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2013年12月 2日 (月)

自民党石破幹事長の聞き捨てにできない発言

 新聞やテレビによると、自民党の石破幹事長はblogで、特定秘密保護法案に反対する市民のデモについて、「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらないように思われます」と批判したという。

 デモやデモ行進のときにマイクとスピーカーを使ってシュプレヒコールをするのは、戦後民主主義国家となって、憲法で集会・結社の自由や表現の自由が保障されたことにより、市民の重要な活動の一つとして行われてきた。

 しかも、デモは警察に届け出をして道路使用の許可をもらい、多数の警官に取り囲まれて行われているのである。

 デモは日本だけでなく、欧米その他の国々でもごく普通に行われているアッピール行為である。日本では安保闘争やヴェトナム戦争の頃をピークとして次第におとなしくなっていったが、アラブの春でも、タイでも、大きな運動となっている。

 デモや集会は、武器によらない平和的な運動として欠かせない表現活動の一つである。

 それを石破幹事長は、「議員会館の外では『特定秘密保護法絶対阻止!』を叫ぶ大音量が鳴り響いています。人びとの静謐を妨げるような行為は決して世論の共感を呼ぶことはないでしょう」と書いている。

 石破幹事長は、最近問題になっているヘイトスピーチと同列視して、民主的な市民の活動を抑え込みたいのである。

 自民党がお得意としてきた、国会議事堂の中での怒号や混乱は、特定の場所だから市民に迷惑を掛けないのでよしとするのであろうか。あれこそ恥ずべき行為である。

 国民生活に関わる非常に重要な法案を、選挙の公約には入れずに、突如として国会に提出し、たった2週間で衆議院を通過させ、今また参議院でも会期末までの数日間で成立させようとしている。

 この暴挙、これほどまでに急いで法案を成立させようとする行為、それを糾弾するのに市民がデモをし、叫ぶのは当然である。

 サンデーモーニングで、毎日新聞の岸井成格氏が「市民は関係ないと思っていたら大間違いで、特定秘密保護法案が成立すれば大変なことになる」と言っていたが、その通りである。

 デモで叫ぶことすらテロとよび、恐怖感を与えて抑え込もうとする自民党。安倍、石破、公明党山口のやろうとしていることは恐怖政治である。後数日で日本はがらりと変わると思うと生きている希望がない。

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コメント

 結局、秘密を作るのは官僚ですから、政治家でコントロールはできませんし、ましてや首相がチェックすることなど不可能で、何ともずさんな法案です。

土曜日の報道特集番組で「原発ホワイトアウト」の
著者若杉氏(仮名)が姿を隠してインタビューを受けていた。彼の話によると「国民の大多数はバカだからこんな連中に大切な情報を漏らすと大変なことになる」と考えている高級官僚が1割はいて、8割はどっちつかず、役人は国民の税金で雇われているのだから、国民目線で仕事をすべきと考えているのが残りの1割と答えていた。やはりこの法律は国家の中枢を担う高級官僚が思い通りに仕事をするための強力な武器になると思われる。国会議員すらもこの法律によってその活動が著しく制限されることすらあるのだ。脱官僚というスローガンははるか彼方へ行ってしまい、実質官僚に牛耳られる政治への逆戻りを危惧する人も多いが、、?

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