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2013年10月

2013年10月31日 (木)

「名月」というりんご

 スーパー・タチヤに行ったら、珍しいリンゴを売っていた。札を見たら「名月」という凄い名前であった。見かけは「トキ」に似ているがトキよりももっとトキ色である。

 珍しいものが好きなので早速買ってきた。妻に「『名月』というりんごだよ」と言ったら、「すごい名前ね。名月をとってくれろと泣く子かな」という俳句をしゃべった。

 次の日、冷やしておいた「名月」を食べた。先に口にした妻が、「おいしわよ」と言った。どれどれと一口噛むと甘くて歯触りがよかった。「ほんと、おいしいね」と言った。妻が「名月をとってくれろと泣く子かな って、誰の俳句?」と聞いたので、「小林一茶だろう?」と答えた。

 念のために調べたらやはり一茶であった。その時驚いたのは、一茶が何度も結婚していることや子どももたくさんいたが死んでしまったことだ。だが一番驚いたのは、一茶が”交合の俳諧師”と呼ばれ、2番目の妻には飽くなき性欲が原因で逃げられてしまったことだ。この句は最初の結婚の数年前に作られたものらしい。

 学校で勉強したときは、俳句のことしか習わなかったからそういう話は初耳であった。

 りんごの名月から話が横にそれてしまったが、元に戻す。「名月」は「ぐんま名月」と言って、群馬県総合農業試験場北分場で作られたもので、「あかぎ」と「ふじ」の交配種だそうだ。1991年9月に品種登録をされたというから22年も前の話である。

 これまでお目にかからなかったのは、主に群馬県で栽培されていて、大都市に出回らなかったからだという。「名月」のように黄緑色や黄緑に朱が混じったものは、最近では「トキ」とかとか岩手の「黄王」や「采香」などいろいろある。長野の「シナノゴールド」もその仲間だ。

 「名月」が作られた頃は、リンゴは赤くなくてはならず、黄緑色系のリンゴは都会では売れないと考えられていたようだ。そういえば黄緑色系のリンゴは、昔はインドリンゴがあったがいつの間にか無くなった。その後出てきた「王林」だけは健在である。

 この頃は売るために品種も多様化してリンゴの種類も多くなった。おそらく世界では日本が一番種類が多いのではないかと思う。

 若い頃は、「国光」が一番人気で、「デリシャス」とか「ゴールデンデリシャス」とかは高級りんごであったが、姿を消してしまった。

 りんごでは何と言っても「サンふじ」の味が一番だと思う。12月が楽しみだ。

●詳しい情報は

 http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/apple-Meigetsu.htm

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2013年10月30日 (水)

トリエンナーレ2013年終了

 名古屋市などで開かれていたトリエンナーレ2013が終了した。2回目の今回は岡崎市にも会場が作られたが見に行くことができなかった。

 8月10日から始まったのだが、今年の夏は大変暑かったので、入場券を買ったものの、初めて見に行ったのは10月に入ってからであった。名古屋市内の愛知県美術館、名古屋市美術館、長者町の有料会場、納屋橋の会場とそれぞれ違う日に見て、最後に長者町の無料の展示を見たのは終了前日の10月26日であった。

 それでも栄地区の展示で見なかったものがあった。天候の不順で出歩く気分にならなかったからだ。

 トリエンナーレを見て思ったのは、インスタレーションは大きな部屋や屋外を使って大きな作品を制作してあったがが、費用も大変だろうということだ。おおがかりな作品の費用は誰がだすのであろうか。スポンサーがいるのであろうか。手間と金を掛けてあるのに訳分からない作品も見られた。

 トリエンナーレの作品は、私のような者には理解しがたいものがほとんどであった。結局、作品を作り見せるという行為には、勇気というか他人が何と言おうと平気な自己満足が必要であろうと思った。

 新聞によると、入場者は62万6842人で岡崎が7万人超だったという。前回は57万人だから岡崎分を差し引くとほぼ前回と同じという勘定だ。入場者数というのは多分入場券を買った人の数だと思われる。前回、私は入場券を買わなかった。私のように無料の会場だけを見た人もいるかもしれない。

 現代アートの祭典として2か月半の長期にわたるトリエンナーレにはそれなりの意義があると思うが普通の人間から見て首をかしげる作品はどうかと思うし、展示物は大きな表示で解説とかヒントを付けるなどの工夫が要ると思う。

 ●納屋橋会場作品

           自転車のホイールで

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                片山真理の作品

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                   犬

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                 水のパーカッション

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                 部屋いっぱい洗剤の泡のフォルム

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2013年10月29日 (火)

映画「人類資金」を見た

 阪本順治監督の映画「人類資金」を見た。福井晴敏の小説をもとにしたものである。

 この映画は全く予備知識を持たずに観たのでストーリーを組み立てていくのが大変であった。その理由の一つは、「M資金」というものを巡って日本だけでなく、ロシア、仮想の国カペラ共和国、アメリカなどが舞台となることや怪しげな組織が現れて活劇を演じることや登場人物の関係が分かり難いことなどであった。

 観終わってからiphoneで検索をしてストーリーや配役などをチェックしてやっと理解することができた。

 映画を見るには予備知識がないのがいいのだが、この映画の場合は予備知識があった方が理解がし易いと思う。両側の席の人は高齢の女性であったが、この人たちはどのくらい分かるのだろうかと思いながら観ていた。

 「M資金」というのは戦時中に日本軍がアジア各国から集めた金でそれを終戦間際に日銀の金庫から金塊の形で運びだすことに成功したところから始まる。

 そのときの憲兵大尉が戦後アメリカと一緒に秘密資金として管理をする財団を作り、その理事長となるのだが、物語は平成26年つまり来年の話として設定されているので、今の理事長笹倉暢彦はその子どもで仲代達也が演じている。

 香取慎吾は「M」という人物で仲代の一族である。佐藤浩市は真舟雄一の役で、Mの腹心で6か国語を操る石優樹を森山未来。防衛省の秘密機関の局員で財団の理事を父に持つ高遠美由紀を観月亜里沙が演じる。ユ・ジテが演じる遠藤治はローゼンバーグ財団直轄の精算人で「E機関」というGHQ特務工作機関の長を祖父に持つ。

 この映画はロシア語や英語がふんだんに出てきて、字幕スーパーで読まなければならない。まるで外国映画のようである。

 超サスペンスドラマと銘打つだけあって、ハラハラする場面はたくさん出てくる。テーマとして金融資本主義を批判しているのが良いと思う。ヘッジファンドなどのグローバル金融資本に世界は翻弄されている現状だからだ。そうではなくて金は世界の7割を占める貧しい人々に使うべきだという立ち位置がよい。

 私は、ミッドランドスクエアで見たが、席はいつでもとることができる。私は休日に開始時刻2分前に行ったがよい席であった。

 あらすじは以下のURLで

 http://www.jinrui-shikin.jp/#movie-story

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2013年10月28日 (月)

原始共産社会にはうつ病はなかった―NHK「病の起源}

 10月20日にNHKで放映された「病の起源」を興味深く見た。番組によると、原始共産社会には(番組ではこの言葉は使わなかったが)うつ病がなかったという。

 また、現代でもアフリカのサバンナに住むハッザ族にはうつ病がないことが分かった。ハッザ族は狩猟を中心の生活をしていて、獲物はみんなで平等に分けているそうだ。生きていくのに一番大事な食糧が平等に分けられるのでストレスがなく、幸せに暮らせるようだ。

 では、なぜ人類にうつ病が現れ、現代ではそれが増えているのか。起源は5億2千万年前に現れた脊椎を持つ魚類に遡る。魚類には脳ができ、その脳にある扁桃体がストレスホルモンを出し天敵から身を守るようになった。しかし、時には暴走をして魚でもうつ状態になることが分かった。

 次に爬虫類の時代になり、2億2千万年前に誕生した哺乳類は、群れを作り外敵から身を守るようになり、孤独に弱くうつ病になりやすくなったのだ。これも扁桃体の暴走が原因で起きるのである。飼育している類人猿のチンパンジーを孤独状態にしえ置くとうつ病になることが分かった。孤独はうつ病を引き起こすのだ。

 700万年前に誕生した人類は、脳で記憶ができるようになり、危険なザバンナで生活するために恐怖の体験を記憶することが大事であった。その記憶が何度も思い出されるうちに扁桃体を活発にし、体にストレスホルモンを出させる。それが新たなうつ病の要因となった。

 さらに人類は言語を獲得したことにより、他に伝えることができるようになり、他人から聞いた恐怖の体験などを記憶し、それが扁桃体を刺激して、新たなうつ病の引き金になることになった。

 人類は進化の過程で、天敵、孤独、記憶、言語といったうつ病の種を抱え込んできたのである。

 社会生活を営み、多様化し複雑になり、情報が溢れる現代において、我々の周りはうつ病の引き金になる事柄に取り囲まれているともいえる。

 原始共産社会では、うつ病が見られないというのは「平等」であることで扁桃体への刺激がなくなるからだ。

 春野雅彦博士は、平等と扁桃体の関係に注目して実験をした結果、扁桃体は自分が得をしても、損をしても強く活動し、公平な場合はほとんど反応しないことを突き止めた。

 「平等」はうつ病の原因となる扁桃体の異常な活動を刺激しない大事な要素である。原始共産社会では「平等」によってうつ病の原因を抑え込んできたのだ。

 狩猟生活の後、農耕栽培社会になって、富の偏在が生じるようになり、貧富の差や社会階級が生じた。それが現代までずっと続いているのである。

 職業によっても、うつ病になりやすいかどうかの違いがあるという。医者や弁護士などの自分で判断する技能職はなり難く、営業、セールス、工員などの非技能職は上からの圧力にさらされやすく、うつ病罹患率が高いそうだ。

 戦い、競争、孤独、情報過多、妬み、いじめなどの外敵・・・・さまざまなものが扁桃体を刺激してストレスホルモンを過剰にし、ついにはうつ病をひきおこすのだ。

 うつ病から身を守り、あるいは抜け出すためには、人とのつながりをもち、孤独にならない、原始人のように体を動かし(→運動をする)、規則正しい生活をする・・・などが大事である。

