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2013年10月29日 (火)

映画「人類資金」を見た

 阪本順治監督の映画「人類資金」を見た。福井晴敏の小説をもとにしたものである。

 この映画は全く予備知識を持たずに観たのでストーリーを組み立てていくのが大変であった。その理由の一つは、「M資金」というものを巡って日本だけでなく、ロシア、仮想の国カペラ共和国、アメリカなどが舞台となることや怪しげな組織が現れて活劇を演じることや登場人物の関係が分かり難いことなどであった。

 観終わってからiphoneで検索をしてストーリーや配役などをチェックしてやっと理解することができた。

 映画を見るには予備知識がないのがいいのだが、この映画の場合は予備知識があった方が理解がし易いと思う。両側の席の人は高齢の女性であったが、この人たちはどのくらい分かるのだろうかと思いながら観ていた。

 「M資金」というのは戦時中に日本軍がアジア各国から集めた金でそれを終戦間際に日銀の金庫から金塊の形で運びだすことに成功したところから始まる。

 そのときの憲兵大尉が戦後アメリカと一緒に秘密資金として管理をする財団を作り、その理事長となるのだが、物語は平成26年つまり来年の話として設定されているので、今の理事長笹倉暢彦はその子どもで仲代達也が演じている。

 香取慎吾は「M」という人物で仲代の一族である。佐藤浩市は真舟雄一の役で、Mの腹心で6か国語を操る石優樹を森山未来。防衛省の秘密機関の局員で財団の理事を父に持つ高遠美由紀を観月亜里沙が演じる。ユ・ジテが演じる遠藤治はローゼンバーグ財団直轄の精算人で「E機関」というGHQ特務工作機関の長を祖父に持つ。

 この映画はロシア語や英語がふんだんに出てきて、字幕スーパーで読まなければならない。まるで外国映画のようである。

 超サスペンスドラマと銘打つだけあって、ハラハラする場面はたくさん出てくる。テーマとして金融資本主義を批判しているのが良いと思う。ヘッジファンドなどのグローバル金融資本に世界は翻弄されている現状だからだ。そうではなくて金は世界の7割を占める貧しい人々に使うべきだという立ち位置がよい。

 私は、ミッドランドスクエアで見たが、席はいつでもとることができる。私は休日に開始時刻2分前に行ったがよい席であった。

 あらすじは以下のURLで

 http://www.jinrui-shikin.jp/#movie-story

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映画・テレビ」カテゴリの記事

コメント

 真舟は最初はM資金を語る詐欺師だったのです。それがMという人物にスカウトされるのです。ロッキード事件もちらっと出てきます。

M資金といえば私はすぐに右翼の大物児玉誉士夫氏を思い出します。この資金は本当に存在したのか、どうかは未だに謎ですが、その資金に絡む多くの詐欺事件が発生しました。中でも後のロッキード事件に発展する遠因となった全日空3000憶融資事件が有名だとネットで検索すると書いてありました。
そのM資金をネタに超サスペンスドラマを作成したとは、映画の制作者は流石、目の付けどころがいいと思いました。直接関係ありませんが、半沢直樹のドラマといい、はたまたみずほ銀行の反社会的勢力への融資事件といい、お金により人間社会は常に翻弄され続けるものですね。

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