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2013年11月

2013年11月30日 (土)

ガラケー(旧式携帯電話機)を売った

 1週間ほど前のNHK「おはよう日本」で古いタイプの携帯電話の人気が高く、結構な値段で買い取ってくれるところがあると言っていた。ニュースの中では、7000円の例を紹介し、さらに古いものでも3500円で売れた例も取り上げていた。

 スマホが普及してきたが、逆に古いタイプの携帯電話にも需要が高まっているので、中古でもいい値段で売れるのだそうだ。

 私も、ソニーのウオークマン携帯とシャープのアーバンを持っていたので、この際売ろうと考えた。

 ihone5cで「携帯電話買い取り 名古屋」と入れて検索したら、いくつかの店がヒットした。その中で、東京から進出した店が大須の仁王門通りにあることが分かった。

 高値で買い取りますと書いているので期待をして出かけた。Google mapで見ながら歩いて行ったが、どうもそれらしい店がなかったので、近くの店の人に聞いたら、地図を拡大して教えてくれた。やはり地図の通りで、上前津寄りではなく大須観音の方であった。

 交差点を越えて少し行くと、右側に小さな店があった。入ると客はいなくて若い男の店員がいた。でも、少し前にたくさんの携帯を持ち込んで売ったらしいことが分かった。

 店員は私の携帯の外観や中を調べて、コンピュータで値段をチェックしたようであった。そして値段を言った。シャープの携帯は新しいのだが引き取れないと言った。表面に割れ目があるという。見るといつできたのか分からないが確かに割れ目があった。

 ソニーの方は1000円なら引き取ると言ったのでOKをした。運転免許証を見せ、店はそれをコピーした。その場で1000円をくれた。

 買い取った中古の携帯をどうやって捌くのかと尋ねたら、オークションに出すのだと言った。古い携帯でも値が張るものもあるという。マニアがいるのだろうか。

 携帯電話にはレアメタルが使用されているから捨てるのはもったいないではないかと言ったら、量が僅かなので取り出すのが大変でコストがかかると言っていた。

 シャープの携帯は持ち帰ったが、使い道としては、カメラぐらいしかないかなと思う。

  ※ガラケーの意味  http://www.toha-search.com/pc/garake.htm

新品 P-07B ホワイト 携帯電話 白ロム ドコモ docomo

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2013年11月29日 (金)

クローズアップ現代が取り上げたwearable computer

 26日の夜娘と電話で話したとき、「今日のクローズアップ現代で取り上げていたコンピューターでの人間管理おそろしい。大変な時代になったね」と言ったので、再放送を録画しておいて見た。

 取り上げていたのは、Wearable Computerと言われるもので、Googleが開発中のメガネ型コンピューター、ソニーの腕時計型スマホ、日立の首掛け式などであった。

 Googleのメガネ式コンピュータは以前から注目されており、私も知っていた。右目の部分にコンピューターが仕込まれていて、車を運転していても前方にナビを映し出すことができるとか、必要な情報が見られるというものである。来年には実用化されて発売されると言っていた。

 病院では看護士がやっていた手術の大変な準備をメガネのようなwearable computerで、指示にしたがってやることにより、パートの女性でもやれるようになったという。それにより、作業の能率が上がるだけでなく、看護士が本来の仕事に専念できるというのである。おそらく医療の他の分野でもwerable computerが重宝されると思う。

 私はiphone5cを買って2か月。使い方にも慣れて大変役に立っている。これもいわばwearable computerである。コンピューターを持ち歩いているのと全く変わりがない。先ほども間違いがあるといけないと思い、音声でwearable computerと入れたら、すぐにたくさんのデータの在り処を教えてくれた。

 日立が開発したのは、首から掛けるものである。人の勤務中の状態のデータが秒単位で計測され蓄積されるのだ。それを管理する人が分析し効率的な働き方を見つけるというものだ。

 昼休みに何人かで一緒に楽しく食事をすると作業効率が上がると紹介していた。また、人と人のつながりも図形化されて一目瞭然である。それを分析して業績の向上に使えるのだと言っていた。

 娘が恐ろしいと言っていたのはこのことだったのだと理解した。働く人をコンピューターで合理的に管理出来るのはよいとして、マイナス面は個人のプライバシイが侵害されたり、管理されて効率化が図られる結果労働強化になったりすることだ。

 wearable computerがどこまで発達するのかは知らないが、これからますます新機能を持った簡便なものが出てきてそれに人間が依存したり、管理されたりするようになるものと思われる。そうなると便利どころか、心の病を患う人が増えて行きそうな予感がする。

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2013年11月28日 (木)

安倍政権の暴挙―特定秘密保護法案の強行採決

 自民・公明・みんなの党は予想通り特定秘密保護法案を衆議院で強行採決し、参議院に送った。12月6日の会期終了までには何としても成立させるためである。

 議決の前日には、福島で公聴会が開かれたが、意見を述べた参考人は全て反対を表明した。また、政府が集めたパブリックコメントでも78%もの反対があった。公聴会は1か所で形だけ開かれたものであった。

 ジャーナリスト、弁護士会、日本ペンクラブ、労組、各種NPOなどいろんな所からもこの法案の危険性を指摘して反対を表明した。 

 それにも拘わらず、衆議院でのたった2週間の審議だけで、これほど疑問があり、将来の日本に禍根を残す法案を可決してしまった。しかも、数を頼んでの強行採決であった。

 自民党石破幹事長は、十分審議を尽くしたと言ったが、委員会には自民党議員がいない場面もあったのだ。国会軽視も甚だしい。国会軽視は国民を愚ろうすることである。

 維新の会は、28日なら採決に参加したとおかしな詭弁を使って棄権をした。これも解せない話である。

 何が「秘密」なのかが秘密にされ、行政府の長の判断で「秘密」が指定される恐ろしい法案である。秘密の範囲は如何様にも拡大できるのだ。

 何が秘密かを知ろうとしても、アクセスするだけで、あるいは話し合うだけで、罰せられる場合もあるという。ジャーナリズムだけでなく、国民の知る権利は全く無視されてしまうのだ。

 第三者機関を設置するというが、附則に書かれただけであるし、第三者に首相がなるという馬鹿げたものである。しかも、秘密は30年間から60年間保護に延長されてしまった。

 この大変な法案に若い人たちが反応していないのが残念でならない。反対行動をとっているのは、安倍首相よりずっと年齢が上の戦争を知る世代が中心である。本当は若い人たちこそこの法律の影響を受けるのに、関心が薄いのが不思議でならない。

 来週中には参議院で強行採決をされるであろうが、法案に関心を持って反対の輪を広げてほいしものである。

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2013年11月27日 (水)

Welfare Concert「歌とオーケストラでめぐる地中海の旅」

 AJU自立の家Welfare Concert 22ndを聴きに行った。知人のSさんがAJUにいるので券を買ったのだ。他の人は5000円のA席を買ったが、私はオーケストラなのでB席でよいと思って4000円のB席を買った。A席は1階と2階の正面である。私の席は2階P列69番、つまりステージの左側真上であった。

 以前に反対側の右に座ったことがあったが、その時はバイオリンなので演奏者を背中から見た。ステージ横はよくないと思っていたのだが、案の定よくなかった。

 良い点は一つある。それは演奏者の様子がつぶさに見て取れることである。この日の演奏は名古屋フィルハーモニー交響楽団であったが、70名弱の団員の演奏を真下に観察できた。

 音は左下がホルンで、その左がトライアングル、タンバリンで、向こうに大太鼓、ティンパニーと続いていた。真下にはハープがあり、右は第2バイオリン、第1バイオリンの後ろ姿であった。タンバリンや太鼓の打ち方にもいろいろあることが分かった。

 オーボエやクラリネットやフルートは左前方から聞こえた。ヴィオラやコントラバスは正面の奥からチェロは右奥で、トロンボーン、トランペットなど金管が左奥から響いた。

 前日はフォレストホールの2階正面で、同じ名フィルの第九を聴いたのだが、その次の日ということもあり、違和感を感じた。

 コンサートホールでは、大抵は2階正面かその左右に席を取るのだが、ステージ横から眺めて分かったのは、3階席で十分そうだということだ。3階席は空席がたくさんあった。黙って3階へ移ればよかったと思ったことだ。

 さて、肝心のコンサートであるが、「歌とオーケストラでめぐる地中海の旅」という洒落た題名で、イタリア、フランス、スペインへと連れて行ってくれた。

 開幕はイタリアからで、

歌劇「セビリャの理髪師」序曲(ロッシーニ)、  オー・ソレ・ミオ、 

リュートのための古風な舞曲とアリア第3組曲より「シチリアーナ」(レスピーギ)

歌劇 「運命の力」序曲 歌劇「アイーダ」より「凱旋行進曲」(ヴェルディ)

歌劇「リゴレット」より女心の歌「風の中の羽根のように」(ヴェルディ)

歌劇「アイーダ」より、「凱旋行進曲」(ヴェルディ)

 凱旋行進曲は一昨年芸術文化劇場大ホールで歌ったことがある調子のよい曲だ。イタリアの曲はヴェルディが多く選ばれたが、今年生誕200年だからである。

 15分の休憩の後 フランスからは、

歌劇「サムソンとデリラ」より「バッカナール」(サン=サーンス)

歌劇「カルメン」組曲(ビゼー)→闘牛士、ハバネラ、花の歌、間奏曲、闘牛士の歌、ジプシーの踊り

最後はスペインで、グラナダ(ララ)   

 アンコール曲は「故郷」であった。

 指揮者は若手の田中祐子さんで、きびきびとした指揮振りであった。テノール独唱は志田雄啓さんで声量豊かに歌ったが、残念ながらステージ横の席では聞こえ方が悪かった。

 今回のコンサートは、どの曲もよく知られたものばかりで気楽に楽しむことができた。終わったのは、20時10分ごろであった。

 このコンサートでチケットの販売について、一考が必要だと思った。というのは写真のようによい場所でも空席が目立つが、これを詰めるように売るとか、あとで変更ができるようにするとか、飛行機のように空いていれば座ってよいとかにすべきだ。