 

 

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2013年10月27日 (日)

特定秘密保護法案に反対

 安部内閣は25日、特定秘密保護法案を国会に提出した。この法案提出の翌日の朝日新聞は一面、2面、3面、4面などを使って解説を含め詳細に危険性を取り上げ、さらに5面に全文を掲載し、社説では特定秘密保護法案の危険性を列挙して「この法案に反対する」と明確に主張した。

 同じ日私は読売新聞を読む機会があった。驚いたことに特定秘密保護法案については国会に提出されたことやこの法案の意義について少し触れている程度であった。

 産経新聞に至っては、民主党が情報公開法改正案を提出したことを報道しているだけである。

 毎日新聞は社説で、「特別秘密保護法案 国会は危険な本質を見よ」と書き、「行政内の情報保全の徹底と、現行法の厳格な運用で情報漏えいは防げるはずだ。法案は国民主権をはじめとする憲法の規定と根底でぶつかる。国会は審議でその危険な本質を明らかにし、法案を廃案にすべきである」とした。

米国との比較も入れて一番わかりやすく説得力があるのは「東京新聞社説」である。さすが東京新聞と褒めておこう。下記のURLをクリックして是非読んでほしい。

 http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2013102302000123.html

 この法案については、日本弁護士会、日本ペンクラブ、日本新聞協会などが反対をしている。

 マスコミの対応は大きく分かれたが、これは憂うべきことである。なぜなら特別秘密保護法案は、戦前のようにマスコミが権力に取り込まれ、戦争へ突進したのと似たような歴史を転換する大事だからである。

 特別保護法案の危険性は、毎日新聞が指摘するように、憲法の根幹にかかわることである。国民の知る権利を奪うものである。

 何が秘密に相当するのかは行政機関の長が決める。その場合何が特定秘密に指定されたかを知ることはできない。だから都合の悪いことは何でも「秘密」にしていまうことも可能なのだ。

 何が秘密かがわからないから、後で追及することもできないどころか、調べようとする行為自体が違法とされるのだ。マスコミや市民運動が知ろうとしても、知る権利の明記は努力規定であり、解釈する政府側の判断次第でどうにでもなるのだ。

 秘密の保持期間も、30年たっても内閣の承認があれば自由に延長が可能となっているから永遠に秘密ということもありうるのだ。

 法案は公務員らに「適正評価」を義務付けている。身元調査のような厳しいものでそれをクリアしなければ特定秘密を扱えない。

 家族構成、特定有害活動やテロやスパイ活動との関係、犯罪懲戒歴、情報取り扱い違反、薬物の乱用・影響、精神疾患、飲酒習慣、経済状況などの信用状態、両親の国籍などがあり、当然思想信条も調べられることになる。

 その対象者は、外務、防衛、警察だけで6万4千人だが、他の省庁も地方自治体も含められるだろう。弁護士会はプライバシイの侵害につながりかねないと懸念する。 職場の配置や昇進等にも影響するから公務員の士気にもかかわるだろう。

 要するに安倍内閣がやろうとしていることは、戦前のように国民の目と耳や口をふさいで政府の知る権利を奪い、政府のやりたいようにできる国家統制をすることだと言える。

 戦後68年間、これまでこのような法律がなくてもやって来られたのだ。毎日新聞が言うように、現行法規の厳格な運用で十分なはずである。ここへきて安倍内閣がやろうとしてしている憲法解釈変更による集団自衛権と国家安全保障会議の新設と密接に関係している。日米安全保障条約でアメリカの要求に沿い特定秘密を提供するためのものであるという指摘もある。

 国会がチェックをするのも不可能になると言われ、国会の役目を果たせなくなるのである。

 まだまだいろいろと問題があるが、国民主権と民主主義に重大な影響を持つ特定秘密保護法だということをよく調べて、その危険性を認識し、廃案にすることが大事である。

 

 

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2013年10月26日 (土)

中国を笑えない日本―三瀧商事の米偽装と阪急阪神ホテルのニセ料理

 最近の週刊誌で中国の食品の危険性について大きく取り上げられ、中国からの輸入食品は買わない方がよいというイメージを植え付けられた。日本でも数年前に食品偽装事件が連続して発覚したことがあるが、その後忘れてしまっていた。

 最近では三重県の三瀧商事が中国から輸入した米を国産と偽って卸した。コシヒカリと称したり、魚沼産コシヒカリと偽ったりした上、加工用のコメを主食用の米として売ったのであった。

 三瀧商事から買った米を使ってフジパン系の会社がおにぎりや弁当に加工してイオンに卸したのだという。イオンは被害者ということになるのであろうか。

 三瀧商事にはやっと警察の手が伸び、刑事事件に発展することになった。この偽装米の事件は徹底的に捜査をして、再発を防いでほしい。

 今度は阪急阪神ホテルズの偽りの料理提供事件が発覚した。何と発覚するまで7年余り客を騙し続けていたというのだ。

 既製品の手ごねハンバーグ、芝エビはバナメイエビという安物のエビ、九条ネギは普通の白ネギ、くらげのレッドキャビア添えはトビウオの魚卵、鮮魚のムニエルは冷凍魚、津軽地鶏、霧島ポークも偽り、脂肪を注入したニセの霜降り牛肉・・・などであった。

 7年余りの間に、約7万9千人が騙されてホテルの名を信用して美味しいと思いながら食べたのだという。

 以前の「吉兆」のときも、「赤福」のときもそうだが、有名ブランドだからと言って信用できないことがある。老舗の面子など今は利益追求の前に捨てられてしまったのだろう。

 石川五右衛門ではないが、悪い奴の種は尽きないのである。次々と新手の悪が登場する。振り込め詐欺と同じである。引っかかる方が悪いということになる。

 ちょうど同じころ、「和食」がユネスコの無形遺産に登録されると報じられた。大変嬉しいニュースだが、偽物が横行するようでは自慢が出来まい。やがては登録取り消しということにもなりかねない。

 日本というブランドを傷付けないように官民一体で頑張る必要があろう。和食も日本の物づくりと同じように世界の信用を大事にしなければならない。

 中国から「お前の国だって同じだ」と笑われないように!

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2013年10月25日 (金)

和食が世界遺産に登録を喜ぶ

 文化庁の発表によると、ユネスコの無形文化遺産に推薦していた「和食」が登録確実になったという。大変喜ばしいことである。

 これまでに無形文化遺産に登録されているのは、フランス料理、地中海周辺の料理、メキシコの伝統料理、そしてトルコの麦粥食の4件で、和食は5件目である。和食の素晴らしさからいうとむしろ遅すぎた感が否めない。おそらく選定に関わるのが欧米人中心だからだと思われる。

 寿司を筆頭に日本料理は、天ぷらなど世界の国々に広まり、生ものを食べない中国人までが刺身を食べるようになった。B級グルメのたこやきまで各国に進出している。

 日本料理が広まるのはいいが、日本料理と称して首をかしげたくなる料理も出回り、日本料理の正しいイメージが損なわれていくのが残念である。食材や調味料などでも、台湾や東南アジアで作られた物に漢字やひらがなで日本食と書いてあるのが出回っているので驚いたことがある。

 ところで、「和食」とは、

①多様で新鮮な食材を使い、持ち味をいかす。

②バランスがよく、健康的な食生活をつくる。

③自然の美しさを表現する。

④年中行事とかかわっている。

という条件を設定しているそうだ。

 日本人は古来、野菜や魚貝類や海藻など新鮮な食材を尊重してきたし、料理にするときも、京料理で象徴されるように、素材の持ち味をいかしてきた。

 また、日本独特の美的感覚で器や料理の盛り付けにも工夫を凝らしてきた。

 正月、お祭り、節句、お盆など年中行事には「ハレ」の食事が提供されたし、結婚式、葬式などでもそれにふさわしい食事が用意された。茶道の懐石なども素晴らしいものである。

 バランスがよく、健康的な食生活をつくるに関しては、脂肪や肉類は控えめで、味も砂糖や塩は表面にのさばることはない。「隠し味」という言葉があるように控えめなのがよいのだ。微妙な味わいを感知できる素晴らしい舌のDNAがあるのだ。

 最近世界で注目されているのが、鰹や昆布などの調味料で、その中に含まれる栄養分も健康上からも評価されている。

 以前にアメリカにマクガバンレポートというのが出されたが、その中で氏は、江戸時代元禄以前の和食を最も健康的だと称賛している。当時は玄米や稗、粟などを食し、海の小魚、海藻、畑の野菜、山菜などを食べていた。牛、豚などの肉類は食べなかった。また発酵食品としての味噌、溜まり、酢で味付けをした。

 江戸中期以後精米されるようになって、脚気が増えたが、それまでは健康に生きて死ぬ人が多かったと言われる。

 「和食」がユネスコの無形遺産に登録されるのを機に、伝統的な和食を見なおし、ほり起こすようにしたいものである。

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2013年10月24日 (木)

Iphone5cを買って1か月余―ついにスマホ族になる

 iphone5cを発売日の翌日に思い切って買ったことは以前に書いた。早いもので以来1か月余経ってしまった。そして今や立派なスマホ族である。

 iphone5cを買うまでは、地下鉄に乗る度に、スマホを操る若い人を見ると「何やってるんだろう?」という眼で見ていた。買った当初も、自分はあんな風にはならないと決めていた。

 ところがである。いつの間にか地下鉄に乗るとスマホを見つめる仲間に入ってしまったのだ。周りを見回すと殆どの若い人はスマホを見ている。自分もiphoneを眺めることで若い人と同じだ!という気分にさえなるのである。

 私ぐらいの年齢でスマホを見ている人はいないようだし、私の65歳以上の知人でスマホを持っているのは妹ぐらいである。

 思い切って買ったのはスマホをやるなら「今でしょ!」という気持ちからであった。買うことに抵抗があったのは、その料金であった。毎月7000円余りの余分な支出が見込まれたからである。普通の携帯なら月々1650円ぐらいで済んでいた。

