なかがわ第九合唱団コンサートに行った
5月17日に、名古屋市青少年文化センターアートピアホールで「なかがわ 歌はともだち 第九コンサート」があった。なかがわ第九合唱団は、中川区制70周年記念に区が事業の一つとして作ったものである。
ちょうど私たちが昭和男爵コーラスを作ったばかりで、その指揮者が教えてくれたので、第九を覚えるよい機会だと思い参加したのであった。全くの初心者もいたので1から丁寧に教えてもらえたから、その後第九を続けるきっかけになった。
なかがわ第九合唱団には、現在は参加していないが、知人がいるし、外から聴くのもいいと思って聴きに行ったのである。
有料だがアートピアホールはほぼ満席になった。プログラムは4部に分かれていた。
第一部は、中学生のレッツシングコーラスという大合唱団であった。なごやまつり、わが名古屋、前田利家音頭など中川区や名古屋にちなんだ歌を9曲歌った。指揮者は中川区出身の角田鋼亮さんで、よくハモっていた。
第2部は、電子オルガン演奏で、中川区出身の安井正規さんが演奏した。曲目は信長が翔る、組曲惑星よりジュピター、ヒットメロディWith初音ミクなどであった。電子オルガンはさまざまな音色を出し、音量もよく出るので一人で合奏している感じでいい楽器だと思った。
第3部は、田川えりさんのソプラノ独唱で、椰子の実、フィレンツエの花売り娘、オペラミニョンより 私はティターニアの3曲であった。高い音域も見事に歌って、久しぶりに朗々たるソプラノを聴いてよかった。
第4部がメインの第九コンサートであった。第九の第4楽章合唱の部分を電子オルガン2台と大太鼓とティンパニーのパーカッションで演奏したのだ。これは大変珍しい企画であった。電子オルガンの一つを弦楽器のパート、もう一台を管楽器のパートに割り振ったのだという。
発表までもって行くのはなかなか大変だったようだが、素人が聴くと十分にオーケスラとなっていた。楽器の音はプログラミングして置くのだと思うのだが、面白い試みであった。
第九合唱団は、男声の人数が少ないのが残念であったが、精いっぱい歌っていた。出だしの「フロイデ」は物足りなかったが、歌い進むに連れてだんだん調子があがって行った。指揮は角田鋼亮さんで、ソリストはソプラノ 岩川亮子さん、あると 松川亜矢さん、バス 堀内紀長さん、テノール 蜂須賀一晃さんであった。
今回のコンサートは、バラエティに富んでいて、新しい試みもあり、楽しい2時間であった。アートピアホールは思った以上に音が前に飛んでよいホールだと感じた。
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中川第九について書いたblogを見て頂いたそうで嬉しいです。田川さんのblogも拝見しました。これから時どき覗きに行きます。コンサート情報も楽しみにしています。
投稿: らら | 2014年9月 8日 (月) 09時13分
はじめまして、たまたまこちらのブログまでたどり着きました。
随分と前になってしまいましたが、この日に3部で歌わせていただきました、ソプラノの田川えりです。ブログにこのように書いていただき、大変光栄です!
私も角田先生同様に中川区出身者であります。
名古屋や中川区がさらに芸術分野が発展できますよう、私も日々努力を続けていきます!
私もブログ配信しておりますので、よろしくお願いしますm(_ _)m
田川えり
http://s.ameblo.jp/amorecanto/
投稿: 田川えり | 2014年9月 7日 (日) 23時01分
角田鋼亮指揮者が日本の代表的若手指揮者とは知りませんでした。中川区出身ということで指揮をしたのでしょう。ちなみに合唱指導は谷鈴代さんです。
投稿: らら | 2014年5月18日 (日) 18時24分
角田鋼亮さんといえば今や日本を代表する新進気鋭の若手指揮者です。彼が名古屋の中川区出身ということは初めて知りました。因みに東海高校を卒業し東京芸大指揮科に入学したそうです。それはともかく、なかがわ第九合唱団なるものが存続し、このようなコンサートを催すことは素晴らしいことです。
最近、私もプロ、アマを問わずコンサートに出かける機会がありますが、その数の多さに驚きます。また県芸出身者の活躍ぶりも目立ちます。文化の街、名古屋と言えるほどに?向上しつつあります。
投稿: Toshi | 2014年5月18日 (日) 09時12分