予想どおり面白い「花子とアン」
NHK朝の連続テレビドラマ「花子とアン」が「あまちゃん」やその後の「ごちそうさん」の視聴率を抜いて堅調である。
このドラマが始まってすぐに期待がもてそうと書いたが、1か月たって予想通りの面白さである。
吉高百合子の花子もよい。役柄にはまっていると思う。他に役にはまっていると思うのは、ブラックバーン校長、浅田美代子の茂木先生、安東一家などである。
物語は修和女学校を舞台に花子たちの活動が展開し、サイドストーリーとして父親が社会主義運動に加わったことや安東家などの小作農家の苦しい生活、地主様の威張った生活などが描かれ、明治時代を少し垣間見ることができる。これから大正、そして昭和の戦争時代へとどう展開していくのか楽しみである。
あるコメントを読んだら、小さいエピソードを次々につないで行くドラマ構成がよいと書いてあった。どのエピソードもハラハラさせながら終結し、次のエピソードに移って行く。視聴者としてはドキドキ、ハラハラ感がよいのかもしれない。
それとこのドラマはフィクションと断ってはいるが、村岡花子さんという実際に存在した人物を扱っていることで余計に興味がそそられるのだと思う。今BSで再放送している「カーネーション」と同じである。
希望としては、花子の成長と共に殖産興業からヨーロッパに追いつき、日露戦争などを経て帝国主義国家になっていくことや当時の小作、労働者の生活にも目を向けて行って欲しいものである。
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