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2013年11月26日 (火)

市民の「第九」コンサート2013を聴く

 市民の「第九」コンサート2013が11月24日に日本特殊陶業市民会館フォレストホールで開催された。Tさんが出演するので券を頂いた。

 開場時刻の15時15分ごろに着くとすでにたくさんの人が待っていた。指定席だから急ぐ必要はないのだが、私は伏見と栄にでていたので早く着いてしまったのだ。ロビーで持って行った本を読みながらしばらく過ごした。

 45分ごろに会場に入った。2階席であった。舞台に合唱団用の段がしつらえられ、その前にオーケストラピットが特設されていた。

 市民の「第九」で、4年前にこのステージに立った時のことを思い出した。バスなので中央やや右手に立って歌ったのであった。ソリストの1人、テナーは、ずっと錦織健さんである。私が参加したときも指揮者は大勝さんであった。

 この日の演奏は名古屋フィルハーモニー交響楽団である。指揮は大勝秀也さんで、ソリストはテナーの他には、ソプラノが基村昌代さん、アルトが坂上筆さん、バリトンが末吉利行さんであった。

 合唱は公募によって選ばれた約400名の大合唱団であった。この市民の第九合唱団は人気が高く、私も応募者が比較的少ない男声なのに一度落選したことがある。

 16時に開演し、始めはヴエルディの歌劇《シチリア島の夕べの祈り》序曲という短い曲であった。今年はヴェルディ生誕200周年なのでこの曲が演奏されたのであろう。その後10分の休憩があり、次が「第九」であった。

 第一楽章が終わり、第二楽章で合唱団が入場した。Tさんはソプラノだがオペラグラスを持って行かなかったので分からなかった。バスのKさんらしき人は上って行くのが見えた。4人のソリストも入って来た。

 合唱団は立ったまま第三楽章まで聴いていなければならないので大変である。私は、「第九」を歌い始めてから8年になる。毎年1回は舞台に立ってきた。待っているときはしんどいと思うが、いざ歌い始めるとあとは終末へとなだれ込むだけだ。

 ティンパニーがあの特徴のある音を叩いて、バリトンのソロ歌手が歌い始めた。「フロイデ」と歌って、続いて合唱が「フロイデ」と歌う緊張に一瞬である。まるで自分が舞台に立っているような気分であった。

 私は第九を歌い始めてから客観的に聴くのは初めてであった。自分が参加しているときはどのように聞こえていのかは分からない。ただ言われた通りに2階席辺りを目指して声を飛ばすだけである。そして指揮者を見て懸命に歌うのだ。

 今年の合唱団は私の耳では声がよく出て、まとまりもあったと感じた。特にソプラノはよく歌えていたように思う。もうすぐ芸術劇場の舞台に立つのでこのコンサートは耳で聴くよいリハーサルとなった。

 

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コメント

 名古屋だけでもいくつか第九コンサートがありますね。合唱団は公募です。歌うには13000円程度出演料を払わなければなりません。それでも集まるのですから第九の人気は大したものです。

投稿: らら | 2013年11月26日 (火) 09時31分

第九の演奏が日本の年末の風物詩になってから久しくなりました。これは日本だけ定着したもので、本場のヨーロッパではむしろヘンデルの「メサイア」が年末に演奏されるのが通例だそうです。なぜ日本では年末に第九なのか?これは諸説あるそうですが、第九はとにかく集客力があり、黒字が期待できるので、もち代になるというのが始りだといわれています。映画の忠臣蔵と同じ理由です。それはともかく、4楽章で人類愛を高らかに歌いあげて終わるこの交響曲の迫力、感動は圧倒的で未だこの曲を超えるシンフォニーはありません。因みに日本は毎年世界でもっとも多く第九が演奏される国だそうです。

投稿: Toshi | 2013年11月26日 (火) 08時53分

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