 写真で見て分かるように、コンサートホールは、3階席でも十分である。市民会館の2階席と同じだと思う。

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高い野菜、果物

 先ほど安売りの八百屋に行って帰ってきたばかりである。我が家では野菜と果物は主として私が買い物をする。だから値段には詳しい。

 今年は天候が不順で暑い日が続いてせいか野菜や果物の収穫がよくない。ホウレンソウ、小松菜、トマト、キャベツ、レタスなどいつまでたっても高い値段のままである。

 この日(18日)ホウレンソウが168円、小松菜も158円、キャベツが210円、白菜が210円(軽かった)、大根128円、牛蒡198円、キュウリ4本で188円、小さいトマト5個で398円富有柿が1個75円、リンゴは1個85円から130円、三ヶ日ミカンが一袋580円などなどであった。

 トマトはスーパーで1個128円、キャベツが258円、白菜が300円、小さい大根が1本128円、富有柿が1個128円、リンゴが98円であったから、比べれば安いことは安いが昨年のことを思い出すとべらぼうに高い。

 おそらくこのまま正月まで突っ込み、暮れになるとさらに値上がりするのであろう。先に野菜や果物は私が買いに行くと書いたが、安い店の安い時間帯を狙って買い物lに行くからである。

 別の安売りスーパーでは、午後4時以後割引されることが多い。先日も大きな王林リンゴが4個で500円だったのが380円になった。それで買ったら大変おいしいリンゴであった。珍しい洋ナシも2個300円が4個500円になったので買った。

 魚も野菜も割引になってから買うのと通常の値段で買うのとでは大きく違ってくる。年金で収入が決まっており、しかも、今年だけで8万円余り減額されたのだ。食糧品を安く買うのは生活防衛である。さしずめ私は我が家の防衛大臣というところだ。

 来年4がつから消費税が8%になるが、天候不順で野菜・果物の出来が悪くなれば恐ろしい値段になるであろう。それが心配である。

       

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2013年11月26日 (火)

市民の「第九」コンサート2013を聴く

 市民の「第九」コンサート2013が11月24日に日本特殊陶業市民会館フォレストホールで開催された。Tさんが出演するので券を頂いた。

 開場時刻の15時15分ごろに着くとすでにたくさんの人が待っていた。指定席だから急ぐ必要はないのだが、私は伏見と栄にでていたので早く着いてしまったのだ。ロビーで持って行った本を読みながらしばらく過ごした。

 45分ごろに会場に入った。2階席であった。舞台に合唱団用の段がしつらえられ、その前にオーケストラピットが特設されていた。

 市民の「第九」で、4年前にこのステージに立った時のことを思い出した。バスなので中央やや右手に立って歌ったのであった。ソリストの1人、テナーは、ずっと錦織健さんである。私が参加したときも指揮者は大勝さんであった。

 この日の演奏は名古屋フィルハーモニー交響楽団である。指揮は大勝秀也さんで、ソリストはテナーの他には、ソプラノが基村昌代さん、アルトが坂上筆さん、バリトンが末吉利行さんであった。

 合唱は公募によって選ばれた約400名の大合唱団であった。この市民の第九合唱団は人気が高く、私も応募者が比較的少ない男声なのに一度落選したことがある。

 16時に開演し、始めはヴエルディの歌劇《シチリア島の夕べの祈り》序曲という短い曲であった。今年はヴェルディ生誕200周年なのでこの曲が演奏されたのであろう。その後10分の休憩があり、次が「第九」であった。

 第一楽章が終わり、第二楽章で合唱団が入場した。Tさんはソプラノだがオペラグラスを持って行かなかったので分からなかった。バスのKさんらしき人は上って行くのが見えた。4人のソリストも入って来た。

 合唱団は立ったまま第三楽章まで聴いていなければならないので大変である。私は、「第九」を歌い始めてから8年になる。毎年1回は舞台に立ってきた。待っているときはしんどいと思うが、いざ歌い始めるとあとは終末へとなだれ込むだけだ。

 ティンパニーがあの特徴のある音を叩いて、バリトンのソロ歌手が歌い始めた。「フロイデ」と歌って、続いて合唱が「フロイデ」と歌う緊張に一瞬である。まるで自分が舞台に立っているような気分であった。

 私は第九を歌い始めてから客観的に聴くのは初めてであった。自分が参加しているときはどのように聞こえていのかは分からない。ただ言われた通りに2階席辺りを目指して声を飛ばすだけである。そして指揮者を見て懸命に歌うのだ。

 今年の合唱団は私の耳では声がよく出て、まとまりもあったと感じた。特にソプラノはよく歌えていたように思う。もうすぐ芸術劇場の舞台に立つのでこのコンサートは耳で聴くよいリハーサルとなった。

 

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2013年11月25日 (月)

第63回稲垣流豊美会日本舞踊を楽しむ

 第63回日本舞踊豊美会の発表会は、名古屋城前にある名古屋能楽堂で開催された。能楽堂と聞いて、すぐに能楽堂の能舞台のイメージが脳裏に描かれ、そこでどのように踊られるのかとても楽しみであった。

 能楽堂は余り広くないので、いい席が見つからないと困ると思い、開場時刻に間に合うように家を出た。鶴舞線と桜通り線の両方が「丸の内駅」で交差するので、桜通線で行ったら、鶴舞線より長い距離を歩かなければならず、能楽堂まで20分余りかかってしまった。

 会場に入ると意外にも空席が目立った。舞台に近い下手はまだ空いていた。通路を歩いていると、Tさんが座っていた。お嬢さんが出演されるので、私も券を頂いたのある。舞台の正面なのでいい席であった。

 10時ちょうどに第一部が開演した。プログラムは四部になっていて、第一部は「歌謡の部」であった。能舞台は長い花道のような「橋掛かり」があり、「幕口」の「揚幕」を上げて登場し「華燭の宴」の踊りが始まった。

 いつも橋掛かりから登場するのかと思ったら、暗転で板付きとして舞台にいる人もあった。舞台にはクリーム色の屏風の衝立が2曲置いてあり、衣装チェンジなどに使われた。

 第一部は、高齢者ばかりで、中にはかなり高齢と見受けられる女性もいたが、元気に踊っておられた。日本舞踊は想像通り能舞台によく合っていた。これまでの広いステージと違い、動きが少ないに日本舞踊には狭い舞台がぴったりという感じであった。それに橋掛かりをうまく使って、そこでの所作を見せるものもあり良かった。

 第二部は、「民謡・古典の部」であった。トップは家元のお孫さんの黒田節で、可愛くて拍手を貰っていた。

 長唄、常磐津、地歌、筝曲などで長い踊りで、ベテランが踊ったようだ。Tさんのお嬢さんの舞蝶さんは、最後の常盤津「松の羽衣」を踊られた。

 天人役で、相手の漁師伯了と二人の踊りであった。天女は衣装替えがあったり、一旦橋掛かりから退場してまた現れて踊ったりというもので、何と23分もの長丁場であった。常磐津の唄の言葉が聞き取れない部分が多かったが、羽衣の物語のストーリーを仕草、表情を豊かに演じ、日本の古典的ミュージカルとも言えると思った。

 第三部は「歌謡の部」で、今度は中年から若い人たちが踊った。名古屋の「雨の堺町」とか沖縄民謡もあった。

 私のマジッククラブの会長を見かけたので驚いた。聞くと第四部最初の長唄「松の寿」を親しい知人のお嬢さんの友紀洋さんが踊られるので観に来たそうだ。

 第四部は、ベテランばかりの出演であった。友紀洋さんの踊りも衣装替えがあり見事であった。トリは家元の踊りである。第四部が一番よいので最後まで観たかったが、次の予定があったので15時15分ごろ会場を出た。

 日本舞踊は普段は観る機会がないので大変楽しい時間であった。踊る人たちのいろいろな豪華な衣装を観るだけでも目の保養になったが、何と言っても伝統文化を受け継ぐものに接した喜びが大きかった。

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2013年11月24日 (日)

猪瀬東京都知事はやめるべきである

 猪瀬東京都知事が、都知事選の前に徳洲会の徳田虎雄氏を訪ね、初対面なのに1億5000万円を援助してほしいと言ったという。それに対して、虎雄氏は5000万円で話をつけるようにと次男の毅衆議院議員に、「バレルとまずいから議員会館で現金で手渡すように」と指示した。それで毅議員は議員会館で5000万円を猪瀬知事に手渡しをした。

 これに対し、猪瀬知事は、初め「選挙には多額の金がかかるから資金提供の形でお願いした」と言っていたのを取り消して、「個人的に借りた金で、徳洲会問題が起きたときに返金した」と述べた。

 そして、選挙にかかわる全収入報告書に記載するよう義務付けた公職選挙法には抵触しないとして、資産報告書に借入金として記入、訂正したという。

 これはどうみてもおかしいと言わざるを得ない。徳田虎雄氏も猪瀬知事が選挙資金の応援を頼みに来たと明言しているのだ。そして最初は知事もそれを認めていたのだ。それを覆して、個人的借入金で手を付けず保管してあってのを返したと言い換えたのだ。

 猪瀬知事は詳しいことは忘れたとか知らないなどとも述べていたそうだが、白々しいにもほどがある。知らぬ存ぜぬといえば通ると思っているのであろうか。テレビで記者に追及されて答える知事の表情は、かつての道路公団問題のときの高飛車な知事とことなり、おどおどとして何とか切り抜けるのに必死という感じであった。

 NHKニュースや新聞報道を素直に理解すれば、猪瀬知事が嘘をついていることは素人にもよく分かることだ。検察当局は厳しく調べて真相を明らかにしてほしい。そして猪瀬知事を公職選挙法虚偽記載で立件すべきである。

 

 

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2013年11月23日 (土)

大政翼賛会のようだ―野中広務元自民党幹事長

 みんなの党と維新の会が自民党・公明党と妥協して特定秘密保護法案の4党修正案に合意した。法案は原案より後退した。維新の会との合意で秘密保護期間が60年となったこと。みんなの党との合意で首相が第三者的機関となるとしたが、首相は当事者である。第三者的機関になりえないのだ。