 買った当初はマニュアルがないので大変苦労をさせられた。でも、Iphone に詳しい知人やApple のサポートで何とか扱えるようになった。

 書店に行くと、ihone5c、5sの操作法の本が7種類ぐらい出ている。価格は550円から1000円だ。でも、知らぬ間にそこに書いてあるほとんどのことを扱えるようになっていた。

 Iphoneのアプリは、何と90万種類以上あるそうだ。その中から「厳選1000」などという本も何種類も出ている。買おうか・・・?と思ったが、そんなの買わなくてもいいというアドヴァイスもあって買っていない。アプリをダウンドーロして、嫌なら削除すればいいのだ。

 iphone5cを使って見ていいと思ったのは、大変スマート(賢い)なことだ。重宝しているのは、「音声入力」である。

 カレンダーにスケジュールを入れるとき、音声で簡単に記録できる。リマインダーを使って当面の備忘録に使うときも便利だ。簡易メールを送るのも都合がよい。iphoneを使い始めたとき、一番困ったのは指で文字を書くことであった。かなり馴れたが音声入力は大変便利である。

 何よりも賢い。学習機能があるから、使った単語をどんどん覚えてくれるのだ。使うほどに使いやすくなるそうだ。

 次によく利用するのが、地下鉄で新聞や週刊誌を読むことだ。「全新聞」「全週刊誌」というアプリをインストールしたが、それによって新聞や週刊誌の一部を読むことができるのだ。「全」はウソで誇大であるが。だいたい読める記事というのは、どうでもよい3面記事が多いのだ。それでも退屈しのぎにはよい。そうそうニューヨークタイムズやJapan Timesも無料で読める。

 辞書アプリを入れることで国語、英語などの辞書も使える。

 音楽を聴くことができるアプリもいろいろ入れた。備えているイヤホーンで聴くと大変いい音で聴くことができる。ラジオも聴くことができる。

 Yuotubeももちろん見ることができる。

 地図もiphone備え付けのものがあり、それ以外にもGoogle mapをインストールした。他には買い物やグルメの検索もできるようになっている。

 Siriという機能によって、音声で質問をすると答えてくれる。Kさんはこれで遊ぶと面白いと言っていた。

 LineとWeChatに登録したので、それに登録してある人との通話は無料である。またメッセージを残すことができるのでそれも都合がよい。fasetimeというもともとあるアプリでiphone同士は無料通話ができるようになった。

 非常にありがたいと思うのは、パソコンで使っているメールソフトを全て管理できることである。Gmail、Yahoo、Mediacat、auなどを一元管理している。

 カメラ機能も優れている。通常撮影、望遠撮影、パノラマ撮影、写真の処理など大変便利になっている。

 私はゲームは一切やらないがゲーム好きの人にはゲームアプリが五万とあるから楽しめるであろう。

 毎朝のウオーキングには、ウオーキングを記録するWAKERというアプリを使っているが、積算記録やカロリー計算なども利用できる。

 まだまだあると思うが使いながら見つけていく楽しみもある。

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2013年10月23日 (水)

 山内秀紀「まるごとハーモニカの本」出版記念ハーモニカリサイタル

 10月20日(日)5時半から名古屋東文化小劇場でハーモニカのリサイタルがあった。ハーモニカの演奏や指導そして楽器店も経営する山内秀紀さんが、クロマチックハーモニカについての「まるごとハーモニカの本」(青弓社刊、1680円)の出版記念であった。

 http://www.harmonica.jp/yamauchi/

 知人のIさんがハーモニカをやっているので入場券を頂いた。そうでなければハーモニカのコンサートは全く知らない。

 会場には開場時刻より早めに着いた。しばらく待って会場に入った。中央の前から7番目ぐらいに席を取った。聴衆はハーモニカを習っている人たちが多いようであった。

 開始時刻近くにIさんの姿を見た。ちょうど隣の席が1つあいていたのでそこに呼んだ。周りの人たちはみなハーモニカ仲間のようで言葉を交わしていた。

 17時半丁度にリサイタルが始まった。舞台中央には大きなスクリーンがあり、プロジェクターで映像を映した。奏者の山内さんは上手に譜面台などを置いてそこで演奏した。

 プログラムは、

1.シャンソン 「枯葉」  2.童謡 「里の秋」  3.洋楽 「サー・デューク」

4.Jazz 「Blusette」  5.映画音楽 「Moon River」 「シェルブールの雨傘」

6.フォルクローレ 「君の影になりたい」 7.演歌 「美空ひばりメドレー」

8.アニメ 「ルパン三世」 9.Jazz 「What a Wonderful World」(ルイ・アームストロング)

 映像はハーモニカの歴史やクロマチックハーモニカの話とか演奏曲目に関した解説やエピソードで、レクチャーのように口頭での解説とスクリーンでの解説で大変興味深いものであった。

 クロマチックハーモニカは、半音を出せるもので、100年以上も前に作られていたが、やっと最近広まりだしたという。これからはクロマティックハーモニカが主流となるだろうという。

 山内さんはクロマチックハーモニカを、曲によってとっかえひっかえて演奏をした。クロマチックハーモニカはどんな曲でも演奏できることを示すために、いろいろなジャンルの曲を演奏したのだという。

 ハーモニカの音は懐かしい響きがする。子どもの頃、ハーモニカが家に転がっていた。それで何とはなしに吹いていた。中学校の頃だったと思うが、宮田東峰氏のハーモニカの吹き方の本を買った。音符を読めない私には数字の音符が取りつきやすかった。

 ベースの入れ方などを我流で覚えた。でも、童謡などしか吹けなかった。ある冬の夜、熊野大橋で友人が見事にハーモニカを吹くのを聴いて羨ましく思った。でも、自分には真似が出来なかった。大学生の時、クロマチックハーモニカを買ったがやはり物にできなかった。

 今回のリサイタルでは、クロマチックハーモニカを自在に操って見事な演奏であった。Iさんのお蔭で大変楽しい勉強になるコンサートを聴くことができた。

 

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2013年10月22日 (火)

昭和生涯学習センター祭りコンサート

 10月19日土曜日、午前10時半から昭和生涯学習センターのセンター祭で我が昭和男爵コーラスも女声合唱団スイートポテトとジョイントコンサートを開いた。10時半からはスイートポテト、11時から昭和男爵コーラスの出演であった。

 センター祭りには合唱団発足以来毎年参加している。今年で確か7回目のはずだ。当初10名で始まった男爵コーラスも出入りはありながら17名になり、合唱のレベルも先生たちの御指導のおかげで、少しずつ良くなっていると思う。

 第2回ではロシア民謡「ともしび」を2部合唱で歌った記憶だが、今回は4部合唱で歌った。やはり4部の方が深みがある。

 ヴォカリーズⅠ、Ⅱを歌って入場し、皆さんを驚かせた。その後代表挨拶に続いて次の曲を紹介した。この歌う曲にまつわる紹介はいつも好評である。

 2番目は、人気投票で全国第二位の「あざみの歌」。3番目は夢で逢いましょうでヒットした「遠くへ行きたい」

 4番目に我が合唱団定番になった「東京ブギウギ」を振りをつけて歌い、会場から手拍子をもらった。

 5番目の曲は4部合唱の「ともしび」で、バスパートを歌ったが気持ちよく歌えた。

 最後に聴衆と全員で「遠くへ行きたい」を歌った。

 第一部のスイートポテトは、全員が黄色いシャツのユニフォームで揃えていた。昭和生涯学習センターが出来たころからの最古のグループで、指揮者もピアニストも変わらずというからすごい。

 大きな歌 先日亡くなったやなせたかしさんの「手のひらを太陽に」、アカペラで「親」、「かたつむり」、合唱曲の「ほたるこい」、「家路」、最後は民謡からボレロ「斎太郎節」であった。昨年に比べてよくハモっていた。全部暗譜でやさしくきれいに響いていた。

 土曜日なので私の知人は都合が悪い人が多かった。でも、会場は満員で気持ちよく歌うことができた。

 

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2013年10月21日 (月)

すい臓がんの検査法を開発したアメリカの少年のプレゼンに感動

 NHK、Eテレが毎週月曜日に放映するスーパープレゼンテーションには毎回感動することが多い。7日の放送は、15歳の時に、すい臓がんの、安価で確実性の高い検査方法を開発した16歳の少年のプレゼンであった。

 弱冠16歳の高校生なのに、彼の話しぶりは堂々としていて、ユーモアも交えて素晴らしかった。だが感動したのは彼のプレゼンぶりではなく、検査法を開発するまでのプロセスであった。彼の名はジャック・アンドレイカという。

 彼がすい臓がんの検査法を開発しようと思った動機は、彼の知り合いの小父さんがすい臓がんで亡くなったことであった。すい臓がんの発見は非常に難しく生存率は20%と言われる。スチーブ・ジョブスもすい臓がんで亡くなった。

 発見が難しいのはその検査方法にある。血液をもとに検査するのだが非常に見つけにくく、その上検査費用も800$(80000円)と高額である。しかも、検査方法は60年来変わっていないことを知り彼は驚いたそうだ。

 彼はまず、インターネットで調べることにした。使ったのは検索エンジンGoogleであった。wikipediaとPublic of Scienceで調べた。Public of Scienceでは研究論文を無料で見ることができる。

 その結果、ガンに関係したタンパク質が8000種類以上あることを知った。全ての初期のガン患者全員の血液から見つかること、バイオメーカーになることを基準にして、それらのタンパク質をを丹念に調べた結果、一つのタンパク質が有効そうだということを見つけた。それがメソテリンというタンパク質である。

 次にそれを使ってどのようにして検査法を作るかであった。彼はいくつかの条件を設定した。

 安価であること。 検査スピードが速いこと。 簡単に検査できること。 感度が高いこと。 特異性が高いこと。 低侵襲性であること。

 彼によると、検査法はある日の生物学の授業中にひらめいたのだそうだ。彼に言わせると「抗体」についての退屈な授業で、彼は科学雑誌を読んでいた。そこにはナノチューブについて書いてあった。それを読んだとき、「抗体」と「ナノチューブ」を組み合わせることを思いついたのだ。

