上海旅行記―⑤―驚愕のルール無視
上海で驚いたことの一つはルール無視である。
交差点で横断するとき、信号が赤であろうと青であろうと自動車やバイクや自転車が強引に突っ込んでくるのだ。タクシーにも何度も危ない目に遭った。
上海の公安部や警察がある交差点でも、パトロールカーが止まっている交差点でも完全に信号無視である。それに対して警官が注意をしたのを見たことがない。
友人の張さんは、交差点を渡るときは、いつも私の腕を持って気をつけてくれたがそれでもヒヤッとすることが何べんもあった。
ずっと昔、まだ自動車が普及してなくて自転車が主な交通手段であったころ、中国では道路を横断するのが大変難しいことを経験したが、現在は自動車やバイクである。危険度ははるかに高いのだ。それなのに相変わらず交通ルール無視がはびこっているのだ。
その2は、地下鉄に乗車するとき、我先に乗ろうとすることだ。プラットホームには乗降口に矢印が書いてあり、注意を喚起してあるのだが、そんなものは我関せずで降りる人があっても、どんどん乗り込んで行くのだ。どうして降りる人を優先にできないのかと毎回不思議であった。
また、平気で割り込んでくるので日本式にやっていると次々はねのけられてしまう。
割り込みと言えば、水族館などで入場券を買うときも同じである。早く買おうとこちらが窓口で買っていても横入りをしてくる。入場券は張さんに頼んだのだが、傍で見ているともし自分で買っていたらとても買えないと思った。
科学館に行った時も、劉さんが買ってくれたからよかったが、そうでなければあの大変な人ごみではとても買えなかったであろう。
吉野家で注文をするときも後から来た者が横入りをしてくるのだ。店員はそれについて注意をしないで受け付けるからどうしようもない。婿は飲み物を買おうとしたが腹を立てて諦めてしまった。
手前上海水族館
信号無視の自動車
信号無視のバイク・自転車
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オリンピックと万博をやってよくなったのかと思ったら全く改善されていない印象です。
投稿: らら | 2014年7月27日 (日) 10時47分
私が毎年出かけるクアラルンプールも交通ルール無視が横行しているが、これは主として歩行者側であって車はそれほどでもない。赤信号、皆で渡れば怖くないがそのままあてはまる。中国はオリンピックを開催するにあたって、交通マナーを向上させようという運動を展開したし、上海も上海万博が先年開かれたので同様だったと思うが、いずれも改善が見られなかったようである。こんな中国が超大国として世界に多大な影響力を及ぼすなんて、絶対にご免こうむりたいと思う。
投稿: Tosh | 2014年7月27日 (日) 07時55分