 結局、みんなの党も維新の会も「翼賛政党」(朝日社説)となったのである。昨日も指摘したように両党とも自民党から出た連中がほとんどだから、当然といえば当然ではあるが。

 野中広務元自民党幹事長は、兵庫県保険医協会での講演で、「特定秘密保護法案が与党と野党の一部の「修正」協議で、衆議院を通過しようとしている。われわれが恐れた昔の『大政翼賛会』のようです。」と述べた。

 戦争の足音が聞こえてくるとも言い、私がつとに指摘したように、憲法改悪、特に9条を改悪への道をひた走っていると述べている。国家安全保障委員会設置が決まり、特定秘密保護法ができ、集団的自衛権を可能にし、最後は憲法9条を改悪して国防軍創設という道筋を見通しての発言である。

 「どうして特定秘密保護法が必要なのか?秘密を国民の目の届かないところへ隠してしまうということだ。いつ誰がこの法律の犠牲になるか分からない」と指摘している。

 野中氏のようなまっとうな考えを持つ人が、自民党にいなくなったことが残念でならない。また、平和主義を標榜する公明党にも賢明な人材がいないことも歯がゆい。せめて公明党支持者の創価学会員が日本の将来に禍根を残す法案に疑義を唱えてくれればいいのだが。

 野中さん頑張ってとエールを送りたい。

 

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2013年11月22日 (金)

「ツワネ原則」を初めて知った

 「ツワネ原則」という国際的な原則があることをサンデー毎日(今週号)で初めてしった。正式には、「国家安全保障と情報への権利に関する国際原則」という。南アフリカのツワネで、国連やOSCD(全欧安保協力機構)などの職員、安全保障に関する専門家ら70か国500人以上が、2年間にわたって議論して発表したものだそうだ。

 日弁連前事務局長海渡雄一弁護士によると、

「9.11以来、テロに対する安全保障が最優先となり、秘密保護も強化されました。しかし、それを進めるがゆえに、知る権利や人権がないがしろにされるようになった。

 例えば、イスラム系の人々への不当な人権侵害などもそう。そこで『安全保障のための秘密保護』と『知る権利や人権の確保』という対立するテーマをどう両立させるか、という国際会議が行われたのです。」

 13回におよぶ議論の末、まとめられたのが次の結論である。(政府は、安全保障に関して、防衛計画や兵器、スパイ活動などにおいて情報を制限できる。しかし、一方で、人権や人道にかかわる情報の制限は許されない。すべての情報にアクセスできる第三者機関を設置。秘密を指定する期間を定め、公務員でない者は、秘密情報の入手などでは罪に問われないなどとする。)

 今衆議院で審議中の特定秘密保護法案では、情報アクセス権をもつ第三者機関の設置規定がなく、秘密指定の期間も60年と極めて長い。さらに、一般市民も含めて情報を知ろうとしたと認定されれば10年の懲役という厳罰を課せられる。

 海渡弁護士は、「今回の法案には、秘密とは何かという明確な規定がないし、知る権利や人権問題とバランスを図ろうという発想もない。世界中の国際機関が加わって作ったツワネ原則にのっとり法案を作らなければ、国際原則に違反するということになる」と述べている。

 「ツワネ原則」を知らない国会議員も多いそうだし、安倍政権はこの原則との整合性について検討したかどうかはあいまいにしているという。もし、ツワネ原則に照らしていたならば抜け穴だらけの法案を提出できるはずがない。

 「秘密とは何か、それが秘密」というとんでもない法案、いくらでも秘密を作れる法案、この法案が成立すれば、40万件の秘密がどんどん膨らんで、「特定秘密」という書庫には、無尽蔵に蓄積され、60年間保護されることになるのだ。

 60年後の人たちが書庫を開けたとして、浦島太郎と同じことである。開けてびっくり玉手箱になるのだ。

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2013年11月21日 (木)

維新が取り込まれるのは時間の問題―特定秘密保護法案

みんなの党が自民・公明と妥協して特定秘密法案に合意をした。日本維新の会も早晩合意をするのは目に見えている。橋下代表は「特定秘密保護法案はちょっと嫌だ。『原則秘密』は非常に危険」と述べたそうだが、「ちょっと嫌だ」とはどういうことかと言いたい。おおむね賛成ということだろう。

 自民・公明と修正協議をしていて、「第三機関検討」を附則に入れることで合意をしたと言われる。しかしながら、これは実効性がないと指摘されている。法案が成立すれば、附則だから、設置時期も明記されていず、先送りにされる可能性が高いのだ。

 第三者的機関的観点からの客観性を担保するとして、みんなの党は合意したと渡辺代表は胸を張るが、そもそも首相が第三者的機関であるはずがないのだ。今はやりの偽装そのものである。

 維新の第三者機関はそれよりはいいような印象を与えるが、附則だから縛りがなく、うやむやにされる危険性が非常に高いのだ。それに第三者機関といっても、「政治的に中立で、政府から距離があり、防衛、外交に専門知識がある」という条件が必須だ(中央大宮下准教授)が、昨日も指摘したように首相の息のかかった人事になるのは目に見えている。

 要するに自民・公明は、与党単独で可決という事態を避けたいわけで、野党のみんなの党、維新の会も賛成して法律が成立したという形が欲しいだけなのだ。だから何とでも解釈できるどうでもよい譲歩はして、骨はしっかり保ったままの法律を可決するつもりなのだ。

 衆議院の提出されてたった2週間の審議だけで、これだけ問題がある法案を大急ぎで可決しようとするのは、長引けばアラがどんどん出てくることを恐れているのであろう。

 どういう訳か、この法案に、週刊ポスト、週刊文春、週刊現代、週刊新潮などの週刊誌はみな黙ったままである。民主党政権の時は、あることないこと何でも攻撃の種としてきた週刊誌が、である。NHKが物言わないのは中立性を保つ?からか。

 このままでは22日以降に衆議院で可決されることは間違いがない状況である。安保の時のようなうねりがないのが非常に残念である。

維新の会は合意をしたと21日の朝刊に出た。

 みんなの党も維新の会も元はといえば自民党から出た議員だからこうなるのは目に見えていた。

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2013年11月20日 (水)

国民に背を向け自民党を助けるみんなの党

 19日のNHKニュースや新聞によると、みんなの党は自民・公明と特定秘密保護法案修正で合意をしたと報じられた。

 修正は、「新たに秘密指定の統一基準を首相自身が作成し、指定や解除に対して首相が改善を求められる内容」(朝日新聞)である。

 秘密指定や解除に首相の同意を必要とする「内閣による情報管理・一元化」の規定をみんなの党は最重要視し、それを自民・公明が受け入れたと判断し、みんなの党は合意したのだと言う。

 「内閣総理大臣の第三者機関的観点からの関与を明確にすることにより、恣意的な運用は排除する」(同上)だが、

 首相が選んだ大臣に対し、どこまで第三者機関的役割を果たすことができるか甚だ疑問である。しかも、特定秘密は当初だけでも40万件を超すといわれている。首相が個々の案件に目配りをすることは不可能である。

 また、第三者機関を設けてチェックすると言っても、第三者機関の人選が首相の意を汲む人たちに限られることは、これまでのNHK委員人事、各種審議会委員の人選を見ても明らかである。

 与党は、秘密指定の統一基準について、「首相が有識者の意見を聞いて案を作成し、閣議の決定を求めなければならない」としたことについても、有識者が首相の意を尊重する人たちになることは明白である。

 つまりどの道、骨抜きの運用がされ、大事なことは秘密として、やりたいようにやられることになるのだ。サンデーモーニングでコメンテーターの1人が、「戦前の治安維持法のような状態に進む」と言っていたが、同感である。

 みんなの党は、所詮、自民党・公明党の補完勢力で、「みんな」というのは、日本を暗い方向に大急ぎで導こうという人たちを指すことがはっきりとした。

 自民党の野中元幹事長、古賀元幹事長すら、どうしてこの時期に大急ぎで法案を作らなければならないのかと批判していたが、その通りで、自民・公明、みんなの党には、戦前回帰の怖い国家を造ることしか視野にないのだ。おそろしや、おそろしや。

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2013年11月19日 (火)

アットホームなコンサート―第8回吉村由紀子独唱会

 日曜日の17日、午後1時半から、5-R Hall&Galleryという会場で「第8回吉村由紀子独唱会」が開かれた。このホールは地下鉄とJR千種駅のすぐ南にあるのだが全く知らなかった。

 この日はあいにく町内の組長会があって、コンサートに行くことを諦めていたのだが、早く終わったので大急ぎで出かけた。

 会場に着いたら、第一部最後の曲を歌っていて中に入れず、ロビーのモニターで見た。第一部が終わると15分の休憩があった。狭いロビーには飲み物を売るブースがあり、そこでコーヒーなどを飲む人もいた。

 会場に入ると、80席ほどの椅子がグランドピアノを置いた中央のステージの前に半円状に並べられていた。まだ空席があったので、ステージの中央の3列目に座った。

 第2部は、特別出演のバリトン歌手洞谷吉男さんの独唱であった。プログラムによると、吉村さんは40代で洞谷さんの歌を聴き衝撃を受けて入門し、洞谷さんに師事をして声楽を勉強したそうだ。そういう関係で師が特別出演をしたのであろう。

 洞谷さんの独唱は若い頃に聴いたことがあり、朗々としたバリトン独唱をする姿をイメージして出を待っていた。ところが洞谷さんは車椅子に乗って、奥さんと思しき人に押してもらって登場したので驚いた。

 車椅子で歌う人は、シニアコーラスのコンサートでは見たことがあるが、独唱会のようなコンサートでは初めてであった。

 シューベルトの「さすらいの人」と「菩提樹」、永六輔の「遠くへ行きたい」

 海沼実の「みかんの花咲くころ」の4曲を歌った。

 車椅子の上では、いくらプロの歌手でも、朗々と歌う訳にはいかないのか抑えて歌っていた。譜面を見ながらであったのも已むを得ないことだ。ちょっと痛々しい感じがしないでもなかったが、ご高齢で身体が不自由になっても、ステージに上がられるのはよいことだと思った。

