素敵なハーモニカ・コンサート
ボランティア仲間のIさんがハーモニカをやっているのでコンサートを紹介してもらった。日本ハーモニカ芸術協会中部支部連合会主催で「第24回日芸協中部ハーモニカコンサート」である。
2月23日、日曜日に、金山の日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで開かれた。ビレッジホールは1250人収容の中ホールであるが、主催者の話ではチケットは完売であったそうだ。
満席の会場の聴衆は、殆どがハーモニカを趣味としてやっている人たちだと思われるが、圧倒的に高齢者が多かった。また出演者もゲストの3名を除いて高齢者であった。
午後一時開演のコンサートは、3部に分かれていて、1部、2部は日芸協会員の演奏で、それぞれ独奏、2部合奏、4部合奏、5人の合奏などがあった。
出演者の皆さんはそれぞれ熱演をし、演奏スタイルもいろいろあり、使用したハーモニカも複音やクロマチックなどいろいろあった。
一部で印象的な演奏は、ジャズ風の演奏の黒田節とアンサンブルセントレアの4重奏ドナウの漣であった。2部ではかすみ草という女性2重奏のラ・クンパルシータや7本のハーモニカを替えながら演奏した独奏のトルコ行進曲が良かった。一番良かったのはアンサンブル・バライーソの5重奏で、アイネ・クライネ・ナハトムジークと天国と地獄であった。
演奏された曲は、ポピュラーソングからクラッシックまで幅広く、演奏者の想いが込められていた。
会員の演奏は3時45分まで正味2時間半であった。そのあとゲストが出演する第3部が4時50分まであった。このゲストの演奏は圧巻であった。
ゲストは世界大会などで1位を受賞した経歴の水野隆元氏、昨年のジャパンクロマチックハーモニカクラッシックソロ部門1位の中園康介さん、ワールドハーモニカ2011でダイアトニック・トレモロ複音で優勝の寺沢ひろみさんの3名であった。ピアノ伴奏は黒田彩さん。メインゲストの水野氏の進行で進んだ。
城ケ島の雨による幻想曲 水野、 白鳥 水野、黒田
ソルベーグの歌 水野、 メディテーション 水野、黒田
その後ピアソロプロジェクトとして、ピアソロの曲ばかりが演奏された。
天使のミロンガ 水野、寺沢、黒田
忘却 水野、黒田
ル・グランタンゴ 水野、中園、黒田
3×4の中で 水野、中園、寺沢、黒田
アンコールは リベルタンゴ 水野、中園、寺沢、黒田
ハーモニカといえば、子どもの頃複音ハーモニカを鳴らしたことがあるが、ついにうまくはならなかった。ハーモニカのコンサートは、今回で3回目でIさんのお蔭でこうしたコンサートを聴く機会を得ている。
たかがハーモニカ、されどハーモニカ。演奏者の技術によって他の楽器とそん色のない芸術性を持った演奏ができることをまざまざと知った。自分での演奏はできないが、これからもコンサートを聴きたいと思った。
●アンサンブル・セントレア
●アンサンブル・バライーソ
●水野隆元さん
●ゲスト全員の演奏
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