った。青い金柑の輪切りが浮かんだとてもさわやかで飲みやすいジュースであった。それでほっと息をついた。
この店の若い女性店員は、中国人には珍しく、笑顔で応対し感じがよかったので、「你的服務態度很好!」と褒めて上げた。
中国人の対人応対の態度はどこへ行っても木で鼻を括ったようでぶっきらぼうである。だからこのような人に会うと嬉しいのである。
ジュースを飲んでいたら隣のテーブルに若い子が2人座った。何となく話をするようになった。聞いたら青島から来たのだと言った。私は青島ビールを飲んだなどと話した。
ちょうどストローが2本あったのでストローの手品を見せた。店の若い子たちも興味を持って見ていた。目の前でぐるぐるに巻いたストローがパッと外れたので目を丸くしていた。
さらにポケットに持っていたちょっとした手品も見せたら驚いていた。張さんは魔術師(中国語で手品師のこと)だと言った。女の子たちにバイバイをして店を出た。
16時頃に地下鉄に乗ったら、親切な中国の女性が席を譲ってくれたので嬉しかった。張さんはホテルまで来て自転車で帰って行った。
七宝老街入口
「竜エビ」とはザリガニのこと
両岸に昔ながらの茶館
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