分団登校に驚く中国人
IPHONEでYahooニュースを見ていたら、分団登校を見て驚く中国人のネット投稿が出ていた。
その人は日本へ旅行に来て、たまたま早朝に出発だったので、小学校児童が6年生の指導の下で登校するのを見かけたという。
何でも、中国では親が子どもを学校まで送るのだそうで、金持ちは高級車で、そうでない人は普通の車で、貧乏な人はバイクや自転車などで送るのが当たり前だという。中国の親や祖父母は優しいと言っている。
子どもが登校するとき何があるかわからないのによくも平気で子どもだけで行かせることができるものだ。日本人の親は心が鬼か、こんな残酷な親が日本以外にどこにいるだろうかとまで書いている。
中国では、子どもの誘拐が多いようだから、登校にも親が付いて行かなければ心配なのであろう。
この記事を読んで、本当にそうなのかを知りたくて、日本語教室で教えている中国人に尋ねたら、その通りだと答えた。その人の姉も子どもを学校まで車で送って行くと言っていた。
日本では、最近でも分団登校の時に車が突っ込んで死亡したり、怪我をしたりする事件が起きている。また子どもが誘拐されるという事件もあるにはある。だから中国人のやり方も一理あるのは確かである。
でも、日本では伝統的に分団登校が行われ、それが当たり前となっている。そして誰もそのことに疑念を挟まない。
アメリカはスクールバスがあって送迎をしているようだが、おそらく銃社会で大変危険だからであろう。
昔と違って異年齢集団で遊ぶことをしなくなった日本で、唯一異年齢集団を形成する分団登校はよいことだと思う。安全面については地域全体の考えるべき問題であると思う。
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コメント
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私が聞いた中国人は、安全を心配していました。分団登校ができる安全を大事にしたいものです。
投稿: らら | 2014年6月10日 (火) 14時46分
私も先年、スペインを旅行した際、朝のツアーバスから親が子供を学校に送り届ける様子を見たのを思い出す。日本のような集団分団登校は世界では例外的なことかもしれない。もし日本で分団登校を止めて親が子供を学校まで送り届けることを義務付けたらそれこそ親は大変な負担になるし、働きにでるシングルマザーは事実上不可能であろう。中国では万難を排して子供を学校に送り届けているのであろうか。あるいはそこまでしなければ子供の安全を担保
できないのだろうか。
投稿: Toshi | 2014年6月10日 (火) 09時09分