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2013年12月 6日 (金)

スチュアート・ブランド氏のスーパープレゼンテーションから

 12日のNHKeテレのスーパープレゼンテーションは、アメリカの作家であり、編集者のスチュアート・ブランド氏であった。

 題名は次の通りで、

  • The dawn of de-extinction. Are you ready?
  • 「絶滅種の再生を望みますか?」

 アメリカにかつて50億羽もいて、乱獲によってあっという間に絶滅をした。リョコウバトを現在あるDNAの技術を使って蘇らせようというプロジェクトをやっているのだという。

 

 乱獲されたのは、この鳥の数が余りにも多くて群れを作って空を覆って飛ぶときに簡単に捕獲できたので、食用として獲られ短時日のうちに消滅したのだそうだ。

 この鳥のDNAを調べ、それをもとによく似た種の鳥のDNAを書き換え、それを鶏に移し、そこで出来た鶏が産んだ卵からリョコウバトが生まれるというのである。

 

 今のDNA技術はそんなことが出来るところまで進んでいるのかと驚いた。まるで映画ジェラシックパークの世界である。映画の時はフィクションであったが、今や現実のものとなってきているのである。ここまで進歩したのはここ数年前からだという。

 

 彼は自信たっぷりにこのプロジェクトは可能であると述べた。そして、絶滅したある種の牛など他の動物も技術を使って蘇らせて元あった場所に返したらどうかと提案している。

 

 日本で絶滅に瀕しているトキも佐渡島で一生懸命増やそうとしているが、再生ができるのならそうするとよいであろう。

 

 生態系を乱すのではないかという指摘に対し、ブランド氏は、もともと生態系を破壊して来たのが人間であり、それを元の状態に戻そうというのだから、破壊にはならないと答えていた。

 自然を破壊し、生態系をかく乱してきたのは人間である。今もなお絶滅の危機に瀕している数多くの種がある。それらの個体や細胞を保存して将来再生してあるべき場所にかえすというのは面白い考えだが、そうした再生された生物は絶滅した生物と全く同じものがつくれるのであろうか。

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