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2013年12月12日 (木)

ネルソン・マンデラ氏の死去と安倍首相

 ネルソン・マンデラ元南アフリカ大統領が95歳で亡くなった。ちょうどその頃日本では特定秘密保護法案が強行採決されようとしていた。

 私は、マンデラ氏の死と特定秘密保護法の強行採決が、安倍首相とマンデラ元大統領の資質の違いを象徴的に示していると思った。

 マンデラ氏は、アパルトヘイト政策に反対を貫いて43歳から70歳まで27年間の獄中生活を送った。その間彼は過酷な環境の中で勉強を続け、「虹の国」を思い描いた。

 虹は7色の違う色が集まって美しい虹を作る。そのように異なる種族や人種が一緒になって差別のない美しい国を作ることを夢見たのであった。そのために大統領になった時、「融和」を大切にして白人へのリベンジを避けた。

 マンデラ氏の身体の針治療を担当した女性は、マンデラ氏が政敵との対話を重んじて、たとえ暗殺の危険があっても話し合いに出かけたと話していた。

 対話を重視し、融和をはかるというこの素晴らしい精神は南アフリカの内戦を防ぎその後の発展の礎を築いた。

 一方安倍首相はというと、9日にしおらしく、「私の説明不足でした。もっと丁寧に説明をすべきでした」と述べたが、そういう心にもないことを平気で言えることに驚いた。

 もし、本当にそう思うなら、それは会期を延長するという手段によって幾らでも丁寧な説明の機会が作れたはずだ。それを僅かな審議時間で衆参と2回も強行採決を繰り返した。そこには対話の姿勢はみじんも感じられない。ただ数を頼んで通してしまえばよいという姿勢だけであった。

 マンデラ氏はその対極の姿勢であった。だから今もなお世界中の人々の尊敬を集めているのだ。安倍首相も含めて国の指導者たるものは対話を大切にして、少数の意見にも耳を傾けるべきである。

朝日新聞WEBRONZAで、五野井郁夫高千穂大准教授は次のように述べている。「民主主義とは、自分とは意見や立場の違う者の存在を力でねじ伏せて黙らせるのではなく、異なる意見をいかにして取り入れ、説得していくのかを人類が歴史の中で獲得してきた枢要な知の技法だ」

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コメント

 安倍首相が日本の将来に禍根を残すということはますますはっきりしてきましたね。

 ネルソン・マンデラは世界の首脳に参列してもらって、さすがです。中国の劉氏にも頑張ってもらいたいです。

 マンデラ氏と安倍首相とでは、月とスッポンほどの違いがある。
 特定秘密保護法案を民意を無視し強引に採決した後「もっと丁寧に説明をすべきでした。」と語っていたが、よくもまあこのような白々しいことが平気で言えたものだと思う。
 安倍首相はかつて教育基本法の改悪など数々の法案を強行採決で通してきたミスター強行採決と言ってもいいような政治家である。
 安倍首相がマンデラ氏のような対話と説得の政治ができないのは安倍首相の資質の低さからくるものであろう。

ネルソン・マンデラ氏の追悼式には各国要人が競い合うように出席し、歴史的な規模になったと報道された。中でもアメリカはこの場を借りての政治的アピールがあるにせよ、オバマ夫妻、ブッシュ元大統領カーター元大統領と錚々たる顔ぶれである。日本政府も誰を派遣するか確たる信念もないので、右往左往したと思うが、皇太子と福田元首相ではいかにも代役で済ませた感は否めない。中国版のツイッターには「われわれは人権、自由、平等を尊重し、それらのために闘った人物を追悼している。しかし、全く同じようなことを行った中国のマンデラは収監されている。本当に皮肉だ」と書き込まれた。中国のマンデラとはノーベル平和賞作家の劉暁波氏のことである。

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