勝手に入り込んで情報を収集する中国の百度(Baidu)IME
10日ぐらい前から、Gmaiを見ようとする度に「Google Chromが古いので、アップデートをして下さい」というメッセージが出るようになった。うるさいのでアップデートをすることにした。
するとGoogle ChromはPCの下にあるタスクバーの中に入り込んだ。そして私のblogを書く画面の字の表示が小さくなった。その他にも立ち上げるホームページの表示が小さくなってしまった。
もう一つもっともおかしいと感じたのは、IMEが変わってしまったことであった。それまではMicrosoftのIMEを使っていたのだが、いつのまにやら消えてしまい、おかしなIMEに変っていた。
日本語使用を意味する「あ」の文字や英数の「A」の文字がいがんでいるし、隣にハサミの絵があるのだ。昨日調べてみたらIMEが「Baidu]であることが分かった。でも、Googleが勝手に変えたのだろうぐらいにしか思わなかった。
26日の朝のNHKおはよう日本で、「Baidu 日本語IMEがPCの情報を集めているから注意をするようにと言っていた。百度(Baidu)は中国の有名なインターネット検索サービスである。それがBaidu IMEによって暗証番号、パスワード、交信、検索など全ての情報を集めているというのだ。百度の本部もそれを認めたという。
それでびっくりして先ほどBaidu IMEをアンイストールした。そのとき、入り込んだのは12月21日だと判明した。
アンインストールの経過は次のようである。
コントロールパネルで「プログラムのアンインストール」に行き、「Baidu IME」を探し、アンインストールにすると、女性のアニメが現れ、「今まで頑張りましたが、もう少し利用してみませんか」というメッセージが出た。
アンインストールを選ぶと、アニメがうつむいた姿に変わり、「Baiduをアンインストールするとこれまでの学習履歴を他の日本語システムにインポートすることができません。。本当にアンインストールしますか」と一種の脅しをかけてきた。
「はい」を選ぶと「今までお世話になりました。私の良くないところをどうぞご指摘下さい」という。無視すると、アンケートが現れ、どれか選べという。
○平仮名が打てないために全く使えない。
○入力モードはよく知らないうちに半角英数に切り替えてしまう。
○入力に際してフリーズして入力できなくなったり、入力された文字が消えたりする。
これには答えず「アンインストール」を選んだ。すると、「学習情報と環境設定を保存しますか」と聞いてきた。「はい」にすると、裏で情報収集を続けるのだと危険を感じたので、保存せずにアンインストールをした。
大変手間がかかるアンインストールであった。それでも本当にアンインストールできたか心配ではある。再起動するとIMEはMicrosoft IMEに変ったが。
Baiduは携帯やスマホでも「Shimeji」で情報を集めているとNHKでは報じていた。だから微博も危険性があると思われる。
それにしても、いつのまにか勝手にパソコンに入り込み、情報収集というスパイをしているとは、中国は恐ろしいと改めて感じた。
※
中国の検索大手「百度(バイドゥ)」が提供する日本語入力ソフト「Baidu IME」が、パソコンで入力したほぼ全ての文字情報を、利用者に無断で外部送信していたことがわかった。
百度がスマートフォン向けに提供している日本語入力ソフト「Simeji(シメジ)」も、情報送信を行っていた。パソコン固有のIDや、利用しているソフトの名前なども送信されていたという。NHKニュースが報じた。
http://www.huffingtonpost.jp/2013/12/25/baidu-ime_n_4502142.html?utm_hp_ref=japan
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暗証番号、パスワードもとっているとNHKでは報じていました。恐るべきサイバーギャングです。
投稿: らら | 2013年12月27日 (金) 10時34分
パソコンに詳しくない人は何のことやら分かりにくいと思われますが、要は他人のパソコンに無断に入り込み、諸情報をスキミングすることでしょうか。
一般個人への一種のサイバー攻撃とも言えます。そうなるとブログやメールの内容が丸分かりになるので盗聴と同じことですね。クレジットカードの内容や暗証番号が知られたらとんでもないことです。
今やサイバー空間では国際間の仁義なき新たな戦いが展開されているような気がします。知らない間に
とんでもないソフトが入り込んでいたということは
ありうることですので、コントロールパネルを時には開いてチェックする必要があると思いました。
投稿: Toshi | 2013年12月27日 (金) 09時01分