 次に彼がしたことは、研究場所を探すことだ。研究提案書を作成してそれをe-mailでアメリカの大学や研究機関の教授200人に送ったのだ。しかし、残念ながら199人からは駄目だと言ってきた。たった一人、興味を持ってくれたのが、ジョンズ・ホプキンス大学薬学部のアンルバン・メイトラ教授であった。

 メイトラ教授はガンの早期発見の研究者であった。アンドレイカ少年を研究室に呼んで20人ほどの研究者と共に質問攻めにした。それをクリアして少年は研究室を使わせてもらえることになったのだ。

 そこで7か月の試行錯誤の末、新しい画期的な、しかも将来性のある検査法を作りだしたのである。抗体とナノチューブを沁みこませた検査紙で、それに血液または尿を1滴たらし、5分後にナノチューブの電流の変化を調べるというものであった。電流の減少の度合いによりガンを見つけることができるのだそうだ。

 この方法は、費用はたった3セントででき、時間は5分、100%正確だという。従来の方法の1/26000の費用で、400倍の速さ、168倍の正確さなのだ。

 アンドレイカ少年は論理的に考え、研究を進めている。彼も言うようにインターネットは情報の宝庫である。まずそこから手がかりを見つけ、次に8000種類以上の手掛かりを丹念に調べ、一つのタンパク質に到達した。熱意と根気のたまものである。

 また、検査方法を作るのに、安くて速くて正確なものを目指している。従来薬などの開発には伊藤氏も指摘するように何十億円という莫大な開発費を投入するのだ。

 ところが彼は僅かな費用で目指すものを作ってしまった。そこにはメイトラ教授との出会いも必要であった。200人にメールを送ってたった一人が興味を示してくれたのである。運命的なものであったかもしれない。

 彼の手法は卵巣がんや肺がんなど他のガンにも使える可能性を秘めていると言われる。これからが楽しみである。世界に広がればノーベル賞も?

 

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2013年10月20日 (日)

トリエンナーレ2013長者町会場

トリエンナーレ2013も後2週間となった。有料展示のチケットを買ったがまだ名古屋市美術館や納屋橋会場を見ていない。

 長者町には18会場が点在している。ようやく涼しくなったので歩いて見て回るにはよい気温になった。それで前の日曜日に長者町会場へ行ったが、有料の3会場のみを見ただけで疲れてしまった。

 前回もそうであったが、長者町会場には良い作品が少ないというのが私の印象である。有料のところでそうだから、無料のところは期待できないかと思っている。

 長者町は寂れて久しいが、トリエンナーレを持って来ても人は戻っていないようだ。トリエンナーレを目当てに歩いている人が前回より少ない。

 建物の周りに板で歩く道を作ったり、真っ暗い部屋のガラス張りの中に木で組み合わせた物があったり、大がかりなものだが表現意図が分からない。

  

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 車輪が付いているのは引いて街中を歩くアートだという。

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真っ暗な通路におかしな人形を置いてあり、お化け屋敷みたい

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2013年10月19日 (土)

トリエンナーレ2013名古屋市美術館

 トリエンナーレ2013の会期が残り少なくなって来たので名古屋市美術館へ出かけた。白川公園や美術館の外にはボランティアがたくさんいたので驚いた。長者町にはあまりいないのになぜだろうと思った。

 入口は通常の正面ではなくて、南側の小さな扉からだった。どうしてそうなっているのか分からなかったが、後で聞いたところによると、会場を作った青木淳氏という建築家のコンセプトのようだ。入口からすべて真っ白で美術館の中は特別に改造されていた。

 最初の部屋には何もなく、次の部屋はアルフレット・ジャーというペルー人の作家の「生ましめんかな」と題する作品であった。先ず入ったところに、いろんな色のチョークを2m四方の枠の中に一杯いれたものがある。その両側の2つの大きな真っ暗な部屋に、石巻市から集めてきたという黒板をたくさん壁に掛けてある。ときどき黒板上に「生ましめんかな」という白い文字が写し出されるという作品である。これだけの大規模な作品が意味するところが凡人の私には分からない。

 2つ目の部屋は、韓国のイ・ブルさんの作品で、白い大きな吹き抜けの部屋にスチールで作った複雑なオブジェを吊り下げてある。その下には大きな四角い鏡が床に置いてあるのだ。これは何となく見て楽しめるものであった。

 3つ目は、杉戸洋さんの作品で「赤と青の線」という題だ。淡いピンクと青と白と黒とクリーム色などの発泡スチロールブロックを積んであった。 

 その次は、細長い大きな部屋の片側の壁に20cm×40cmぐらいの白黒写真が横に並べて貼ってあった。15枚ぐらいあっただろうか。レバノンのベイルートがイスラエルに攻撃された時の写真だと小さな英語の説明に書いてあった。戦争の酷さと無意味さを訴える作品だと感じた。それにしても大きな部屋の一部だけを使った意味が分からない。作者はワリッド・ラードさん。

 最後の部屋は淡いピンク、白、淡い黄、淡い青の透けるような細かい網目の布が天井から下がり、5つのセクションに仕切ってあった。その所々に白い発泡スチロールのブロックを積んだものと、部屋の真ん中に発泡スチロールの大きな直方体が置いてあった。見たところはファンタスティックできれいだ。

 美術館の外には、正面入り口にイラストを描いたプリウス、地下へ下りるところの斜面に青木野枝さんという鉄のアート作家の作品が5つほど立っていた。裏手の方に建築家藤森照信さんの「空飛ぶ泥船」という変わった家が空中に作られている。中に入るには予約が必要でこの日はあきがなかったので諦めた。

 

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              美術館の回廊

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2013年10月18日 (金)

人生初めて「おじいさん」と呼びかけられた

 日曜日に「あいちトリエンナーレ2013」を観るため長者町へ出かけた。そこで気づいたのだが地下鉄出口の案内板に「長者町」が入っていなかった。長者町は衰えて久しいのだと思った。

 外へ出て見まわしたがボランティアはいなかった。確か3年前のトリエンナーレではいたはずだ。案内の地図をもらったのを覚えている。

 見当をつけて歩いて行ったが、トリエンナーレを見に行く人は見かけなかった。錦通りを渡ったところに若者たちが店の前のベンチに座っていたので、トリエンナーレをどこでやっているか尋ねた。

 青年は「トリエンナーレ」のパンフレットを持って来た。そのパンフレットは私も持っていたので、それを広げて長者町会場の地図を出して教えてもらった。

 「今回は外の展示が多く、建物の中の展示は少ないです」と言った。若者たちがいる小さなCafeは3か月の会期の間借りていて、溜まり場になっているのだそうだ。そこでちょっとしたCafeもやっているのだ。

 若者の中に20代の女の子がいて、その子が私の帽子を見て「かっこいい、よく似合ってる」と言った。「イタリアに行ったときヴェネティアで買ったのだよ」と言ったら、「欲しい!」と言った。被らせたらよく似合った。「ホントよく似合うね。でもイタリアのお土産だからあげられない」と言った。その女の子はとてもチアフルな子だった。

 店の2階に作品があると言ったので見に行った。削ってない木の材料で帽子掛けみたいなものが組み立ててあった。(下の写真)建築関係の人が作ったらしかった。私は「今回のトリエンナーレには建築関係の人も多く関係していますね」と言った。

 1階に降りていくと、長者町ユルキャラが立っていた。それで一緒に写真を撮った。若い女の子も入って来た。持っていた簡単な手品を見せたら、非常に驚いていた。予想通り、すぐに素直に手品に反応するタイプだと分かった。

 続けて他の手品も見せたら、とてもいいリアクションだった。「貴女みたいに素直に喜んでくれると嬉しいよ」と言って手品のタネを2つ上げたら大変喜んでいた。

 そのとき、女の子が「おじいさん、いくつ?」と尋ねた。「28歳」というと傍らの青年を指して「この人も28歳よ」と言った。ハンサムな若者であった。

 「おじいさんと言われたのは初めてだよ。お兄さんならいいけど」と言ったら、「お父さんならいい?」と言った。「お父さんなら許せるね」と笑った。孫がいないのでこれまで一度も「おじいさん」と言われたことがなかったのだ。

 大学生の頃、小学生の再従兄弟に「おじさん」と言われてショックだったことを思い出す。

 若い朗らかな女の子は、「一緒に写真を撮ろう」と携帯を取り出した。私もiphoneでツーショットを撮ってもらった。

 「来年4月6日に南文化小劇場でマジックショーをやるよ」と話したら「絶対覚えて置く」と言っていた。可愛い女の子(と言っても20代だが)だった。

 その子は「いつも手品を持って歩いているの?」と聞いたので、「そうだよ、時々見せてあげるの。旅行に行ったときとか。」と言った。ちょっとした機会を捉えて知らない人との交流ができるのが楽しい。

 

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2013年10月17日 (木)

大事なことに触れていない首相演説

 安倍首相の臨時国会での所信表明演説を読んだ。すんなりと読めたが、、きれいな言葉を使っての感性に訴える抽象的な演説で、大事な点には触れていないのが問題である。

 「三本の矢」は世の中の空気を一変させたと胸を張るが、大多数の国民の実感は物価が上がり始めたことである。それによって生活への不安が増している。デフレからの脱却を迷わずに進むしかないというが、そのために8%に増税する消費税の大半を復興法人税の前倒し終了などで企業に還元することについては全く触れていないのだ。さらに首相がこだわる法人実効税率引き下げについても述べていない。 

 「日本人はいつしか自信を失ってしまった。長引くデフレの中で日本人は委縮してしまった」と決めつけている。私はそうは思わないが、仮にそうだとして、その原因をつくったのは自民党政治そのものではなかったのか。だからこそ3年前に国民は自民党にNOを突きつけたことを忘れてもらっては困る。

 「若者が活躍し、女性が輝く社会を創り上げること。これこそがわたしの成長戦略だ。新しい日本の幕開けだ」と強調している。本当にそうなることを願っている。

 「今後10年間で、農業・農村全体の所得倍増を目指す」と池田元首相みたいなことを言っている。TPPが年内に交渉妥結をみると想定されているが、TPPの下で果たして農業を進興し活性化できるのであろうか。そのために「農地集積バンク」を創設するというが、意欲ある民間企業に投資してもらいたいと言っている。農業の株式会社化を念頭に置いているのではないのか。

