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2014年7月12日 (土)

「明日戦争が始まる」という詩

 デジタル朝日で9日の夕刊を読んでいたら、「明日戦争がはじまる」という詩が大きく取り上げられていた。作者は、埼玉県飯能市の宮尾節子さんである。


 この詩が書かれたのは7年前だそうだが、今年の1月に机の引き出しの中から発見し、ツイッターに載せたという。私はツイッターはやらないので知らなかったが、ツイッターで拡散したのだそうだ。

 ちょうど安倍政権が、集団的自衛権行使を憲法の解釈変更というとんでもないやり方で閣議決定し、憲法9条が踏みにじられたので、この詩に共感が広がったのであろう。

 7月2日に著作権を放棄し、「どうぞご自由にお使いください。願わくば平和のために」と作者は言っている。それで私のblogにも載せさせていただくことにした。

 今戦後日本史の1大転換をしたというのに、世の中はまるで何事もなかったかのような日常である。

 マスコミも、読売新聞と産経新聞は集団的自衛権行使に賛成し、日経もどちらかといえば賛成である。同じ世論調査でも、読売と産経は、行使反対が30%程度である。

 集団的自衛権行使反対を唱えている朝日新聞は、週刊新潮から「集団的自衛権ヒステリー」と呼ばれる始末である。でも、毎日新聞、東京新聞を始め、地方新聞に到るまでほとんどが集団的自衛権行使に批判的で、これからの日本の行く末を憂慮している扱いだという。

 正常な感覚の人間なら、血が通った人間なら、戦争への道を姑息なやり方で開いたことへおかしいと感じなくてはならないと思う。

 宮尾さんの詩は、何事にも無関心になった世相にも、残念な思いを込めていると思うのである。

   明日戦争がはじまる
                       宮尾節子

   まいにち
   満員電車に乗って
   人を人とも
   思わなくなった

   インターネットの
   掲示板のカキコミで
   心を心とも
   思わなくなった

   虐待死や
   自殺のひんぱつに
   命を命と
   思わなくなった

   じゅんび
   は
   ばっちりだ
 
   戦争を戦争と
   思わなくなるために
   いよいよ
   明日戦争がはじまる

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戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

 平和憲法の下で69年間戦争をしないでやってきたことが貴重です。世界の先駆けとしてこれからも外交努力によって世界平和に貢献すべきです。

ちょっと矛盾しているというか
集団的自衛権の否定は、つまり、日本と密接な関係のある国と国民が戦争によってどうなろうとも、日本は何もしないし助けないということですよ
まさに日本が平和なら他はどうでもいいという「何事にも無関心」になるのが、集団的自衛権の否定だと思いますが・・・

日本が集団的自衛権が必要になるほど切羽詰った状態なら、その支援を必要としている国は戦場となっていますから、日本の民間の支援は危険で不可能でしょうし

それと、集団的自衛権は、相手国の援助要請が無ければ行使できません(国際司法裁判所、1986年のニカラグア事件判決)
日本政府が勝手に戦争を始めることはできません

集団的自衛権とは、あくまで「自衛権」であり、「明日戦争が始まる」といっても、戦争を始めるのは日本でありません
すでに、日本と密接な関係のある国がどこかの国に戦争を仕掛けられて、その影響が日本国民の生命・財産・幸福を追求する権利まで及ぶような危機的な状況ということです
9.11同時多発テロのような場合でも集団的自衛権の行使はできないと安倍首相が国会で明言したように、集団的自衛権と集団安全保障とは明確に違います

 読売、産経と朝日、毎日、東京の世論調査は、大変な隔たりがあり、いつも不思議に思っています。きっと指摘されているようなことがあるのでしょう。

世論調査について某評論家が共感できる話しをしているのでそのまま引用したい。
集団的自衛権行使容認の解釈改憲に賛成のメディアが調査すると、賛成多数の結果が得られ、反対のメディアが調査すると反対多数の結果が得られたりする。各新聞の購読者を対象に調査しているというなら分かる話だが、主権者を無作為に抽出して調査しているというなら、メディアによる偏りは、本来生じないはずである。したがって、世論調査は中立公正の調査ではなく、調査機関の意図や操作が入り混じる調査であるということになる。
考えられるのは、質問の言い回しによって回答を誘導していることと、調査を実施するメディアが、調査に何らかの人為的な操作を加えていること。恐らく、その両者が実行されているのだろう。こうした限界を持つ世論調査であることを念頭に入れて世論調査結果を見なければならない。(以下略)
このように論じた上で、比較的中立の立場で信頼できるのが通信社共同だと某氏は言っているが、、。


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