 その後、吉村さんがちょっとしたトークを交えながら8曲歌った。

 秋風の中で歌う(中田喜直)、信田の藪(藤井清水)

 雪の降る街(中田喜直)→東北の災害地に思いを馳せながら歌うと言った。この歌は私もコーラスで歌ったことがある。

 冬のもてなし(鵜崎庚一)、みどりのそよ風(早川信)→この歌は明るい弾むような歌で、子どもの頃よく歌い、よく聴いた歌だ。

 花の街(団伊玖磨)→NHKラジオ歌謡だと思うが懐かしい歌だ。

 原爆許すまじ(木下航二)→高校生の頃、歌声運動と共に広まった歌で、私たちも友人たちと盛んに歌ったものだ。ヒロシマ・ナガサキの原爆投下へ思いを致しながら。

 カラタチの花(山田耕作)→次の「この道」と共に、高校の音楽の授業が思い出された。

 最後に洞谷さんが再登場して、「ふるさと」を歌った。そのあと吉村さんと二人で「この道」を歌った。

 吉村由紀子さんの独唱会は、残念ながら第一部の西洋の歌は聴くことができなかった。

 第一部は

 樅の木、御身を愛す、セレナード、カロ・ミオ・ベン、ニーナの死、カチーニのアヴェ・マリア、ラルゴー懐かしい調べよ

 「樅の木」「アヴェ・マリア」は歌ったことがあり、第一部も是非聴きたかった。

 吉村さんの歌は、親しみやすい、いわばホームメロディばかりであった。小じんまりとした会場といい、にこにことした笑顔、多分アルトの柔らかい歌い方といい、アットホームな雰囲気を醸し出していた。下の写真のように、淡い黄色のコスチュームがとてもよく似合っていた。

 彼女は元々国語の教師で、私たちの児童言語研究会にも顔を出したことがある。その関係で案内状を頂いたので出かけたのであった。60ウン歳ということであったが若々しく、これからの活躍が期待される。

 5RHall & GalleryのHP: http://www.five-r.jp/

    

 

 

      

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2013年11月18日 (月)

特定秘密保護法案の危険性―孫崎享さんの指摘

 今国会で審議中の特定秘密保護法案は、成立すれば知る自由が無くなり、ものを自由に言えない世の中になると思われる。だから何度でもその危険性を訴えたいのだ。今回は外務省元国際情報局長の孫崎享さんの指摘するところを取り上げる。

 孫崎さんは、日本で秘密が漏えいし、日本の外交や安全保障の大問題になったことはないと言う。この法律を作るのはアメリカの要求に応えてのものだというのだ。

 2005年に日本政府は、日米安全保障協議委員会(日米の外務と軍事の閣僚級会合=「2プラス2」で、秘密保護強化をアメリカに約束した。ただ、その具体化が進んでいなかった。集団自衛権を行使できるようにしたい安倍政権になって急加速したのだ。

 10月の「2プラス2」で、集団的自衛権の行使への検討と共に秘密保護法案を進めることで合意をした。

 アメリカは、集団的自衛権の行使で、自衛隊が米軍といっしょに戦争をする場合に、米軍の情報が漏れないようにしたいのだ。自衛隊は米軍を守る傭兵のようなものだという。

 米国の言いなりに秘密保護法案のような動きをしている国は、日本以外にはないと思うと言っている。日本はアメリカに軍事的に隷属しているからだ。

 世界は情報開示の方向である。米国が盗聴をしてきたことに、ドイツ、フランス、ブラジルなどで怒りが高まっている。スパイ防止を考えるなら米国に対してのはずだ。

 米国内でもNSAの秘密工作には、民主主義を壊すものとして批判が強まっている。それなのに日本では民主主義に反する体制が強化されようとしているのだ。

 日本に必要なのは、秘密保護よりも情報開示の体制である。

 アメリカの言いなりになる日本ついての、孫崎さんの指摘は的を得ていると思う。アメリカには情報を提供し、日本での情報収集を自由にさせておきながら、国民には壁を何重にも張り巡らしたブラックボックスに「秘密」を隠して、近づく者を厳罰に処するという恐ろしいものなのだ。

 日本弁護士会では、秘密について、「何が秘密ですか?それが秘密なのです」という名言を紹介している。

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2013年11月17日 (日)

興味深かったBSプレミアム「歴史館」―鉄砲伝来

 毎週木曜日に、BSプレミアムで「歴史館」という番組が放送されている。14日の「鉄砲伝来」に興味をひかれて初めて観た。

 1543年に種子島に鉄砲が伝来したことは、高等学校のとき日本史で勉強した。受験のために、年代を覚えるのに、「鉄砲伝わる銃後のよさ(1543)」と語呂合わせをしたが、おかげで今でも忘れていない。

 鉄砲は、種子島にポルトガル人によってもたらされたと習ったが、番組によると、当時勢いのあった倭寇が絡んでいたという。倭寇は中国のみならず、東南アジアまで出かけて交易をしていた。それでポルトガル人とも接触しており、鉄砲をもたらしたという。

 種子島の島首、種子島時堯は鉄砲に興味を持ち、島の鍛冶屋八板金兵衛清定に真似て作るように命じた。たった1年でコピーが作られた。島には砂金があったことと鍛冶の技術があったことが幸いした。

 鉄砲の製作はあっという間に全国に広がった。当時ヨーロッパでも鉄砲は一人の職人がすべてを手作りしていたが、堺では各種の専門分野の人たちが分業をして作り、鉄砲を組み立てたので量産ができたという。

 織田信長が長篠の戦いで数百丁の鉄砲を使用し武田軍に勝利した。その後各地の領主によって鉄砲が求められた。戦国時代に何と30万丁もの鉄砲があったという。それはヨーロッパでも見られない数であった。

 これだけ普及したのは、当時の日本の刀鍛冶技術が優れていたからだと言われる。火縄銃の飛ぶ距離は1kmにもなるそうで驚いた。

 大阪では、石山寺の雑賀衆が鉄砲組を作って交代で撃つことで連射できるようにした。それが信長を苦しめた。この方式を取り入れたのが徳川家康で、大阪城を攻略するのに鉄砲と大砲を使った。これが世界初めての大掛かりな鉄砲による戦争であった。鉄砲はその後の築城技術にも大きな影響を与えた。

 徳川家康は幕藩体制を大量の鉄砲を背景に維持したという。今の核爆弾のような威力の誇示であった。しかし、徳川270年ほどの間に鉄砲が使われることはなく、ただの飾りであった。それによって平和が続いたのは特筆すべきことである。

 幕末に再び鉄砲が使われたが、それ以後太平洋戦争で負けるまで、日本は軍備を拡張し、軍隊の力によって中国、朝鮮、東南アジア諸国などに版図を広げた。

 番組の最後に奈良大学の教授が、「徳川時代の270年の平和、戦後68年の平和は鉄砲による戦いの反省に立っている。戦争はいけない」と言っていたのが印象的であった。

 もう1つ番組で、鉄砲を真似て作る技術が今の日本の物作りの技術へと連綿とつながっていると言っていたことも心に残った。

 幕末まで日本では火縄銃のままで、西洋のように鉄砲が鉄砲が発達しなかったのは、鉄砲を使う戦争がなかったからだろうと推察した。

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2013年11月16日 (土)

戦争への道づくりをする公明党にがっかり

 公明党は、自民党の議員が少ない時代に連立をして助けてから、ずっと自民党を補完してきた。昨年の衆議院選挙で自民党が圧勝(といっても小選挙区マジックだが)しても自民党にくっついて離れない。

 安倍首相は、アメリカに加担して戦争ができる道を開こうとしている。例えば11日、特定秘密保護法案に反対をする声明を出したTVキャスターたちの1人、鳥越俊太郎氏は、「安倍政権がいう『積極的平和主義』は、『戦争するよ』ということだと僕は解釈していいる。日本版NSC(国家安全保障会議)、秘密保護法、集団自衛権行使という3点セットで日本を戦争できる国に変えるということが、この法案の背景に横たわっている」と、記者会見で語っている。私が先日指摘した危惧と全く同じである。

 この法案が成立すると公安が強化され、市民も尾行されるようになると警鐘をならす元警察幹部の原田氏はいう。

 どちらかといえば自民党よりの田原総一朗氏も、この法案には反対を表明している。他には岸井成格、大谷昭宏氏ら8名が記者会見で反対を表明した。

 特定秘密保護法案が出来れば、マスコミが取材制限をされたり、報道制限をされるだけでなく、原発反対とかオスプレイ反対などの市民活動も自由にやれなくなる恐れがあるのだ。

 この恐ろしい法案を公明党は自民党を助けて成立させようとしている。公明党は平和主義を掲げていたはずだが、その旗をいつ降ろしたのであろうか。戦争への道の地ならしをしているのだ。公明党を支持する人々の中には戦争反対や特定秘密保護法反対の人もいるはずだと思うのだが、そういう人たちは丸め込まれてしまったのであろうか。

 公明党が連立をやめて、良心をもって特定秘密保護法に反対すれば、成立を阻止することができると思うのだが、非常に残念である。

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2013年11月15日 (金)

偽装の酒を飲んだ―偽装を防ぐ法律が必要だ

 昨日のNHK「おはよう日本で」、「続々見つかる偽装」と、美人の鈴木キャスターが伝えていた。

 偽装問題は、阪急・阪神ホテルズに端を発して、その後連日のように料理メニューや食材の偽装が報じらている。高島屋、大丸・松坂屋、三越伊勢丹などの有名百貨店、椿山荘など有名ホテル、有名レストラン、はたまた楽天市場など・・・枚挙にいとまがない。

 私が時々飲んだことがある富久娘の純米酒も偽装が発覚した。以前の偽装のときには、福徳酒造の酒が摘発されたが、そのときも飲んでいた。

 一昨日、東北の造り酒屋の安い純米酒を買ってきたが、大丈夫か?という疑念は消えない。

 私は有名レストランやホテルで高級料理を食べることはないから、クルマエビがブラックタイガーだろうと構わないが、高級ブランドを信じ込んで食べていた人々にはショックであろう。

