近藤誠先生のがんについての本を読んで―④―
がんを切らないで放置してひどくなっても対症療法があり、それで大丈夫だと言っている。(P.168)
がんは治療しなければ穏やかに死ねる病気だと言い、先生自身もがんで死ねたらよいと書いている。「僕の究極の夢は、がんを治療しないで、痛みだけ抑えて、『ありがとう』と言ってあの世に旅立つことです」と最後に書いている。
がんで苦しむのは、がんの手術の後遺症や抗がん剤の毒などが原因である。治療法がなかった昔の闘病記を読むと、自然に迎えるがん死はほとんどが穏やかなものであったという。
また現代でも、実際に治療をせずに自然死を迎えさせる介護施設の例をあげて、苦痛がなく死ねると言っている。がんで痛みが出てもモルヒネなどで緩和できると書いている。(P.183)
がんが本物かどうかは、これまで見たように最初で決まってしまうのだから、本物ならとっくに転移しているし、もどきなら無害だからどっち道治療は無意味だと述べている。がんと診断されても切らずに治るものが多く、がんの9割に抗がん剤は効かないという。(P.180)
がんは苦しい、痛いというイメージが強いのは、手術や抗がん剤などで苦しむからで、早期発見・早期治療でかえって要らない苦しみを経験する人が増えたということである。
腹や胸などを切開すれば傷ができ、痛むのは当然である。また、抗がん剤の毒によって、だるい、苦しい、手足や味覚の麻痺、口内炎、脱毛など苦痛を味わうのである。
私は、「『がんもどき』で早死にする人、『本物のがん』で長生きする人」を読んで近藤先生の言われることを納得できたので、紹介したいと思ったのである。この本を読むとがんについて恐れることはないし、安心できると思う。
そして「タラの木」も是非試してもらいたいと思うのだ。少なくとも害はないし、ダメ元だからだ。もし、効果が認められればそんないいことはないのだ。
※タラの木おばさんのブログ
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1昨年PSA生検を受けたときは、がんだと手術をするつもりでした。今は考えが変りました。
アドレスを有難うございます。今度は大丈夫です。
投稿: らら | 2014年7月11日 (金) 08時51分
近藤誠氏の主張は大変わかりやすく説得力がある。時には現在の医療業界の在り様を歯に衣着せず批判するので、同業者からは煙たがられる存在である。彼は業界の利益に反する数々の言動故に昇格の道を断たれ、専任講師のままで定年を迎えた。それでも慶応大学が彼を除籍しなかったことに感謝しているという。それはさておきガン健診の普及により?2人に1人がガンの宣告を受ける時代となった。高い確率である。その時自分はどうするか考えておく必要がある。なぜなら最近担当医も治療方法を患者に選択させるケースが多いからである。
前回サイトの貼り付けに失敗したので、再度彼の主張の要点のサイトを貼り付けます。
http://www.sinkan.jp/special/ganmodoki/point.html
投稿: Toshi | 2014年7月11日 (金) 08時03分