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2013年11月19日 (火)

アットホームなコンサート―第8回吉村由紀子独唱会

 日曜日の17日、午後1時半から、5-R Hall&Galleryという会場で「第8回吉村由紀子独唱会」が開かれた。このホールは地下鉄とJR千種駅のすぐ南にあるのだが全く知らなかった。

 この日はあいにく町内の組長会があって、コンサートに行くことを諦めていたのだが、早く終わったので大急ぎで出かけた。

 会場に着いたら、第一部最後の曲を歌っていて中に入れず、ロビーのモニターで見た。第一部が終わると15分の休憩があった。狭いロビーには飲み物を売るブースがあり、そこでコーヒーなどを飲む人もいた。

 会場に入ると、80席ほどの椅子がグランドピアノを置いた中央のステージの前に半円状に並べられていた。まだ空席があったので、ステージの中央の3列目に座った。

 第2部は、特別出演のバリトン歌手洞谷吉男さんの独唱であった。プログラムによると、吉村さんは40代で洞谷さんの歌を聴き衝撃を受けて入門し、洞谷さんに師事をして声楽を勉強したそうだ。そういう関係で師が特別出演をしたのであろう。

 洞谷さんの独唱は若い頃に聴いたことがあり、朗々としたバリトン独唱をする姿をイメージして出を待っていた。ところが洞谷さんは車椅子に乗って、奥さんと思しき人に押してもらって登場したので驚いた。

 車椅子で歌う人は、シニアコーラスのコンサートでは見たことがあるが、独唱会のようなコンサートでは初めてであった。

 シューベルトの「さすらいの人」と「菩提樹」、永六輔の「遠くへ行きたい」

 海沼実の「みかんの花咲くころ」の4曲を歌った。

 車椅子の上では、いくらプロの歌手でも、朗々と歌う訳にはいかないのか抑えて歌っていた。譜面を見ながらであったのも已むを得ないことだ。ちょっと痛々しい感じがしないでもなかったが、ご高齢で身体が不自由になっても、ステージに上がられるのはよいことだと思った。

 その後、吉村さんがちょっとしたトークを交えながら8曲歌った。

 秋風の中で歌う(中田喜直)、信田の藪(藤井清水)

 雪の降る街(中田喜直)→東北の災害地に思いを馳せながら歌うと言った。この歌は私もコーラスで歌ったことがある。

 冬のもてなし(鵜崎庚一)、みどりのそよ風(早川信)→この歌は明るい弾むような歌で、子どもの頃よく歌い、よく聴いた歌だ。

 花の街(団伊玖磨)→NHKラジオ歌謡だと思うが懐かしい歌だ。

 原爆許すまじ(木下航二)→高校生の頃、歌声運動と共に広まった歌で、私たちも友人たちと盛んに歌ったものだ。ヒロシマ・ナガサキの原爆投下へ思いを致しながら。

 カラタチの花(山田耕作)→次の「この道」と共に、高校の音楽の授業が思い出された。

 最後に洞谷さんが再登場して、「ふるさと」を歌った。そのあと吉村さんと二人で「この道」を歌った。

 吉村由紀子さんの独唱会は、残念ながら第一部の西洋の歌は聴くことができなかった。

 第一部は

 樅の木、御身を愛す、セレナード、カロ・ミオ・ベン、ニーナの死、カチーニのアヴェ・マリア、ラルゴー懐かしい調べよ

 「樅の木」「アヴェ・マリア」は歌ったことがあり、第一部も是非聴きたかった。

 吉村さんの歌は、親しみやすい、いわばホームメロディばかりであった。小じんまりとした会場といい、にこにことした笑顔、多分アルトの柔らかい歌い方といい、アットホームな雰囲気を醸し出していた。下の写真のように、淡い黄色のコスチュームがとてもよく似合っていた。

 彼女は元々国語の教師で、私たちの児童言語研究会にも顔を出したことがある。その関係で案内状を頂いたので出かけたのであった。60ウン歳ということであったが若々しく、これからの活躍が期待される。

 5RHall & GalleryのHP: http://www.five-r.jp/

    

 

 

      

Photo

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コメント

 8回も続けて来られて素晴らしいです。もっと早くに知りたかったです。

このような独唱会を8回も続けてこられたのは、すばらしい事ですね。曲目もバラエティに富んでいて、みんなが楽しめるよう心遣いがされているように思います。
 吉村さんの温かい歌声や、車椅子で歌われた洞谷さんの感動的な姿が伝わってきます。。
 吉村さんと洞谷さんにエールを送りたいです。

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