 それは二重の意味をもつ。1つは、自分の味覚や料理への知識がいい加減であったことがばれたことであり、もう1つは、偽装詐欺にあった不愉快な思いである。

 私も酒以外に何か引っかかったかも知れないが、、気づいてないだけである。おそらく数多の食品偽装があるに違いない。

 昨日のNHKおはよう日本では、偽装かどうかを調べて欲しいという一般の商店からの持ち込み検査が30%も増加していると言っていた。正直に売りたい業者は、扱う商品が偽装であるかないかが心配なのだ。

 こうした偽装が、7年とか10年とか以前から行われていたというのは恥ずべきことである。それは騙してなんぼということを恥もなくやっている業界や業者のモラルの欠如を示すものである。

 新聞によると、偽装を防ぐ法律がないから、やりたい放題なのだという。前回の偽装問題のあとも放置されて対策がとられなかったのだろう。

 ここまでくれば法律を作って厳しく対処してほしい。安倍首相は、特定秘密保護法とかNSAとか、そういう国民に不利なことには熱心であるが、日々の生活に直結する偽装についてはほったらかしである。公明党も知らん顔だ。

 以前にも指摘したが、日本の商業モラルは中国並に堕ちてしまった。正すには厳罰しかない!!法律を早急に作るべし。

 

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2013年11月14日 (木)

さくライフ池場でマジックボランティア

 13日、マジッククラブのMさん、Wさんと3人で天白区にある「さくライフ池場」へマジックのボランティアに行った。

 初めてのところなので、前日にカーナビに電話番号を入れてみたが見つからなかった。それでGooglemapで調べたら、見つかりませんと出た。いろいろやっても同じであった。

 iphoneのmapで調べたら、別の地名にピンが立った。どうしても駄目なのでついに電話をしたら、名前が違っていた。「さくライフ池場」が「さくらライフ」となっていて「池場が池端」読めたのだ。だから検索でヒットしなかったのだ。

 今度はパソコンのGooglemapで検索したら、近くまで行った。電話で聞いていたので照合してやっと所在地が分かった。それやこれやで40分ほど無駄な時間を使った。

 当日は頭に入れた地図で行ったら、簡単に目的地に行けた。1時間早く着いたが、Mさんがすでに来て誰かと話していた。何とMさんの同級生だと言った。たまたま入居者の中にいたのだそうで、そういうこともあるのかと驚いた。

 Wさんもすぐに来て、準備を始めた。私は家で用意をしてあったので、会場の様子を見て、必要なテーブルを出してもらい、持って行ったCDレコーダーをセットし、衝立と椅子を借りて隠れる場所を作った。

 開始時刻の14時になっても、利用者は数人集まっただけであった。10分ぐらい待って10数人になったので、係りの人が「始めましょう。後から来ると思いますから」と言ったので始めた。15人集まっていた。

 Wさんの挨拶のあと、私から演技を始めた。マジックにはいろいろあって、身近な物を使っても不思議なマジックがあるのでそれを見せると言って、ロープ、大きなカードなどを使ったマジックをやった。相手は高齢者なのでよく分かるように説明をしたり、語りかけたり、注意を引いたりしながら演じた。幸い反応のよいご婦人がいて助かった。

 2番手はMさんで、ヴェトナムで買ったという素敵なチョッキと帽子をかぶって演じた。手慣れたもので、簡単だが不思議なマジックを巧みな話術で演じた。Mさんは高齢で、同級生が入所しているくらいだが、まだ慰問の側にあり、元気いっぱいである。見倣いたいものだと思った。

 トリはWさんであった。いつものようにカーボーイハットに黒い洒落た上着で演じた。ロープ、カードなどをやり、最後に服装を着替えて、「うどん」をやったが、卵出しとうまくつなげて巧みな演出であった。彼も話術がうまいので笑いを誘っていた。

 最初、60分やってほしいということであったが、いつの間にか60分を超えていた。最後に私がやり残した風船の貫通をやらせてもらった。終わて見れば80分余り、皆さんは座りっぱなしであったが楽しんで頂けたと思う。

 この介護施設はすべて個室で、中には向かい合いの部屋に夫婦で利用しておられる方もいるようであった。まだ開設1年の全てが新しい施設であった。

 

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2013年11月13日 (水)

素晴らしいハーモニカコンサート―和谷泰扶リサイタル―

 11月11日に宗次ホールスイーツタイムコンサートに行った。13時半からだが12時45分ごろに行くともう列ができていた。係りの人に、2階席と1階席のどちらがいいか尋ねたら、「弦楽器などは2階が良いという人がおられますが、歌は声が前に出るので1階の方がよいようです。ハーモニカも1階がよいのでは。演奏の様子もよく見えますし」と言った。

 開場すると1階のF列の真ん中に席を取った。Iさんにはメールで伝えた。ステージの中央のピアノの後ろに大きなスクリーンが下がっていた。

 第一部は「日本の叙情曲」で、四季に分けて演奏された。

 春 さくら さくら、メドレーで、はるよこい、どこかで春が、春が来た

 夏 浜辺の歌、ファリヤの火祭りの踊り、夏の思い出

 秋 赤とんぼ、里の秋、小さい秋見つけた

 冬 ペチカ、ふるさと

 童謡をもとにした曲はハーモニカのねいろによく合い、懐かしさを呼び覚まされる。ピアノ伴奏は奥さんの和谷麻里子さんでキャリアのあるピアニストだと紹介には書いてあった。息があった素敵な演奏が50分ほど続いた。中にはピアノの音が勝った曲もあったが、ハーモニカで細かい音色やビブラートなどが美しかった。

 第2部は 「ハーモニカの世界」で、

 ガーシュイン ラプソディ・イン・ブルー これはピアノの音が大きくてミスマッチだと感じた。

 ウイリアムズ 映画音楽 「シンドラーのリスト」より 起伏の少ない繊細な旋律で心地よかった。 

 サラサーテ  アンダルシアのロマンス 

 モンティ    チャルダッシュ テンポの速い見事な演奏でブラボーが出ていた。

 ピアソラ    忘却  始めた聴いたように思うがいい曲であった。

 ムーディ    スペイン幻想「トレド」 テンポの速い曲を巧みに演奏した。最後の曲にふさわしいものであった。

 後半の3曲は、譜面なしで暗譜で演奏された。クロマチックハーモニカは1本のハーモニカでどんな曲でも演奏できる。ハーモニカのあらゆる技巧をこれらの曲の中に使っての演奏で微妙な響きからダイナミックな響きまで素晴らしい演奏であった。考えてみればおそらくオカリナが一番小さい楽器だと思うのだが、ハーモニカも同じく小さな楽器だ。その可能性の豊かさを知ることができた。

     

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2013年11月12日 (火)

橘座公演―瀧川鯉昇独演会

 10日に、中区東別院の近くの愛知産業大学工業高等学校橘ホールで、秋の落語公演があった。出演は瀧川鯉昇で前座は弟子の瀧川鯉斗が務めた。

 橘座公演は春、秋の2回あり、私は楽しみにしている。今回は日曜日なのでよかった。私は12時過ぎに会場へ行ったのだが、天候が悪いせいか予想より観客が少なく、空席が多少あった。

 前座の鯉斗は小話を語った。聞き取れない部分があったのでマイクの調子が悪いのかと思ったら、鯉昇が喋った時ははっきりと聞き取れたので、鯉斗の発声がよくなかったのであろう。学生落語の延長という印象で、これからの修行が大切だ。

 瀧川鯉昇という落語家は初めて知った。落語家は500名ぐらいいると思われるので知らない落語家がたくさんいる。鯉昇もそのひとりだ。高座で今年還暦になったと話していたが、見かけは本人も自認するように老けて見える。あまり期待していなかったが、噺は意外にも面白かった。

 前半は、履歴など長い前口上の後、本題の「茶の湯」に入った。根岸に隠居の家を買った大店の主人が小僧の定吉と一緒に茶の湯を始めるという話である。隠居も小僧も茶の湯の知識は全くなく、ただ買った家に茶の湯の道具や茶室があったのでそれを使おうということで始まる。

 抹茶として小僧が青黄粉を買ってきて、それでお茶を立てるのだが、泡が出ないので石鹸を買ってきてそれを入れて泡を立てる。それを我慢して飲んだので二人ともひどい下痢をする。

 せっかく茶の湯を始めたのだからと店子3軒に招待状をだす。もらった方は茶の湯の知識がないので恥をかくのが嫌で店子を辞めようとする・・・・・というような、ナンセンス噺である。お茶を飲むときの仕草で笑いをとる仕草噺でもある。

 お仲入りのあと、2席目は衣装を変えないで高座に上った。鯉昇は話の途中で羽織をぬぐこともしない。

 今度は前口上なしにいきなり本題に入った。江戸の夜回りの噺で、番屋に集まって2つのグループに分かれて夜回りをする。その一つのグループが、酒や猪肉を用意して来て、役人に内緒で酒を飲み猪肉鍋を食べるという噺である。

 その様子を仕草を面白く演じるのだ。1部2部とも仕草を取り入れた噺であるところを見ると鯉昇は仕草噺が得意のようだ。顔の表情や動作も大変上手に演じていて客席は笑いが頻繁に起きた。

 酒を飲み肉を食べていると役人が来たので見つかってしまう。それでせんじ薬を飲んでいたと偽ると役人は風邪を引いているからそれを飲みたいという。役人は酒をみんなのみ肉もみんな食べてしまう。オチは「二番煎じをたのむ」という「二番煎じ」という噺であった。オチが題名になっている珍しい落語であった。

  ●瀧川鯉昇 HP  http://www6.ocn.ne.jp/~risho/

 

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2013年11月11日 (月)

今、日本は戦後最大の危機に直面―特定秘密保護法―

 特定秘密保護法案が衆議院で審議入りをした。このblogでも何度か特定秘密保護法案の危険性を指摘してきた。何度でも取り上げずにはいられない気持ちに駆られる。

 サンデーモーニングでは、この法案について危惧するコメントが述べられていた。寺島実郎氏は、アメリカのNSC(国家安全保障会議)とそれを真似て作られた日本のNSCは真逆だと指摘した。