 「現実を直視した外交・安全保障政策の立て直しを進めていく」として、「積極的平和外交」という言葉を前面に出した。そして国家安全保障会議を創設し、国家安全保障戦略を策定するという。しかし、集団的自衛権については言及しなかった。

 本当は喫緊の課題であるはずの中国、韓国との関係改善についても黙ったままである。それが積極的平和外交の核心の一つなのであろうか。

 また、今国会に提出する「特定秘密保護法案」についてもダンマリをきめこんでいる。今後の国会審議次第では知る権利や言論・報道の自由を左右する重要な法案である。どうして黙りとおすのであろうか。

 社会保障改革や財政再建についても、どのようにもとれるきれいない文言をならべただけで具体性はない。「心 志あれば 必ず便宜あり」という引用も空疎に響くだけである。

 かつて安倍首相は「美しい日本」を唱えたが、どうやらその類の美辞麗句が好みであるようだ。私の推測では、本当にやるのは、憲法解釈変更による集団的自衛権であり、特定秘密保護法であり、TPPであり、消費税増税であり、大企業優遇の税制であり、社会保障の低減であると思われる。

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2013年10月16日 (水)

第11回人生の達人のための音楽会を聴く

 「人生の達人のための音楽会」という凄いタイトルのコンサートが、14日(体育の日)にしらかわホールで開催された。演奏はNPOとうかいマスターズオーケストラである。

 以前にも書いたことがあるが、マスターズということで年配のアマチュアの人たちで構成するオーケストラだ。プログラムによると、第1バイオリン10名、第2バイオリン10名、ヴィオラ7名、チェロ6名、コントラバス3名、フルート3名、オーボエ3名、クラリネット2名、ファゴット2名、ホルン5名トランペット2名、トロンボーン3名、パーカッション1名の合計59名である。

 四月に10回記念のコンサートを、同じしらかわホールで開いたが、その時はフランス旅行中で聴きに行けなかった。それで今回を楽しみにしていた。

 しらかわホールには13時5分ぐらいに着いたが20名ぐらい並んでいた。開場は13時半なのでそれまでiphone5cで週刊誌の記事を読んだ。幾つかの週刊誌から記事をピックアップしたアプリを入れたので、このような時には便利である。

 席をステージから7列目の左側通路に取った。音を聴くにはもう少し後ろが良いのかも知れないが、知人の演奏姿を見るためだ。聴いてみて分かったがこの席でもよかった。

 このオーケストラは、9月にドイツ、バイエルン州、バード・キッシンゲンで開催された「シニア楽団の集い60+」に参加したそうだ。楽器が演奏できて外国で共演できるというのは羨ましい限りである。

 この日の演奏曲目は3曲であった。

① シューベルト 「ロザムンデ」序曲D797

② モーツアルト クラリネット協奏曲イ長調K.622

③ シューマン  交響曲第3番変ホ長調Op.97「ライン」

 ロザムンデ序曲はよく耳にした音楽だ。この演奏で聴衆を惹きつけた。モーツアルトのクラリネット協奏曲は私の大好きな曲で、第2楽章を車のHDに入れていつも聴いている。モーツアルトが亡くなる2か月前に完成させたとプログラムに書いてあったが、美しいメロディーである。

 指揮とクラリネット独奏は、指揮者の井上京さんで、こういうのを吹き振りというらしい。クラリネットの音色が耳に優しく心地よく響いた。

 最後の交響曲台番は多分初めて聴いたように思う。35分ほどの大曲で、シューマン最後の交響曲だという。移り住んだライン河畔のデュッセルドルフに近いケルン辺りを描いたもののようだ。私は、第5楽章が軽快でテンポよく気に入った。

 演奏が終わると大きな拍手が起きた。私も心からの拍手を鳴らした。「ブラボー」であった。よくまとまっていたし、pppからsfまでよく響いていた。

 アンコールは「ロザムンデ」からの踊りの曲であった。

 演奏が終わると、ステージの縁に第2バイオリンのMさんがいたので挨拶に行った。姉妹4人で写真を撮っていた。Mさんは「蝶々夫人」を観に行ったとき、たまたま隣の席で話をしたのだ。第1バイオリンのMさんが招待して下さったのだが、このオーケストラが一層身近に感じられた。

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2013年10月15日 (火)

みのもんたの驚くべき収入

 今日は下種なネタを取り上げる。

 アイホン5cを買ってアプリケーションを追加している。その中に新聞や週刊誌を全部無料で読めるというのがあった。実際は全部読める訳ではないが少しは読むことができる。

 週刊誌はどうでもよいような記事がいっぱいリストアップされている。アクセス数で並ぶので大衆受けの記事が上位に来ているようだ。

 地下鉄で暇つぶしに見ていたら、第3位にダイヤモンドの「みのもんた次男逮捕、そして釈放  我が子の不祥事に有名人の父たちは・・・・?」というのがあったので読んでみた。

 みのもんたの日本テレビ社員の次男が窃盗未遂容疑で逮捕された事件は、新聞等で報道され、親がみのもんただけにすぐ知れ渡った。

 みのもんたは番組を自粛すると言っていたが、どうやら開き直ったらしい。「30歳を超して独立した人格の子どもが起こした不祥事の問題で、親のところに取材に来るの日本のマスコミはおかしい―」と言っているとか。

 みのもんたが自分の口利きで息子を日本テレビに入れ、高級マンションに住まわせ、銀座に高級クラブを一緒に飲み歩いていたのだから、自分は関係がないというのはおかしいと指摘している。

 この記事で初めて知ったのだが、みのもんたは、世界で最も生番組に出演しているとしてギネスに載っている日本きってのキャスターらしい。私はそうは思わないのだが、たくさんの番組に出ているのだからそれなりの人気があるのであろう。

 驚いたのは、彼の収入である。「朝ズバッ!」は、1回の出演料が200万円だという。驚くべき高額な出演料である。週に6日なので週給1200万円になるそうだ。月収5000万円になるが、彼が出演する番組は、「みのもんたのサタデーズバッ!」「秘密のケンミンSHOW」ラジオの「みのもんたのウイークエンドをつかまえる」などがるという。いったい幾らぐらいの月収なのだろうか?

 その他に水道メーター会社の社長もしているという。鎌倉の邸宅は3000坪あり、家を建てたとき土地代も含めて17億円もかけたのだそうだ。

 テレビのキャスターはそんなにオイシイ仕事だとは全く知らなかった。1回の出演料が200万円!日本には、非正規雇用者がどんどん増加していて4割を超え、その人たちの時給は700円ぐらいから1000円前後なのに、何という違いだ。

 そう言えば元首相の小泉純一郎氏の原発反対の講演料は1回200万円だとか。こういう有名人になると名前だけでべらぼうな金額になるのは全く理解に苦しむ。

 みのもんたの次男雄斗は窃盗未遂である。路上の酔っ払いから財布を取ってATMで引き出そうとして失敗したらしいが、超お金持ちの父親を持ち、日本テレビという羨ましい会社にいてどうして僅かな金に眼がくらんだのかさっぱり分からない。

 みのもんたは自分は何もしていないのだからとラジオ番組で話して番組を降りるつもりはないという。

 「朝ズバッ!」で、他の有名人の子弟の不祥事について取り上げて来たのだから自分の場合は別だとは言えないはずである。

 これまでに何十億円か何百億円か知らないが稼いできたのだから辞めたって悠々自適の生活ができるはずだ。いくら消費税が8%になっても。

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2013年10月14日 (月)

昭和男爵コーラス、昭和生涯学習センター祭りでコンサート

 昭和男爵コーラスが女声コーラスのスイートポテトと共に、昭和生涯学習センター祭りに出演して歌います。

 昭和男爵コーラスは、以前にも書きましたが、昭和生涯学習センターで生まれ、昭和生まれの男性で構成するコーラスです。早いもので発足後5年以上経過しました。毎年秋のセンター祭りでは、歌声を披露してきました。

 発足当初は団員が10名でしたが、その後増えたり減ったりしながら、現在は17名です。よき指揮者とピアニストを得て、年々少しずつ向上をしてきたと思っています。

 最初は合唱とは程遠い感じでしたが、何とかハーモニーができるようになり、2部合唱だったのが、4部合唱も歌うようになりました。

 今回の曲目は、

  ヴォカリーズ Ⅰ、Ⅱ         

  あざみの歌

  遠くへ行きたい

  東京ヴギウギ

  ともしび(ロシア民謡4部合唱)

  指 揮  加藤佳代子先生   ピアノ伴奏  富田美世先生

 なお、スイートポテトは30年以上の歴史を持ち、同じく昭和生涯学習センターで練習をしているグループである。

 ◎日 時  10月19日(土) 

         10時30分からスイートポテト

         11時から昭和男爵コーラス

 ◎会 場   昭和生涯学習センター(地下鉄御器所駅②出口、自転車置き場を

          曲がり、南へ約4分。3階の視聴覚室。

   ●是非聴きにお出かけください。センター祭りなので盛りだ

    くさんのイベントがありますよ。

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2013年10月13日 (日)

和歌山県が柿生産日本一とは知らなかった

 秋になって果物が出回るが、柿では刀根柿が最初に出てくる。産地は和歌山と示してある。

 和歌山県から来たメールマガジンを見ると和歌山県は柿の生産日本一と書いてあったので驚いた。南紀新宮で育ったのでミカンの産地であることは知っていたが、柿については全く知らなかった。南では柿が少なかったせいもあるが、お隣の岐阜県が富有柿や蜂屋柿などで有名なので岐阜が日本一だと思っていたのだ。

 私は柿が大好きである。次郎柿や富有柿が出回るのが待ち遠しい。

 以下、メールマガジンを転載する。

 ◆ 和歌山県産品情報
 ○ 和歌山の柿と機能性
 

 和歌山県は柿の栽培面積、 収穫量ともに日本一で、 収穫量の全国シェアは2割を超えています。

 和歌山県の柿の主な生産地は、 かつらぎ町、 九度山町、 橋本市などの伊都地方を中心とする紀ノ川流域で、 昼夜の温度差が大きいという気候風土を生かし、 甘くて色づきの良い高品質の柿が生産されています。

