2023年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

« 池澤夏樹さんの指摘―特定秘密保護法の行く先 | トップページ | 中国から一流の芸人が出演―第8回名古屋中国春節祭を楽しむ »

2014年1月13日 (月)

スマホに夢中で銃撃事件を阻止できなかった銃社会アメリカ

 デジタル機器の進歩は大変なもので相変わらず日進月歩である。その一つのスマホに私も虜にされて3か月になる。

 以前にも書いたが、スマホを買う前は、地下鉄に乗る度に若い人たちがスマホを見入っている姿に呆れていた。ところが買ってみると自分もその仲間に入ってしまった。

 私が若い頃は、電車の中といえば若い人たちは分厚いコミック雑誌を読んでいる人が多く見られた。コミック雑誌を読まない私は呆れて見ていたものであった。

 外国人が日本に来始めた頃でもコミック雑誌の人気がすごく、外国人は日本人が電車の中でコミック雑誌を読んでいる姿を不思議そうに見ていたと言われる。

 今はコミック雑誌を見ている人は殆ど見かけなくなり、とってかわったのがスマホである。

 12日の朝日新聞「日曜に想う」欄で、編集委員の山中さんが「寝ても覚めても見ているあなたへ」と題して、グーグルグラスやスマホについて書いていた。その中で驚いたのは、昨年秋、サンフランシスコの市内を走る路面電車で起きた事件である。山中さんも驚いて紹介をしたのだ。

 容疑者が車内でこれ見よがしに銃を構えていたのに、乗客は誰ひとり気が付かず阻止できなかったというのである。それは乗客がスマホや携帯に見入っていたからだというのだ。

 車内のカメラの映像を巻き戻して見ていると、犯人が銃を取り出して手で転がしているのに乗客は気が付かず、全員がスマホやタブレットに見入っていたのだそうだ。

 犯人は縁もゆかりもない20歳の男子大学生を、ただ銃で殺したいという衝動だけで撃ち殺したというのだ。

 それについて人の視覚や聴覚を独占してしまうスマホの怖さを地区検察長官は指摘している。

 銃を持って路面電車に乗ることができるアメリカの銃社会に驚愕するが、乗客の誰もがスマホやタブレットに夢中であるというのも驚きである。

 電車の中でもスマホの虜になるのは日本だけでなくアメリカの方がもっとひどいようだ。

 今年はグーグルグラスが発売されるというが、こちらの場合は視覚を奪うことはないので少しはまわりの様子に注意をすることができるであろうか。

 実際に試用したモーニングサテライトのキャスターは、両手があくので何かをやりやすいと言っていたが。ただグラスをつけて運転をしたり、歩いたりすると非常に危険だという。

 日本では銃撃は起こらないだろうが、車内でスマホを見るときはときどきは周囲にも気をつけたいものである。

« 池澤夏樹さんの指摘―特定秘密保護法の行く先 | トップページ | 中国から一流の芸人が出演―第8回名古屋中国春節祭を楽しむ »

スマホ、ウエアラブルPC」カテゴリの記事

コメント

 中国は固定電話のインフラをやる必要がなかっかので携帯電話の恩恵を一番受けた国です。中国はスマホで追い上げています。

私は毎年マレーシアの首都クアラルンプールに避寒を兼ねて出かけています。かの地でもデジタル機器の普及のテンポは日本以上で、毎年の変化にいつも驚いています。ご多分に漏れず、ここでも日本は劣勢でサムソンそれにノキアが幅をきかせています。街にでればwifi利用可能な場所は日本より遥かに多くあります。昨夜のテレビで元々、固定電話等の旧来型の通信機器の普及が遅れていた途上国では逆にデジタルの通信機器が一挙に普及すると言う話しをしてましたが、何となく合点が行きました。
私も時代の変化に何とか追随していきたいと思っています。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: スマホに夢中で銃撃事件を阻止できなかった銃社会アメリカ:

« 池澤夏樹さんの指摘―特定秘密保護法の行く先 | トップページ | 中国から一流の芸人が出演―第8回名古屋中国春節祭を楽しむ »