 アメリカのNSCは、戦争などに行きすぎるのにブレーキを掛けるものだが、日本のNSCは戦争を進めるためのものだというのだ。

 特定秘密保護法にしても、米国では公文書館という、秘密の内容を検討してコントロールする仕組みがあるのに、日本のは政府がやりたいように出来るという。

 番組では、「その他」という表現が32か所あることを取り上げて、政府の解釈でいくらでも拡大する恐れがあると指摘した。大学の研究者のコメントもそのことを指摘していた。

 岸井氏がマスコミの取材について、「正当な取材は認める」というが「正当」とは何を指すのかが不明だと言った。権力が正当を決められるのだから如何様にも制限できるというのである。

 哲学の先生は、秘密解除がいつできるのかが不明であると危惧を述べた。一応の期限はあってもいくらでも伸ばすことができるのである。その点も米国とは違うのだ。

 岸井氏は僅か1か月にも満たない期間で、なぜ今せっかちに特定秘密保護法を作ろうとするのかと批判した。結局、番組は、成立した国家安全保障会議とこれからつくられる特定秘密保護法によって、政府は戦争に導くシステムを作り上げるのであって、安倍首相がいう積極的平和外交とは戦争による外交に他ならないと指摘した。

  この法案は、戦後歴史の分岐点となる重要なものである。何としても廃案にしたいが、自民・公明に全権を与えてしまった今、どうしようもない状況にある。

 山本慎平氏は、国民はその責任が自分たちにもあることを知るべきだと言っていた。

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2013年11月10日 (日)

企業が労働者に儲けを還元することは望めない

 朝日新聞の株価欄に、「経済気象台」という小さなコラムがある。注に、「この欄は、第一線で活躍している経済人、学者など社外筆者の執筆によるもの」と書いてある。ペンネームはあるが、執筆者が誰であるかは分からない。そのためか結構本音で書かれることもあるように感じている。

 11月7日の本欄には、「危ない橋を渡る」というタイトルで、安倍首相が企業に賃上げを呼び掛けているが企業はおいそれとは賃金を上げないだろうという趣旨のことが書いてあった。

 安倍首相が目指しているのは、企業減税と消費増税を共存させて、デフレからの脱却をはかることだと指摘する。その点については、以前にこのblogで批判をした。消費税増税分に近い企業減税をやるくらいなら、消費税増税をすべきではないと。

 消費税増税で国民は大きな打撃を受ける。それをすこしでも回避したいと、今駆け込み需要が急増しているという。

 この欄の筆者は、「アベノミクスの成否は、優遇政策で潤った企業が消費税増税で打撃を受ける国民にどれだけ利潤を還元するか、という、倫理的な問題がカギを握っている」と書く。

 安倍首相の主張は、企業減税により、企業の業績があがれば、賃金も上がるということで、それを期待しているのだ。それに対してごく一部の企業は賃上げをすると表明したが、ほとんどは態度も決めていない現状である。

 企業はいつでも海外に生産拠点を移すことができる。企業がもつ潤沢な資金は(これは巨額な内部留保を見ても分かる。企業が内部留保を増大させてきた時期に、働く者の賃金は下落の一途であったことは以前に指摘した通りである。)先細りのする日本市場ではなく、海外へと向かう時代だから、政府の言いなりに賃金を上げる動機は薄いというのだ。

 「アベノミクス命名の由来となったレーガノミクスでは、優遇された企業が設備投資や賃上げをせず、マネーゲームに狂奔し、リーマンショックの遠因を作った」と述べている。

 だから、「『企業の良識』に訴える安倍首相の説得力だけが頼りのアベノミクスは『危ない橋を渡る』」というのだ。

 結局大企業だけが恩恵を受け、利益を増大させ、働く者への還元をしないでさらなる金儲けにひた走るのではないか、経営者には倫理観など期待できそうもないというのが実情であろう。

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2013年11月 9日 (土)

吉田文パイプオルガンリサイタルBACH Torilogie

 1週間前の朝日新聞夕刊に、「吉田文20周年オルガンリサイタル」の紹介記事が写真入りで大きく出ていた。それで芸文センターのチケット売り場へ行きチケットを買った。

 リサイタルは6日、水曜日に芸術文化劇場コンサートホールであった。18時開場だが、開演は18時45分と遅かった。17時45分にはホール入り口に着いたのでしばらくiphoneで新聞を読んだ。

 席は2階の第一列の中央に取った。右隣の席には大きなスーツケースが置いてあった。それはその右の席の婦人のものだった。特等席に荷物を置いて平気な顔でいる無神経さに驚いた。

 プログラムには、BACH Trilogieとサブタイトルが付いていた。帰宅してからネットで調べたら、「3部作」という意味だと分かった。

 この日のプログラムは、3部に分かれていた。

第一章 バッハオリジナル作品

 幻想曲ト短調 トリオニ短調 フーガ ト短調 壮大な音で始まり、幕開けにふさわしかった。

 3曲の「愛する神にのみ」によるコラール組曲 小鳥のさえずりのようなところがあった。

第二章 バッハ未完成作品と組曲

 幻想曲ハ短調(マイヤー・フィービッヒ補足) 軽快な曲であった。

 カンタータ147番より コラール「主よ、人の望みの喜びよ」 狭い音域の小刻みな繰り返しが目立った。

 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調より「シャコンヌ」 終わりそうで続くということの繰り返しでどのように終わるのかと思った。

 第三章 B-A-C-Hをモチーフにした作品

 フランツ・リスト B-A-C-Hの名による前奏曲とフーガ リストだけあって、速いところ、低い音がゆっくりPPPで演奏されるところや足だけでの演奏など変化に富んでいた。難しそう。

 トーマス・マイヤー=フィービッヒ B-A-C-Hによる前奏曲とフーガ第2番 現代音楽という感じであった。この曲を聴いて、オルガンという楽器だけは押さえっぱなしの演奏ができる楽器だと気が付いた。

 ジクフリッド・カルク・エラート B-A-C-Hによるイントロダクション、バッサカリアとフーガ(新改訂 マイヤー=フィービッヒ) フィービッヒ氏が譜面をめくる役として登場した。

 プログラムの構成をみれば、Trilogieの意味が分かる。すべて3で構成されている。吉田さんは次のように書いている。

 「《3》という数字は、『父・子・聖霊』の三位一体である神を象徴するだけでなく、キリストの3日後の復活、3日×2回で創造された天地、神の永遠性を表す過去・現在・未来をも現す聖なる数字とされています。バッハも作品の中で多くこのシンボルを使用しています」

 今回のリサイタルは、吉田さんが初めて芸術劇場コンサートホールでリサイタルを開いてから20周年になるということであった。おめでとうございます。

 私は音楽の知識がほとんどないし、楽器も弾けないし、音をとれないから、ただオルガン響きを楽しむだけである。日本有数のパイプオルガンを備え持つコンサートホールで、多彩なオルガンの演奏を聴くことができ、よいひと時であった。

 ●2014年 2月19日(水) 10:30~ブランチコンサート

                  芸術劇場コンサートホール

  

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2013年11月 8日 (金)

戦前のような怖い暗い世の中へひた走り

 国家安全保障会議が、自民・公明・民主の3党合意で成立の見込みと6日の朝日新聞朝刊に出ていた。

 民主党の修正案は①閣僚にNSCへの情報提供を義務付ける ②議事録作成を義務付ける ③国家安全保障局や首相補佐官を置かないであったが、①のみが自民・公明に受け入れられただけである。それなのに民主党は賛成に回ったのだ。元々民主党も国家安全保障会議設置に賛成の議員が多かったのだ。

 これで安倍政権が目指す国家統制と戦争への道を開く最初の土台がつくられたことになる。次なる土台は特定秘密保護法である。

 この法律案は今日7日に国会に提出される。私は特定秘密保護法案が一番怖いと見ている。政府が現時点で想定している特定秘密案件は40万件以上といわれる。そんなにもある秘密にしなければいけないものは一体何なのか、法律ができればそれも秘密にされるのだ。

 6日の朝日新聞社説では、「共謀罪」を取り上げている。共謀罪は、犯罪が起きていなくても、複数の人が合意をすれば成立するという。日本の刑事法は、犯罪は実行されて初めて罰することを原則としている。予備、陰謀は内乱罪などの重大犯罪に限定されているという。

 「共謀は予備や未遂より実行が遠い段階での行為で、何をもって共謀とするのかの判断が難しい。だから恣意的に使われる恐れが十分にある。

 人が意志を通じ合ったことをもって処罰する手法は、戦前、戦中は、政府と違う考えを持つ人たちへの弾圧に使われた。

 心の中のことで人を処罰できれば、権力に都合の悪い人を処罰するのはいとも簡単だ。治安維持法下の苦い教訓であり、だから戦後の社会は共謀を犯罪にすることに抑制的であった。」

 戦前の言論統制、思想弾圧を忘れてはならない。一部宗教さえ弾圧されたし、公明党の母体である創価学会もその一つであったはずだ。それなのに公明党は安倍自民党の目指す悪法成立に協力しているのが理解できない。この法律ができてしまえば後はやりたように抑えつけられるのだ。

 今は大きな関心事である原発問題の情報公開を求めたり、議論したりすることができるが、それが秘密にされ、安全性を確かめようとしたり、対策を追及することもできなくなる。また、沖縄の米軍基地問題やオスプレイの安全、原子力空母の安全性なども全て秘密になり、二人以上の人がそうした情報を知りたいと話し合っただけで共謀罪に問われる恐れがあるのだ。 

 情報公開や行政の透明性が叫ばれて久しいが、ここに来て一気に逆方向に持っていかれようとしている。しかし、残念ながら政党では、共産党、社民党、生活の党の3党が反対をしているだけで、みんなの党、維新の会、民主党はあいまいな態度である。

 姜尚中教授が指摘したように、戦後68年にして日本は歴史的転換点に立っているのだ。治安維持法下に戻すのか、米軍にくっついて戦争に行くのか、日本国憲法を捨てるのかという重大な転換点である。