 品種は、 「刀根早生(とねわせ)」(出荷時期:9月中旬〜10月上旬)の栽培が最も多く、 次いで「平核無(ひらたねなし)」(出荷時期:10月中旬〜11月上旬)、 「富有(ふゆう)」(出荷時期:11月中旬〜12月上旬)」の順となっています。

 また、 固形アルコールを用いて、 樹上で平核無などの渋柿の渋を抜いた「紀の川柿」は、 甘くてサクサクとした食感を楽しむことができ、 好評を得ています。

 加工品としては、 「あんぽ柿」や「串柿」などがある他、 郷土料理として、 柿の葉を使った「柿の葉寿司」があります。

 「柿が赤く色づくと医者が青くなる」という言葉があるほど、 柿の栄養価は高く、 様々な機能性があります。

 柿はビタミンCが豊富で、 イチゴやキウイフルーツにも劣りません。

 ビタミンCはコラーゲンの合成に関わり、 細胞の若返りに働きます。 また、 様々なウイルスなどと戦う白血球の働きを強化する効果もあることから、 美容と健康の両方に役立ちます。

 柿に含まれるカリウムは、 細胞内からナトリウムの排出を促進し、 血圧を下げる作用があることから、 血圧を正常に保ち、 高血圧を予防します。

 タンニンは柿の渋味を感じさせる成分ですが、 抗酸化作用があり、 癌の原因となる活性酸素の働きを抑えます。 また、 軟便の方には便を硬くする他、 二日酔いの原因物質を排出する効果もあります。

 日々の健康生活を支える糧として、 是非、 生産量日本一を誇る和歌山の柿をご賞味ください。

    ◎刀 根 柿

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2013年10月12日 (土)

やっとできたアイホン5Cへのmediacatメール追加

 発売早々にアイホン5cを買って早や20日余。次第に扱い方に慣れてきた。だが、メールを送受信するメールソフトとして、パソコンで使っているmediacatをインストールするのに大変手間取った。

 アイホンに詳しいCafe Vitaの加藤さんに、アイホンでいろいろなメールソフトを使えるようにしておくと便利だと聞いたのでそうしようと思ったのだ。

 もともとメールソフトをいれる所にあるGMAILとYAHOOは簡単に入った。ところが「その他」で追加するmediacatはうまく行かなかった。

 なぜ、難しいのかというと、記入する箇所が幾つかあり、その中で何を記入したらよいのかが分からないことだ。インターネットのマニュアルで調べてもその説明はどこにも書いてない。仕方がないから推測で記入したのだが間違いであった。

 mediacatのサポートに電話してその指示に従ってやったがそれでも駄目であった。サポートでは時間がオーバーしても付き合ってくれたがどうやってもできなかった。それで人を派遣してサポートをしてくれることになった。

 次の日も何とかできないか、自分でいろいろ試してみたがやはり駄目であった。ただPOPで受信ができないだけで、やってみたら送信は出来た。

 サポートの人に直接点検してもらってやったがそれでも受信できなかった。パソコンの方も見て調べたがおかしいところはなかった。

 最後にサポートの人が自分のアイホン4に私の設定を入れてやったら受信できた。それでどこがいけなかったのかが分かった。

 「設定」の途中に「IMAP」と「POP」を選択する場所があるが、その選択を「IMAP」にしていたのだいけなかったのだ。

 一番初めに自分がやったときも「IMAP」を選択してやったのであった。電話のサポートの時も「IMAP」でいいと言ったのでその通りにした。ところが「POP」だったのだ。

 次に、「その他」からmediacatをインストールする方法を書く。おそらくこれはcommufaなど他のメールソフトでも同じだと思われる。

◎受信サーバー 

 ホスト名    pop.mediacat.ne.jp  

 ユーザー名 メールアドレス

 パスワード→気を付けて入れる

◎送信サーバー  SMTP smtp.mediacat.ne.jp

  ホスト名   smtp.mediacat.ne.jp

 ユーザー名 メールアドレス

  パスワード

◎認 証  「パスワード」にする

◎サーバーポート  587

◎SSL  使用しない

 

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2013年10月11日 (金)

「バックシャン、夜目遠目傘の内」は死語?

 CAFE VITAでこだわりのモーニングを食べながら、隣あった若い男性と話した。人の顔は見る角度によって変わるという話題になり、地下鉄などで横顔がきれいだと思った女性が、正面を見たらそうでもないということがあるというような他愛もない話であった。

 そのとき、私が「貴方たち若い人は、夜目、遠目、傘の内という言葉を知っている?」と尋ねたら、「知らない」と答えた。それで「女性を見るとき、夜目は夜見るとということで、遠目は遠くから見るとということで、傘の内は昔は和傘をさしていたから、傘をさしている女性はきれいに見えるということだよ」と話した。

 私が学生の頃は普通に使っていた言葉である。50代の他の人たちにも聞いたら、やはり知らないと言ったので驚いた。

 そのとき、「バックシャンってなんのことですか」と聞かれたので、またびっくりした。他の人たちも知らないという。「バックシャン」も死語になったのかと思った。

 学生時代、美人のことを「シャン」と言い、たしかドイツ語からきたものである。「後ろから見ると美人に見えるということだよ」と言った。

 そう言えば「後ろ千両、前びっくり」というのもあったことをおもいだした。反意語として、「前千両、後ろ三両」というのがあるようだ。私が知らない表現で、「後ろ弁天、前不動」というのもあるそうだ。

 昔はなかなか洒落た言い方があった。今の若者はこんなケースをどのように表現しているのであろうか?

 

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2013年10月10日 (木)

韓国詩人高銀氏の「日本への礼儀」

 9日の「天声人語」で、韓国の詩人、高銀(コ・ウン)氏の「日本への礼儀」という詩の一部が引用されていた。私は、高銀氏もその詩も全く知らなかったので、ネットで検索したらあった。

 雑誌「世界」で紹介され、朝日新聞が取り上げたことがあるらしいが、見落としたようだ。

 震災当時に韓国紙に掲載されたというが、その後従軍慰安婦問題などを巡って日韓関係は悪化した。

 「天声人語」では安倍首相夫人昭恵さんが、APECで朴槿恵韓国大統領とにこやかに握手をした様子を褒めたもので、雪解けのきざしか?と書いている。

 ある好感度調査によると、韓国での安倍首相への好感度は最低のたった3%で、オバマ大統領の74%が最高だったという。

 日本でもヘイト・スピーチで在日韓国人に聞くに堪えない罵倒をすることが問題になった。一部には露骨な反韓国の人がいる。

 「天声人語」は、韓国内にも反日の人ばかりではないよと高銀氏の詩の一節を紹介したのだ。

 従軍慰安婦問題は歩み寄っていたと報道されている。(8日朝日朝刊)解決できるところから進めて日韓関係をあるべき姿に戻してほしい。

 昭恵夫人が日韓交流行事に参加したら、ネットで批判が出たという。どんな行事か知らないが、昭恵夫人は「色々なご意見がおありだと思いますが、お隣の国ですので、仲良くしていきたい」と述べたそうだ。

 日本と一番近い国で文化的にはお互いに影響し合ってきた国である。政治的関係も正常化してもらいたいものである。

 日本はかつて富国強兵を掲げてアジアに進出し、ついには「大東亜共栄圏」と謳ってアジアの諸国を侵略した。この歴史的事実は消せない。

 しかし、戦後68年、戦争放棄を規定した平和憲法の下で、世界の平和に微力を尽くして来たのだ。

 そしてあの東日本大震災、大津波、原発事故の大災害は、高氏も詩にうたうように、先祖から受け継いだ素晴らしいDNAを目覚めさせて、「相手のことを自分のこととして、自分のことを相手のことと思い」行動をして、世界からの称賛を浴びた。

 今、風化しかかったこの美しい心をしっかりと秘めて持ち続けていきたいものだ。その心で世界の平和と幸せに貢献していきたいものである。

 次に高銀氏の「日本への礼儀」を載せる。(高氏はノーベル文学賞候補になっている。) 

日本への礼儀
   高銀 訳=青柳優子

どうして あの空前絶後の災難に
口をあけ
空言を吐けようか
どうして あの目の前のまっ暗な破局に
口をつぐみ
顔をそむけられようか
なすすべもなく ただただ画面を見つめる
何千とも
何万ともわからぬ 日常の善良な生命(いのち)のむれ
もはや生きられぬ
母さんも
赤ちゃんも
じいちゃんも 押し流された
父さんも
姉さんも 友だちも 汚泥の山のどこかに埋もれた
あんなにも大事にしていた あなた方の家
みな流れていった
船が陸(おか)にあがってひっくり返り
車がおもちゃのように流れていった ミルクも水もない

人間の安楽とは いかに不運であることか
人間の文明とは いかに無明であることか
人間の場とは いかに虚妄であることか
あの唐山 あのインドネシア
あのハイチ
あのニュージーランド
今日ふたたび 日本の事変で
人類は 人類の不幸で 自らを悟る

しかしながら 日本の今更にうつくしい
決してこの不幸の極限に沈没せず
犯罪も
買占めも
混乱もなく
相手のことを自分のことと
自分のことを相手のことと思い
この極限を耐え抜いて ついにうち克つ

今日の日本は
ふたたび明日の日本だ

わが隣人 日本の苦痛よ その苦痛の次よ
いまの日本をもって
のちの日本 必ずや立ち上がらん

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2013年10月 9日 (水)

地域防災訓練に初めて参加した

 日曜日に、いくつかの町内が集まって地域防災訓練が実施された。東日本大震災があり、近い将来に南海トラフ大地震が想定されているので訓練が行われたのであろう。私が知る限りは、初めてのことである。

 ヘルメットと軍手を持ち、長袖のシャツ着用で9時半に集合場所に集まり、歩いて小学校運動場まで行った。始まる前にボランティアグループの人から「災害時トイレ」について話を聞いた。災害時にはトイレが一番困るのだそうだ。

