京都へのバス旅行―③―下賀茂神社
川床料理を楽しく食べた後、次の目的地の下賀茂神社へ行った。下賀茂神社も私は初めてであった。ここからは現地のボランティアガイドがついた。ガイドの案内を希望するグループとN先生が引率するグループに分かれた。
下賀茂神社の駐車場にバスを乗り入れて降りると、背が高い樹が茂った森があった。若葉の季節でちょうど雨が上がり日が差し始めたので若緑に輝いていた。ガイドは「これが糺すの森です」と言い、昔はとても面積が広かったことやこの神社が世界遺産であることなどを説明してくれた。現在の面積は後楽園球場3個分だという。
森の中には細い小川が流れていた。昔はもう一本流れている小川のところまで川幅があり、川の両岸には店が並んでいたのだという。人々は船に乗って訪れ賑わっていたそうだ。それがいつの間にか川が無くなり小川を残すのみになったのだ。多分土砂が運ばれてきてそうなったのであろうという。
境内は白い石を砕いた玉砂利で敷き詰められていてそれを踏みしめて歩いて行った。途中に白い石を積んだところがあり、白石運び神事をすると書いてあったので、神事にかこつけて白石を寄進してもらうのだろうと思った。
赤い鳥居をくぐり、進んでいくと、しめ縄を掛けた「さざれ石」というのが置いてあった。君が代に出てくるさざれ石だという説明がしてあった。小さな石が集まって岩になっていた。
さらに進むと朱色の楼門があった。ガイドは楼門には階段がないので上ることはできないと話した。そこをくぐると社が建っていた。きわだ葺きのこげ茶色の建物で本殿の前には、干支の小さな社が並んでいた。ガイドは自分の干支の所にお参りするといいと勧めた。本殿で柏手を打ってお参りをした。
境内の御手洗川にかかる輪橋(そりはし)の傍に、梅の木がある。尾形光琳が描いた紅梅白梅図屏風にある梅だという。
御手洗川は御手洗社から流れ出る清水で、御手洗社は井戸の上にあるので井上社とも言われるそうだ。井上という苗字はここから出たのかも知れないと思った。
楼門の傍に「相生神社」があり、縁結びの神様だという。その傍に珍しい樹があった。「連理の賢木(さかき)」いうそうだ。縁結びの木だという。理由は、2本の樹が途中で枝でつながっているのだ。この樹が枯れると糺すの森の中でまた連理の賢木が見つかるので現在は4代目だそうだ。
●下賀茂神社
正式名称を「賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)」という下鴨神社は、京都を流れる鴨川と高野川に挟まれた三角地帯に位置します。
御祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は古代の京都山城を開かれた神さまです。玉依媛命(たまよりひめのみこと)は賀茂建角身命のお子さまです。
下鴨神社の歴史は古く平安京が造営される遙か以前から神聖な場所だったのです
御祭神の賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)は古代の京都山城を開かれた神さまです。玉依媛命(たまよりひめのみこと)は賀茂建角身命のお子さまです。
下鴨神社の歴史は古く平安京が造営される遙か以前から神聖な場所だったのです
鳥 居
楼 門
本殿の前
連理の賢木
さざれ石
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