 安倍政権(自民・公明)の狙いは一歩一歩外堀を埋めることだ。まず、国家安全保障会議を成立された。次は特定秘密保護お法案でマスコミや国民を抑えつけることである。その次は集団自衛権行使を可能にすることである。そしてその後に来るのが、現行憲法を改悪することである。

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2013年11月 7日 (木)

体力の衰えを感じる―生け垣の剪定や歩行で―

 我が家のカイヅカイブキの生け垣が伸び放題になっていた。今年は暑かったせいもあり、剪定をする気にならなかったのだ。

 息子に頼んでチェンソーで切ってもらったが、すぐにチェーンがはずれるし、切れ味も非常に悪かった。仕方しに昔ながらの剪定ばさみを使ってやってくれた。仕上げに私が剪定ばさみで整えたのだが、手を上にあげて鋏を動かすのがしんどくてたまらなかった。

 以前はそれほどでもないと思っていたのだが、歳を取るにつれてえらく感じるようになった。そういうこともあって、昨年までは自分でやっていた剪定を息子に頼んだのであった。

 我が家の生け垣は、家を建て替えて以来だから、40数年になる。生け垣にした理由は、親戚の生け垣がカイヅカイブキで格好よかったこともあるが、それよりもエコロジーを考えてのことであった。

 当時、四日市公害がひどくて、名古屋市内でもスモッグで煙っていることがあった。学校の窓は開けないようにと言われる地区もあった。それで空気をきれいにする植物がよいと思って生け垣にしたのであった。

 生け垣は手入れが大変である。庭師に頼むと生け垣だけでも2万円はかかるであろう。だから自分でやることにしてきたのだが、だんだんそうもいかなくなってきた。

 近所では、最近生け垣をやめてフェンスにしたところが2軒ある。いずれも高齢になってメンテナンスが大変だからのようだ。一度フェンスにしてしまえば毎年の手入れは要らなくなる。

 名古屋の空気はきいれいになったし、フェンスにしてもよいのかも知れないが悩むところである。

 体力の衰えといえば、歩く速さにも現れるようになった。若い頃は5kmを55分ぐらいで歩いていたのが今では62分ぐらいかかるようになった。

 後から来た人に追い抜かれることも多い。同じ歳か年上らしい人にも抜かれると悔しい。普段歩くときもあきらかにピッチが遅くなったし、歩幅も狭くなったのが分かる。

 体力の衰えは歩行に現れると言われるが、本当にそうだと実感する。誰かが年をとるとは虚弱化することだと言ったが、本当にそうだと思う。だから虚弱化にどう対応していくがが課題となる。

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2013年11月 6日 (水)

憲法公布67周年 憲法9条を守ろう 2013 愛知県民のつどい

 憲法公布67周年の11月3日、名古屋市公会堂で「2013 愛知県民のつどい」が開催された。

 私が小学校6年のとき、新憲法が公布され、高等学校のグランドまで行列して歩いて行ったことを思い出す。若い先生たちは新憲法の基本的人権などについて、どういうことだろうと話していたのを覚えている。

 現行の日本国憲法が、67年間私たち国民の権利を守り、戦争に巻き込まれることもなく、世界の平和にも貢献してきた。その憲法が今安倍内閣によって改変されようとしている。それで私はつどいに参加したのだ。

 集会は2部に分かれ、第1部では俳優で、あいち九条の会代表世話人、天野鎮雄氏の挨拶の後、津軽三味線「火の鳥」「一期一会」が演奏された。組太鼓梅村幸生さん、シンセサイザー大石有美さん、筝原田きよかさん、そして津軽三味線が牛丸哲朗さんのコラボによる見事な演奏であった。

 第2部は、現聖学院大学教授の姜尚中氏の講演で、「東アジアの平和と憲法9条」という演題であった。

 姜尚中教授は、日本の憲法は破壊されようとしていると述べた。安倍政権が作ろうとしている憲法は国権主義の憲法だと断じた。安倍政権は憲法の解釈を変えて集団的自衛権が発動できるようにし、特定秘密保護法により、東アジアにおけるイギリスの役割を果たして、アメリカに協力する仕組みを作ろうとしていると指摘した。(イギリスはヨーロッパでアメリカと共に諜報活動をしていることを指す)

 もし、集団的自衛権により、米軍が韓国で北朝鮮とことを構えたら、日本の軍隊が朝鮮半島に上陸することになる。韓国はそれを恐れていると言った。米軍が展開するところに日本軍が出かけて協力するので、東南アジアなどの国々にも同じように受け止められると指摘した。戦前に日本が植民地支配したときの嫌な思い出が蘇るのだという。

 安倍政権による、日本国憲法の改悪は、一連の作業の仕上げとして行われるであろうと言った。この指摘は大事だと私は受け止めた。集団的自衛権、特定秘密保護法、国家安全保障会議設置など、やりやすいところを固めてから有無を言わさずに憲法を変えるのだ。非常に巧妙でかしこいやり方である。

 その結果、一番影響を受けるのは、若い世代である。ところが残念なことにこの集会には若い世代の人が少なく、会場を埋めたのは中高年の人たちであった。姜尚中氏は、若い世代の人たちに伝える行動をしようと呼びかけた。

 私たちの年代は、60年安保を経験し、その後の日本や世界の変化を見て来た。この世代は、平和や戦争に強い関心を持っている。だから姜尚中教授が指摘する戦後70年が無くなる境目だという指摘に納得できるのだ。

 私たち高齢者は、あと数年から10数年でこの世からいなくなるだろうが、若い世代は大きく変わった、住みにくい日本での生活から逃げられないのだ。

 姜尚中氏は、北朝鮮も中国も脅威ではないという。その国内事情は、中国では貧富の格差、大気や水の汚染、少数民族問題など多くの内憂を抱えているからだ。

 北朝鮮問題は6か国協議にモンゴルを加えて7か国協議にして、そこで解決の道を探る提案をした。

 韓国では非正規雇用者数が50%に達し、中流がしぼんでいる。日本もよく似た事情を抱えている。こういう状況下ではナショナリズムに染まりやすくなると指摘した。確かに現在の状況は、安倍政権の右傾化支持が強く、ヘイトスピーチに見られるような偏ったナショナリズムがあり、中国、韓国などからは警戒の目で見られているのは確かである。

 元東大大学院教授の姜尚中氏は、著作が多く、マスコミにもよく出るので、多くの人に知られているが、話を聞くのは初めてであった。おとなしい話し方だが、話の内容の組み立てが論理的でないと感じた。なぜならメモが非常に取りにくかったのだ。

 上に書いたのは私が咀嚼をして書いたものであことを付記しておく。誤りがあるとすれば私の理解不足である。

 

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2013年11月 5日 (火)

小泉元首相、原発反対でブレーク

 小泉元首相があちらこちらで原発反対を唱えて講演をし、新聞、週刊誌、テレビなどでもよく取り上げられている。

 彼が首相のときは、原発推進であったので、ここに来て原発反対に変わったことに「?」と首をかしげる向きもあった。でも、どうやら本当に反対をしているらしいと分かってきた。

 彼は安倍首相の「師」だそうで、弟子の安倍首相がトルコ、インド、アラビアなどを回って原発を売り込んでいるのに、反対を言いだした真意は何だろうか。

 小泉元首相は、原発は「トイレの無いマンション」だというよく知られたフレーズも使っているそうだ。原発で使用した核廃棄物の処理方法はまだどうしたらよいか分からず、青森県の六ヶ所村には大量の使用済み核燃料が保管されている。

 その他にも福島原発だけでも、大量の核廃棄物が生じていて、11月になったので4号機から燃料棒を取り出す作業が始まる。しかし、その作業は非常に危険なもので、1つ間違えば放射能汚染を広げてしまうと言われている。燃料棒をクレーンから落としでもしたら、放射能で人間は即死し、その後の処理には近づけないという。

 原子力発電は、化石燃料発電よりコストが安く、地球環境に優しいと言われてきた。しかしながら福島第一原発の事故により、それがウソであることがはっきりした。廃棄処分の費用や事故が起きたときの対策費用を考えに入れてなかっただけで、実際は巨額の費用がかかるのだ。しかも、福島原発の処理だけで40年はかかると言われている。

 小泉元首相はそうしたことにも触れて、新たなエネルギーを開発した方がよいと言っているそうだ。まさにその通りである。

 3日のサンデーモーニングで、涌井氏が「原発の輸出より原発処理の技術で世界に貢献すべきだ」と言っていたが、賛成である。

 福島原発事故の後始末もできないのに原発の輸出などとんでもないことである。もし、事故が起きたとき、賠償を請求されたらどうするつもりであろうか。

 小泉元首相は社会党党首と会談をしたが、原発反対の1点で共闘する考えはないそうだ。1匹狼で反対を唱えるつもりのようだ。そこが彼の限界である。

 確かに元首相のネームバリューは高く、1回の講演料は200万円だと週刊誌に書いてあった。羨ましいような高額である。一般人は原発反対を唱えても全て自費である。結構な講演料を貰って原発反対で名を挙げて・・・とやっかみたくなる。

 まあ、それでも自民党・公明党に何らかの影響を与えるのならよしとすべきであろう。

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2013年11月 4日 (月)

楽天が優勝してよかった!!