 凝固剤を使って小便や大便を処理する話を聞き、そのセットを市販では20回分で2350円もするものを40回分850円で斡旋をすると言った。それで町内に回覧で知らせることにした。

 大変暑い日であった。早めの9時5分に開会式が始まった。集まったのは3町内から100名。ボランティア、消防団など42名であった。

 私たちの町内は、A班で「初期消火訓練」からスタートした。消化器や三角バケツの扱い方の説明を聞いた後実際にやってみた。消化器には水が入っていて、それを掛けるのだ。本物は一度栓を外すと消火剤が最後まで出てしまうので、狙いを定めてから栓を外すことが大事だ。ワン・ツー・スリーの3動作でやれるようになっている。

 私が務めている頃は校内に消化器が設置されていたが、扱いの説明を聞いただけで実際に扱う練習はしなかったので初めて消化器に触れた。

次は、起震車による大地震の揺れの体験で震度6であった。「これは壊れないから安心だけど家は壊れるかも知れないから怖いね」と話し合った。

 3番目はDVDによる南海トラフの地震の説明と地震の対策で阪神淡路大震災の被害をもとに作られたものであった。

 4番目は、救出訓練で、瓦礫に挟まれた人を助けるのだ。小さなジャッキや木片などを使って瓦礫と人との隙間を広げ助け出す。

 4~5人のグループでやるのだが、私は班長に指名された。「集合」「番号」「今から救出をします。」「救出始め」「ジャッキを上げて」「木を1つ入れて」・・・・隙間を確認して、「ひっぱり出してください」 それから間に合わせの担架に運び、ぐるっと回って「救出終わり」

 担架は毛布を使って3つ折りにし、竹竿とか物干し竿を2本使って作ったものである。急場には間に合うのだ。

 次は応急手当訓練で、三角巾を1個ずつもらい、巻方、腕の吊り方、頭への巻方の3通りのやり方を学んだ。

 最後はAEDの使用訓練で、説明を聞いた後実際に練習した。倒れている人を見つけると、まず大声で「助けて下さい」と言って人を集める。集まった人に「119番をしてください」「AEDを探してください」「医者を探してください」と頼む。

 倒れている人の肩を叩いて「大丈夫ですか」などと声を掛ける。頬を鼻に近づけて呼吸を確かめる。首の下に手を入れて頭を持ち上げ気道の確保をする。それから胸を開いて心臓マッサージをする。そのとき女性の場合は周りの人に囲んでもらう。

 乳首と乳首の中間あたりに両手を重ねて置き、体重をかけて強く圧迫する。1分間100回ぐらいのスピードで「1,2,3,4、・・・・・・30」と30回押す。それを繰り返す。

 AEDが届いたら、器具を取り出し電源ボタンを押す。パッドを右胸と左胸脇に貼る。(絵がかいてあるのでその通りにすればよい)パッドのコードを器具につなぐ。スタートボタンを押す。ショックを与えるとき、少し離れる。

 器具に1,2,3と番号が書いてあるし、音声で指示をしてくれるのでそれに従えばよいのだ。

 AEDの器具を見たのは初めて、体験したのも初めてであった。やり方は簡単だと聞いてはいたが、実際に見るかやってみないと分からない。

 最後に災害用の炊き出しご飯を試食して終わった。こういう訓練はやった方がよい。聞くところでは、次からはみんなが訓練をうけられるようにするようだ。

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2013年10月 8日 (火)

たっぷりと楽しめた「ジャズ・ラブ・オーケストラ」コンサート

 あいちトリエンナーレ2013特別コンサートのフィナーレを飾って、「Jazz Lab Orchestra」の演奏会が愛知県芸術劇場大ホールでひらかれた。題して「ジャズ・ラブ・オーケストラと素敵な仲間たち」であった。日本語で書くとラブだが、英語ではLabである。

 以前にどこかで聴いたことがあるようにも思ったが定かではない。自由席なので早めに行って並び、2階の席に座った。音楽だから2階の方が好きだ。

 プログラムは2部に分かれていて、第一部はJazz Lab中心の演奏で、終わりの方でゲストのトロンボーン奏者向井茂春さんが加わった。

 オープニングは、YA GOTTA TRYで素敵なサウンドで思わず引き込まれた。

 Road Time shuffle, MEMORIES OF YOU, Red Roses For A Blue Lady,

IN A MELLOW TONE, MISTY, Lover Come Back To Me, Count BUBBA

 8曲で50分余りの熱のこもった演奏であった。

 15分の休憩の後の第2部が圧巻であった。まず、登場したのが川口千里(センリ)という高校2年生で16歳だという。今回初共演で、彼女が演奏するのが夢であったというTANK!。「花は咲く」を作曲した菅野よう子さんの曲だという。

 スピードと若さの躍動する素晴らしい撥さばきで魅了された。彼女の演奏はYuotubeで何と2200万回以上聞かれているそうだ。

 http://www.youtube.com/watch?v=N4HMhfPHaJI

 http://www.youtube.com/watch?v=QJujtPevnLI

 2番目は、何とマジックであった。プランキッシュとい若い女性2人がビッグバンドをバックに踊りながらイリュージョンを演じたのである。この二人は元々はダンサーで、日ごろからBGMにビッグバンドの演奏を使っていたそうだ。それが今回生演奏でコラボできたのである。

 イリュージョンは3つあり、初めは人がやっと入れるぐらいの箱に1人が入り扉を閉める。その扉の上部と下部に別の箱を嵌めるというあり得ないことをするのだ。さらに念を入れて箱にバーを6本刺す。すると上の箱が持ち上がる。えっつ?人間はどうなってるの?箱が元に戻り、バーを抜いて箱も抜く。扉を開けると入った人が出てくるのだ。

 2番目は、花のプロダクションで盛り花の花を増やしたり消したりして最後にさらにゴージャスな盛り花を出現させる。

 3番目は、大きな花がいっぱいの色違いのフラワーポットを空洞の箱から4つ出すのだ。最後に倍ぐらい大きなフラワーポットを出すというものであった。

 この間Jazz Labの演奏に合わせて踊りながら演技をした。初めて観たが素晴らしいイリュージョンであった。

 3番目に登場したゲストはケン・バルディスでMovie Theme Medleyと題してメドレーで歌った。張りのある美声であった。それからマリア・テレサという女性ヴォーカリストでケンと一緒にThe Lady Is A Trampを歌った。

 次は、ゲストの橋爪健一さんとその娘の美帆さん。先ず、父親の健一さんが登場してUnforgettableを歌い、その後美帆さんが登場してデュエットでSweat Carokineをきれいな声で歌った。健一さんがTi a yellow ribon round the oak treeを歌った。この歌は多分「幸せの黄色いリボン」の元になったものだと思う。

 最後のゲストは、伝説の歌姫八神純子さんで、はるばるロスアンジェルスから駆け付けたという。 会場には両親が来ていると披露された。20年間ほど日本から遠ざかっていたが、また日本国内ツアーを始めているようだ。「愛のセレブレーション」「Swing Medley」と題して彼女のヒット曲を歌った。

 ALL OF YOUは他の歌手も交えて歌われ、You'd Be So Nice To  Come Home Toが最後の曲だ。

 第3部はプログラムにない歌も歌われたようだ。カーテンが降りて拍手の中再び幕が開くと向井さんのトロンボーンとのセッションでアカペラで八神さんが歌った。

 Jazz Labのメンバーの紹介の後、ビートルズの「ヘイ ジュード」が、ゲスト総出演で繰り返し繰り返し演奏された。

 会場が暗くてプログラムに記録できなかったので記憶間違いがあるかも知れない。とにかく、第2部は2時間15分ぐらいの長丁場でたっぷりと楽しませてもらった。楽団のメンバーたちは、朝のリハーサルからの続きで疲れていると言っていたが、熱のこもった演奏であった。

 また聴きに行きたいと思った。

 http://jazzlab40.jimdo.com/

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2013年10月 7日 (月)

安倍首相の「積極的平和主義」について

 安倍首相は先般米国を訪問した際、ニューヨークのシンクタンク、「ハドソン研究所」で講演した。そこでは集団的自衛権の行使を容認する憲法解釈の変更に改めて意欲を示した。そして、「私の愛する国を積極的平和主義の国にしようと決意している」と述べた。

 首相は「積極的平和主義」という言葉を外交・安全保障戦略を語るときのキーワードにしている。

 彼がいう積極的平和主義は、「集団的自衛権」によって日米安保条約にもとづきアメリカの艦船等が攻撃された場合やアメリカが他国を攻撃する場合などに共に戦うということで、集団的自衛権は集団的戦闘権と読み替えるべきである。

 安倍首相は、護憲運動の平和主義を「消極的平和主義」と批判している。しかし、私は日本国憲法第9条の戦争の放棄、交戦権を持たない平和主義こそが真の意味での「積極的平和主義」だと考える。

 日本は戦後68年間、現行憲法の平和主義によって世界の平和に大きく貢献してきたと思う。自民党・公明党の解釈により、イラクへPKOで自衛隊が派遣されたり、アフガニスタン戦争で洋上給油をしたりなどのことはあったが、鉄砲は撃っていない。

 これからも平和のために武器を使わずに外交努力で世界の平和に積極的に貢献することこそ我が国の行くべき道である。

 憲法は最高法規である。いかなることがあっても恣意的に解釈によって改めてはならない。安倍政権がやろうとしていることは法治主義の放棄である。

 もう一度言う。本当の積極的平和主義は、現行憲法の9条を守り、武器を使わない平和主義に徹することである。

  首相は、ハドソン研究所での講演で、中国の反発を念頭において「私を右翼の軍国主義者とお呼びになりたいのならどうぞ」と挑発してみせたそうだが、それが首相のいう積極的平和主義による外交だとしたらきわめて残念である。

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2013年10月 6日 (日)

東北復興支援「みちのく屋」開店に行ってきた

 4日の夕方、NHKローカルニュースで、地下鉄上前津駅に岩手・陸前高田復興支援のアンテナショップが開店すると報じていた。5日(土曜)が開店だというのでマジックの例会で東別院へ行った帰りに店に立ち寄った。

