東京都都知事選のこと
先日のサンデーモーニングで、コメンテーターのひとり、河野元衆議院議長が東京都都知事選について「知事選挙をするまでにせめて半年ぐらいの期間を欲しい。その間にいろいろな問題を出して有権者が候補者について考えるられるようにすべきだ」という趣旨のことを述べていた。
それについて岸井コメンテーターも「50日で選挙は短すぎる。しかも、後出しジャンケンが有利などと言って立候補を遅くし、有権者が考える暇がない。また人気のある人をという選び方もよくない」という意味のことを話していた。
猪瀬都知事が突然辞めることになって、各政党は辞めるのが早すぎて準備ができないなどとぼやいている。
2月7日に予定される投票日まで50日ほどだが、各党が選ぼうとしている候補者は、7人ほど名前が上がっているがまだ誰が立候補するのかは定かではない。
前回は石原元都知事の推薦で猪瀬氏が434万票もの大量得票で当選したが、たった1年で馬脚を現してしまった。猪瀬氏に関しては、つとに彼の人間性について批判的に見ている人もいたのだが、石原人気に乗っかって後継者ということで当選してしまった。
その前に副知事をやっていたのだから、「政治家としてはアマチュアであった」という彼の言い分は通らないし、アマチュアなら知事選に出るべきではなかったのだ。
彼はまた「傲慢であった部分もある」と言っていたが、彼を知る人たちは、猪瀬氏が若い時から傲慢であったと言っている。
1000万の東京都有権者は、今度こそ候補者をよく調べて、しっかりと判断して、決して人気や知名度に頼ることなく、選んで欲しいと思う。
私には選挙権がないのが残念であるが、東京都知事といえば河野氏が指摘していたようにちょっとした国に匹敵するのだ。いわば大統領みたいなものである。いい加減な思いで選んで欲しくないし、各党も立候補する人も責任をもって信頼に耐えうる人であってほいし。
河野元衆議院議長が、「猪瀬知事を推薦し、支持した政党の責任も問われなければならない」と言っていたが、そのとおりである。
世界に大恥をさらした猪瀬都知事とそれを推薦した政党、選んだ選挙民は、このような醜態を2度と繰り返してはならない。
アーサー・ビナード氏が、「オリンピックを返上するべきだ」と言っていたが、そういう見方も世界にはあると思われる。
とうきょう
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コメント
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こんにちは 2度目のメールです。
身内から造反者がでたようです。
http://article9.jp/wordpress/?p=1742
http://article9.jp/wordpress/?p=1744
出馬前からケチがつきましたね。
投稿: ななし | 2013年12月25日 (水) 11時13分
スマホで新聞を読んだら、スポーツ紙が都知事選の候補はしっかりとした人にでて欲しいと書いてありました。猪瀬でうんざりというのが本音でしょう。
投稿: らら | 2013年12月24日 (火) 17時40分
私も先日のサンデーモーニングを見ましたが、まさに正鵠を得た発言が多くありました。が、残念ながら今回も知名度、人気投票で決まりそうな気がします。候補者の選定に当たっては出たい人より、出したい人というの理想です。ただ、都知事選挙に打って出るなどまともな神経の人なら、断るのが普通だと思います。都知事に限らず、今の選挙は本当にいい人材が出なくなったように思えます。減税日本が典型的な例です。下手をすると最近国会議員を辞めた○○氏に決まってしまいそうな気もします。今の
選挙システムはまったく面白くないけれど、それ以外によい方法がないので、何とかまともな人が候補になって欲しいと思います。
投稿: Toshi | 2013年12月24日 (火) 08時49分