 プロ野球日本シリーズは、楽天が優勝して本当によかった。東日本大震災から2年9か月、未だに苦しい生活を余儀なくされている被災者の皆さんに何よりのプレゼントであった。

 Kスタ宮城球場だけでなく、別のスタジアムをも埋め尽くすほどのファンが集まり楽天の勝利を応援していた。

 土曜日はエース田中が予想もしなかった4点を奪われて巨人に敗れ、7戦目まで持ち越した。しかし、日曜日の最終戦は先発杉内、中継ぎの沢村から3点を取って、先発の美馬投手、中継ぎの則本投手が好投をした。

 9回に田中投手が登場したときは、星野監督の采配を疑った。前日さんざん打たれ初黒星を喫しただけでなく、160球も投げていたのだ。もし、田中が打たれたら完全に監督の大ミスである。則本が好投していただけに、替えるなら9回2死を取ってからぐらいでよいと思っていた。

 先頭打者村田にヒットを打たれ、前日にホームランを打たれたロペスにもヒットを許した。ホームランが出れば同点と嫌な感じがしたが、後は締めて胴上げ投手となり、楽天の優勝が決定した。

 星野監督は中日時代から巨人戦には対抗意識を燃やす人で知られていた。今回は巨人の胸を借りると謙虚なことを言っていたが、この優勝はいろいろな意味で監督にとっても最高のものであった。

 今年のニホンシリーズは、結果論から言えば、勝ったり負けたりで、7戦目までもつれ込んだが、楽天の優勝で終わったので本当に良かったと思う。

 楽天球団は9年前の創設時にはいろいろ問題があったし、最下位に低迷していたが、徐々に力をつけてきた。そういう意味ではドリームを実現させたことで、多くの人に感動を与えたのだ。とりわけ東北地方の人たちには素晴らしい贈り物となった。

 7戦試合をしたのでプロ野球機構の収入も相当あったと思うのだが、被災地に一部でも還元されるのであろうか?そうなることを願っている。

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2013年11月 3日 (日)

iphone5cに中国語新聞を無料で読めるアプリを入れたら

 中国語の新聞を無料で読めるアプリがあるとよいと思っていた。土曜日の日本語クラスが終わったとき、学習者のRさんによいアプリがあるか尋ねたら、教えてくれた。Rさんも同じiphone5cを持っているのだ。

 中国語のアプリは「今日頭条(頭は簡体字)」という。Appstoreで「jin ri tou tiao」と入れて検索するとすぐにヒットした。開いてみるといろいろな記事の見出しが並んでいた。

 その中に「日本3男女光天化日在公園拍AV被警方逮捕」というのがあった。中国で日本人がAVの撮影をして逮捕されたのか?日本のAVも中国まで出かけて作るのかと思って読んだら、何と愛知県警が名古屋で逮捕したという記事であった。日本の有名AVスターという説明で蒼井空の写真(服を着ている)が載っていた。

 この記事は、「環球網」という新聞が報道したものだ。日本の愛知県警が公然猥褻罪により、3名の男女を逮捕した。理由は日中にAVを撮影したことだ。ニュースソースは《読売新聞》だと書いてあった。

 9月15日の午後5時過ぎに名古屋市の中村区日比津超の枇杷島橋緑地公園内で撮影が行われた。39歳の高月勉がディレクターで、56歳の医院の男と20歳の女子大生であった。(名前も出ているがここには書かない。)逮捕されたのは10月31日だという。

 さらに関連記事として台湾のマスコミの報道も紹介している。日本の新聞に載った記事を中国や台湾の新聞が取り上げていることに驚いた。愛知県警は私が行っている県庁の前にあるので余計に身近に感じた。

 あの統制が厳しい北朝鮮でさえAVが作られて、先日関係者が死刑にされたという記事が新聞に出ていた。何でも金正恩主席の奥さんも以前は関係していて、そちらに及ぶのを恐れて口封じをしたのだとか書いてあった。それぐらいだから中国でもAVは作られていると思う。

 ※「蒼井空 画像」で検索するとわんさかと出てきた。

蒼井そらの画像-p5_3

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2013年11月 2日 (土)

朝日新聞スクープ日展書部門審査を読んで

 10月30日の朝日新聞朝刊一面のトップ記事は、「日展入選審査前に配分」であった。「09年度の『書』で、有力会派に入選数を事前に割り振る不正が行われたことが朝日新聞の調べで分かった。」とリードに書いている。

 書の部門への応募者は日展全体の13919点の7割にも上るというので意外であった。それほどの応募者がある「書」で事前割振りをし、有力会派毎に入選者人数が割り当てられ、その他の会派は無視されるというのだ。その証拠を朝日新聞が掴んでスクープにしたのである。

 私はこの記事を読んでも全く驚かなかった。それは記事で取り上げられていることが昔から行われていたことで、日展を目指すにしろ目指さないにしろ、書をやったことがある人は誰でも知っていたことだからだ。

 日展にはヒエラルキーがあり、その階段を上って行くという解説が出ていた。入選、特選、審査員、会員・・・・理事、会長・理事長、顧問というふうにピラミッとを形成しており、芸術院会員である顧問の一声(天の声)で審査が決まることもあるという。

 私は大学生の頃、将来教員になったとき字が上手にかけた方がよいと思い、書道クラブに所属していた。その頃は翆軒流というのが一世を風靡していた。でも、私はAという新潟大学教授の書体が好きであった。そのことをO顧問に話したら、A教授の書はよくないと言った。

 それから長い年月が過ぎ、A氏は日展の頂点に立っていた。ある日名古屋でO教授らの大きなグループの書道展が開かれた。それを見に行ったときのことを今でも鮮明に覚えている。

 書を見ていたら突然5人ほどのグループが足早に入って来た。付き従っているトップがO教授で、みんなはへこへことしてAに従っていた。Aは展示を一瞥して「これはいい」とか「これは駄目」と指さして次の部屋へと行った。

 その様子はまるで戦前の天皇みたいであった。ああ、書道界にも天皇がいるのだと納得した。評議員や審査員でもひれ伏すぐらいの力をもっている様子がうかがえた。

 私が学生の頃から、日展で入選したり、特選になったりして上に上るのは実力だけでなく、それ以外の日常の取り入り方が大事だと言われていた。

 私が知っているもう一人の先生は、いい書を書く実力のある人であったが、日展のそういう体質が嫌だから在野になったと言っていた。

 絵画の場合は日展以外にも有力な団体や力のある個人がいるが、書の世界はとりわけ保守的というか、日本的な習慣のある世界であった。そしてそれが今もつづいているのであろう。

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2013年11月 1日 (金)

高山とせせらぎ街道へVITAバス旅行

 CAFE VITAが主催する春夏2回のバス旅行に初めて参加した。高齢者ばかりかと予想していたら、意外にも中年の人たちもいた。

 今回のバス旅行は、せせらぎ街道の紅葉を見に行くことと高山を散策するのが目的であった。私が25年ぐらい前にせせらぎ街道を走り、その紅葉(というより黄葉)の見事さに圧倒された思い出がある。それでまたその紅葉を見たいと思って参加したのだ。

 バスは8:3頃檀渓通を出発し、都市高速、東海北陸道で高山に向かった。途中2回のトイレ休憩をとり、予定時刻より少し遅れて最初の目的地、「飛騨の里」に11時20分ごろ到着した。

 「飛騨の里」に来たのは30年ぶりぐらいであろうか。ボランティアガイドがついてゆっくり組と早組に分かれて案内をしてもらった。

 池の周りに古い民家を移築してあり、中には国指定重要文化財の民家も4軒ある。残念なことに折角ガイドがついたのに、見学時間が40分ぐらいだったので、端折った話しか聞けなかった。ゆっくりと時間をかけて見て回りたい建築物ばかりであった。

 12時半ごろに、高山駅前近くの「酒菜」というレストランで昼食を摂った。飛騨牛のたたきと串の選択で、私はたたきを選んだ。3センチ四方ぐらいの薄い肉が4枚、それをニンニクと一緒にたれに付けて食べる。日中なのでニンニクに躊躇したら、隣の若い女性が「みんなが食べるから大丈夫」と言ったので安心して食べた。肉とニンニクはよく合う。他には飛騨牛を小さい炉の上で焼いて朴葉味噌で食べるのがあった。

 食後トイレに行きたくなったが、その店には男女兼用で1つしかなく、店の人に尋ねてもらったら、通りに出ると公衆便所があることが分かった。その便所はトイレット紙もありきれいなトイレで意外であった。

 一時間ほど高山の街を歩く時間があった。高山に詳しいというIさんにくっついて行き、上三之町筋を歩いた。通り全体が古い街並みで水曜日なのに観光客がたくさん歩いていた。店をウインドウショッピングしながら端まで歩いて戻った。

 Kさんが酒を買いたいというので、造り酒屋らしい店に入った。試飲をさせてもらったが、おかみさんが愛想が悪いので買わなかった。

 通りには軒に杉玉を吊るした店が向かいあいにあったので、その一つに入った。試飲をさせてもらったら、おかみさんは大変愛想がよく、気持ちよく試飲ができた。それで3人が一致してよいと感じた19度の原酒をKさんに勧めた。「商売は、やはり愛想がよくないといけないね」と話し合った。

 高山陣屋へ渡る赤い欄干の橋は来年3月まで耐震工事だということで渡れなかった。清流の宮川には鴨の群れがあった。心配した雨は小雨が降ったりやんだりであったのでよかった。

 街を見た後、郊外の「風の小屋」というブドウ園に寄った。そこで注文してあった葡萄を積み込んだ。ワインカラーの甘いノースレッド、小粒の巨峰のようなスチューベン、ナイヤガラの3種がパックで1000円であった。有機栽培だそうだ。この時期に葡萄があるのが珍しかったので私も1パック買った。また、小粒のシナノスイート7個で500円なのでそれも買った。

 それからしばらく行くと、「せせらぎ街道」に入った。そこここに葉の色が変わった木が見られた。私は昔見て強烈な印象をもつ黄葉を期待して道の両側の紅葉を見て行ったが、期待外れであった。

 途中「こもれび広場」というところにバスを止めて辺りを散策した。せせらぎが流れていて黄葉した木が少しあった。

 せせらぎ街道は川の流れに近づいたり離れたりしながら道路が続くのでつけられた名だ。こもれび広場の後、4時半過ぎの夕方の日がさすことがあり、日が差したときは山の紅葉がきれいに輝いていた。紅葉は太陽の光でずいぶん違うことが分かった。

 清見SAまでにはすっかり暗くなっていた。その後関のSAで最後のトイレ休憩をして一路名古屋に向かった。分岐点で4kmの渋滞があったが、それを過ぎると後は順調に進み17時半ごろに出発点に戻った。

 バスは大変静かで揺れもないので運転手さんに「ハイブリットですか」と聞いたら、12年も使っている古いバスだと言った。三菱のバスは音が静かなのだそうだ。それに運転も上手で安全運転であった。でも、疲れを感じたのは年のせいで弱くなったものだと実感した。

 

 

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