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2014年6月14日 (土)

公明党の限定的集団的自衛権容認はまさに”アリの一穴”

 マスコミによると、ついに公明党が集団的自衛権を使える範囲を「日本周辺の有事」に限定して認める方向で動きだした。朝鮮半島有事など極めて狭い範囲に限るとしている。


 しかし、これこそは「蟻の一穴」になるのではないか。ことわざにある蟻の一穴は、どんな大きくて堅固な堤防でも蟻が掘って開けた穴から崩れることがあるという戒めである。

 英語では「A little leak will sink a greate ship.」というのがあるが、似たような戒めである。

 公明党は自民党が提示した15事例を、さらに「生命や権利が根底から覆される」場合にのみ狭めて、1つにして集団的自衛権を認めようという苦肉の案である。それもこれもどんなことがあっても自民党との連立政権から離れたくないという党利党略からである。

 平和の党という公明党の看板を投げ捨ててでもという必死さが丸見えである。そこには国民の命への慮りはどこにもない。

 どんなに限定しても集団的自衛権行使の穴を開けてしまえば、後は屁理屈でどんどんと穴を大きくできるのだ。

 自民党や安倍首相の集団的自衛権限定でさえ、国民を欺くものであるのに、公明党のそれはそれに輪を掛けてひどい。でも、いずれにせよドアを開けるのは同じだから五十歩百歩ではある。

 かつて日中戦争が拡大し、ついには太平洋戦争となり、アジアや日本などに数百万の人的被害を出した戦争も、始めはアリの一穴からであったことを忘れてはならない。

 戦後70年近く、営々と守り続けてきた平和の堤が、今まさに蟻の穴を開けられようとしているのだ。我々高齢者は戦争に行くことはないが、若い人たちはいつ戦争に狩り出されるか分からない状況になるのだ。

 集団的自衛権の行きつくところは、徴兵制だという指摘もある。若い人にこそ関心を持ってもらいたいし、公明党の支持母体である創価学会には、他国の戦争にも加担する道をひらく集団的自衛権行使反対の良識を発揮してもらいたい。
 

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戦争と平和」カテゴリの記事

コメント

 憲法の解釈変更による集団的自衛権行使容認は、立憲主義の根幹を覆す暴挙だということです。

>中国の装備は見せ掛けだけだというのです。

はっきり言って、産経の中国軍を侮るこの手の軍事記事には全く信憑性はありません
2~30年前ならまだ見せかけと言えましたが、現在そのような認識の軍事専門家はほとんどいません

>70年の平和主義の実績を大事にしたいものです。

はい。そう思います
ただ、その平和・・・あるいは治安と言い換えた方が適当かと思いますが、日本が経済発展をするための治安を維持してきたのは、日米同盟やその他の国の軍事的力による治安維持のお陰という事実もまた忘れてはならないと思います
中東からのシーレーンの治安は主に米軍が守っており、石油タンカーを狙う海賊の取り締まりも、海自を始め各国の軍が行っています

 先ほどのYahooニュースは、公明党がついに自民党の提案した3要件を受け入れると報じました。最初から分かっていた出来レースです。

先日のYahooニュースで、フジテレビがもし日本の海上自衛隊と中国の海軍が戦ったら、2時間で殲滅できると言ったとか。中国の装備は見せ掛けだけだというのです。本当のことは分かりませんが。
それはともかく、70年の平和主義の実績を大事にしたいものです。

>集団的自衛権の行きつくところは、徴兵制だという指摘もある。

世界中の国々は集団的自衛権を認めています(認めていないのは日本だけ)
集団的自衛権は国連憲章にも明記されていますが、世界中の国々(主に先進国)では徴兵制は次々と廃止されています
兵器のハイテク化・ネットワーク化で「質を数で補う」ことが湾岸戦争以降、年々不可能になりつつあります

韓国のように敵国と陸続きじゃない島国で、人口減少しているとはいえ1億2千万という人口を持つ日本が徴兵制を採用することはまずありません
海に囲まれた日本での戦争なら、まず空と海で敵戦力と戦うことになりますが、戦闘機や水上艦艇・潜水艦が増えなければいくら徴兵で兵士を増やしても、戦力の増強には全くならないどころか人件費が増大します

外交評論家の岡崎正彦氏はそもそも集団的自衛権に限定をつけること自体、ナンセンスとはっきり本音を語っていた。最後は総理の判断でもしそれが間違った判断であっても総理を選んだ国民が悪い。(総理は直接国民が選んでないが)とまで言っていた。昨晩の報道ステーションで高村副総は「集団的自衛権で若き自衛官の血が流れる危険性は?」と突っ込まれ、色をなして「あります」と明言。「血が流れることと経済を守ることとの比較衡量」、国民が選んだ政治家がそれを決めるだと。法律家らしく比較衡量という法律用語を使っていが損得バランスを考えて選択することなのだろう。浜矩子氏は番組の中で憲法よりも時の政治家の判断が優先される本末転倒の考えと言い切っていた。公明党もここまで本質が明らかにされているのに、尚且つ形だけを取り繕うことに血道をあげている。挙句の果ては集団的自衛権の運用に公明党は厳しい歯止めをかけたと胸を張るのであろう。あきれたものである。


>アジアや日本などに数百万の人的被害を出した戦争も、始めはアリの一穴からであったことを忘れてはならない。

その心配は杞憂に過ぎません
憲法解釈以前に、もはや中国は戦前のような軍事的に弱い国家ではありません
軍事費は年12兆円を超え、日本の3倍に達しようとしています
戦前なら日本軍は大陸で軍事行動を起こせましたが、現在多少防衛費を増やそうが戦力的に到底不可能です

「憲法解釈変更で戦前に戻る~」という人達は、ある意味日本を過大評価しています
軍事的に見れば、日本は中国に比べて年々弱体化しているのが現実です
中国の空母建造に見られるように、潤沢な軍事費により中国は日本本土を侵略できる戦力を整えつつありますが、日本に中国大陸を侵略できる戦力などほとんどありませんし、軍事費の伸び率を見ても将来的にも自衛隊が大陸に侵攻できることもありません

「日本は中国に比べて相対的に弱体化している」
その事実を正しく認識すれば、集団的自衛権で少しでも他国(主に米国)との繋がりを強めて少しでも抑止力を高めようとすることは自然なことでしょう

もやは侵略できるほどの軍事行動を起こせるのは日本ではなく中国です

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