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2013年11月28日 (木)

安倍政権の暴挙―特定秘密保護法案の強行採決

 自民・公明・みんなの党は予想通り特定秘密保護法案を衆議院で強行採決し、参議院に送った。12月6日の会期終了までには何としても成立させるためである。

 議決の前日には、福島で公聴会が開かれたが、意見を述べた参考人は全て反対を表明した。また、政府が集めたパブリックコメントでも78%もの反対があった。公聴会は1か所で形だけ開かれたものであった。

 ジャーナリスト、弁護士会、日本ペンクラブ、労組、各種NPOなどいろんな所からもこの法案の危険性を指摘して反対を表明した。 

 それにも拘わらず、衆議院でのたった2週間の審議だけで、これほど疑問があり、将来の日本に禍根を残す法案を可決してしまった。しかも、数を頼んでの強行採決であった。

 自民党石破幹事長は、十分審議を尽くしたと言ったが、委員会には自民党議員がいない場面もあったのだ。国会軽視も甚だしい。国会軽視は国民を愚ろうすることである。

 維新の会は、28日なら採決に参加したとおかしな詭弁を使って棄権をした。これも解せない話である。

 何が「秘密」なのかが秘密にされ、行政府の長の判断で「秘密」が指定される恐ろしい法案である。秘密の範囲は如何様にも拡大できるのだ。

 何が秘密かを知ろうとしても、アクセスするだけで、あるいは話し合うだけで、罰せられる場合もあるという。ジャーナリズムだけでなく、国民の知る権利は全く無視されてしまうのだ。

 第三者機関を設置するというが、附則に書かれただけであるし、第三者に首相がなるという馬鹿げたものである。しかも、秘密は30年間から60年間保護に延長されてしまった。

 この大変な法案に若い人たちが反応していないのが残念でならない。反対行動をとっているのは、安倍首相よりずっと年齢が上の戦争を知る世代が中心である。本当は若い人たちこそこの法律の影響を受けるのに、関心が薄いのが不思議でならない。

 来週中には参議院で強行採決をされるであろうが、法案に関心を持って反対の輪を広げてほいしものである。

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コメント

 自民・公明は過半数の議席は獲得したのですが、得票は過半数ではなかったはず。それなのにがむしゃらにやりたい放題です。民主主義の死滅です。

投稿: らら | 2013年11月28日 (木) 08時28分

憲法9条の改定を持ち出すともっと面倒なことになるので、今回のように自民党は周辺の法案を可決させたり、或いは集団自衛権についても憲法解釈によって可能とし、実質的に憲法9条改定と同じ状態になることを目論んでいるとある評論家が論評していた。当面、国民の信を問う選挙もないので、今のうちに懸案の法案をどんどん可決しておけば、国民の多くはその内に忘れてしまう。というのが本音のようだ。国際的にみても経済政策で失敗することが、政権にとって最も大きな痛手になることは確かである。昨日の新聞で老齢の評論家が、世の中には経済問題より大切なことがあるはずなのだがと嘆いていたが。国民も舐められたものである。

投稿: Toshi | 2013年11月28日 (木) 06時33分

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