 以前に名古屋市の大型ごみの使ええそうな家具を売っていた場所を提供したものであった。「みちのく屋」という屋号で、岩手・陸前高田復興支援産直プラザだ。でも、東北大震災と津波の被害を受けたエリアからの産品も扱っていた。

 海産物、菓子、きりたんぽなどの名産、ドレッシング等食べ物に関係した商品をいっぱい並べている。

 この日は開店セールで通常より安く売っているものもあった。入り口では大きなホタテガイを安く売っていた。生のサンマもあった。

 私は、魚が好きなので加工した冷凍のものを見た。1つ350円から400円のものがこの日は4個1050円だという。それでサバのみりん干、サンマの開きなどを買った。

 レジで支払うときに、店員に2日間だけかと尋ねたら、これからずっと続けると言った。テレビで言っていたのは、開店記念特別セールが、5日(土)、6日(日)ということだったのだ。

 店先にあったチラシによると、

 11日(金)は東北応援3個で1000円セール(340円~400円の品)

 12日(土)13日(日)は陸前高田ホタテ祭り(殻つき肉厚ホタテ)

 19日(土)20日(日)は三陸サンマ祭り

 27日(日)はマグロの解体ショー

 11月5日は、開店一か月記念企画

 名古屋市は岩手県陸前高田市を震災と津波以来さまざまな形で支援して来たので、今度の「みちのく屋」産直プラザもその一環である。

 場所的にもよい所にあるので市民が出かけて復興支援にささやかでも資することができればよいと思った。

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2013年10月 5日 (土)

「そして父になる」を観た

 第66回カンヌ国際映画祭審査員賞を受賞した「そして父になる」を観に行った。ミッドランドスクエアとミリオン座の2か所でやっているが、ミリオン座へ行った。入場券売り場でシニア料金を聞いたら、1100円だと言ったので、思わず「ミッドランドは1000円だよ」と言ってしまった。ペットボトル1本分だ。それで飲み物は節約することにした。

 この映画は観ながら、「もし自分の家族がそうだったらどうするだろう?」と考えさせられた。映像はシーン切り替えで暗転が多く、また、シーンとシーンとのつながりが分かり難いところがあって、物語を構成しながら観なければならなかった。

 映画祭で上映が終わったとき、10分間ほどのスタンディングオーベーションがあったそうだが、外国語の字幕で外国人がどのように理解したのであろうか。最後まで観終れば一つのストーリーがつながって、ああ、あのシーンは、あのエピソードは、そういうことだったのかと理解できる。

 病院で出産した子どもが取り違えられていたことが6年後に発覚することから、家族の葛藤が始まる。メインになる方の家族が福山雅治と尾野真千子と二宮慶多でもう一方の家族はリリー・フランキーと真木よう子と黄升炫である。

 この2家族の配役がぴたりとハマっている。福山は都心の高級マンションに住み、子どもを私学の幼稚園に入れるような一流建設会社のエリート社員役を見事に演じているし、尾野真千子もその妻と子ども一筋の母親を的確に表現している。

 群馬で電気店を経営するリリー・フランキーとその妻の真木よう子については知らなかったが、3人の子と老いた父親を含む6人家族が、庶民的で温かくて賑やかな家庭を作っている様子をうまく演じている。

 それぞれの家庭では、自分の子と信じて6年間過ごしてきた訳で、突然それが取り違えであったことを知り、どうしたらよいか悩みむ。通常なら100%血のつながりある自分の子どもを取り戻す交換をするというが、彼らはそうできない。両家族が出会うことから始めて、週末に子どもが一方の家に泊りに行くというようにして試行錯誤をする。

 野々宮(福山)は、早く交換する方がよいと主張して、子どもの交換をするがなかなかうまく行かない。そして育てた子どもの子とも忘れられない。悩む方は福山の家族を中心に描かれ、福山と尾野を通して心の葛藤を観客は追体験するのだ。

 私は、両家族が親戚のような関係を築いて、両方で育てて行けばよいと考えるようになった。結末はちょっと分かり難いが多分その方向を示唆したのではないかと思う。

 

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2013年10月 4日 (金)

早乙女勝元氏の講演「語り継ぐ平和への想い」

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 早乙女氏は、最初に次のように話された。

◎知っているなら、伝えよう。知らないなら、学ぼう。

 戦争や平和を考える上で、これは大変大事なことだと思った。私が大学生の頃ベトナム戦争があった。日本の沖縄基地からもB52がベトナムまで飛んで行き、爆弾を落とした。沖縄がまだ返還されていなかったとはいえ、日本も間接的にベトナム戦争に参加したことになる

 ベトナム戦争については、アメリカ国内では支持が多かったが、そのとき、戦争に反対をする人たちから「図書館へ行って調べれば分かることだ」という指摘があった。つまり本当のことを知ろうとすること、学ぶことが大事なのである。

 また、戦後多くの人が原爆や沖縄戦や空襲などについて語り部となって真実を伝えようと努力をした。早乙女氏はそのことの大切さを言われたのだ。

 講演では、3つの点について話すと前置きをされた。

1、平和ってなんだろう

2、東京空襲を語り継ぐ

3、ア.3.11と子どもたちの未来

  イ.何事も1人から始まる

 まず、平和とは何かについて早乙女氏は、「ごく当たり前の日常」と言われた。例えば3.11ではある時刻を境に日常が非日常に変わってしまった。しかも、東北大震災は最初は「天災」であったが、それが福島第一原発事故により「人災」にかわってしまった。

 戦時中、昭和19年11月を境に日本は激変した。それまでは海の向こうのことであったが、アメリカ空軍がグアム島などから日本国土に飛来して爆弾を落とし始めたのだ。

 原発事故も戦争も人災という共通点があるのだ。

 アメリカのB29は北海道と青森以外の全ての都市を爆撃した。青森以北は燃料の関係で行けなかっただけだ。

 3月11日の未明の東京空襲は、真夜中のことで、300機のB29が2000mの低空で焼夷弾を東京下町の人口密集地域にばら撒いた。それは2時間続いた。11万人が家を失い、約10万人が死んだ。

 そのときの大本営発表は、「都内に何か所か火災が発生した。皇居の主馬寮の火は消し止めた。」というものであった。当時国民は「民草」と呼ばれ、雑草扱いであったのだ。

 名古屋空襲では、艦載機も含めて2000機が飛来し、8625人が亡くなった。54万人が被災をした。

 なお、太平洋戦争による戦死者は日本が310万人、中国、韓国、フィリピンなど東南アジアも含めて2000万もの戦死者が出た。

 日本政府は、昭和20年より人口統計を取り始めた。それによると、昭和20年の平均寿命は男23.9歳、女37.5歳であった。

 それが翌21年には、男42.6歳、女51.1歳となった。これをみても男子の多くは戦争に狩り出されて減少したことが明白である。

 軍人・軍属への補償はこれまでに50兆円以上になるが、民間人への補償は訴え続けても取り上げてもらえないのである。

 東日本大震災や福島第一原発事故でも、災害の悲惨さや避難生活の大変さという非日常がいつの間にか慣らされてしまっている。

 原発事故は収束したと宣言され、再稼働が声高に叫ばれ、原発輸出が画策されている。

 早乙女氏の著作には多くの感想が寄せられるという。その中で共通しているのは最後に「日本が平和でよかった」というものだそうだ。しかし、早乙女氏はそれに首をかしげるのだ。「本当に平和であったのだろうか?」と。

 横須賀米軍基地には、アメリカの原子力潜水艦や原子力空母がある。もしそこに事故でもあればどうなるのか。アメリカは戦後も世界で戦争を続けて来た。日本には基地があり、イラク戦争やアフガニスタン戦争に狩り出されたではないか。

 今、改憲が企まれ、とりあえず解釈による改憲をして「集団自衛権」に変えようとしている。自衛権というから誤魔化されやすいが、「戦闘権」なのだ。

 3.11後福島の92歳の老女が、「このままでは足手まといになるから、お先にお墓に避難します」と書いた紙を手に握って自殺をした。これは戦争中と同じである。戦争中も年寄りや動くのが不自由な人たちは「足手まとい」とされて不当な扱いをされたのだ。

 戦争と原発の類似点は、原発の安全神話と大東亜共栄圏である。どちらも安全で幸せをもたらすと言われたのだ。しかし、実際に起こったことは悲惨であった。

 今、非日常をどうやって「日常」に戻すかが問われている。

 今からでも遅くない。まだ間に合う。子や孫のために平和に生きる権利を引き継ぎたい。

 どんな運動でも最初はひとりがら始まった。そして地下水のように広がり、人々の心と心を結ぶようになった。

 以上は講演をもとに私なりに解釈をして構成し直したものである。誤解があるかもしれないことをお断りしておく。

 安倍内閣によって、かつてない勢いで政治が変えられようとしている。日本は政治的にも経済的にも分岐点に立っていると言ってよい。早乙女氏がいうように、その事態をよく学習し、知ってることを広げることが重要である。マスコミは抱き込まれてしまったものもあるが、ネットには良心ある人たちが本当の資料を提供してくれている。自分の頭で捉え考えることが大事である。

 

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2013年10月 3日 (木)

消費税8%で株式市場は-314円の大下げ

 10月2日の株式市場は.寄り付き後70円程度上げたが、以後は下げに転じて、結局-314円の大きさ下げで引けた。夕刊には、何も記事は載っていないのは意図的としか思えない。

  楽天の経済ニュースでは単なる材料の出尽くしで先物主導で売られたと簡単に書いてあるだけだ。前日のニューヨーク株式市場のダウは63ドル程度のプラスであったし、1日の日銀短観もよかったと言われるので、不思議である。

 私の眼からは安倍首相の消費税8%決定が絡んでいると見えるのだ。安倍首相は、大企業に5兆円以上の減税を行い、企業を支援すると発表したが、彼はアベノミクスで株価も上昇したと胸を張った。だが、5月23日の大暴落以後不安定な動きに終始し、昨日も314円もの大下げになったのだ。

 ある大手会社のエコノミストが安倍首相に人を介して「5兆円の企業減税で日経平均は10月にも2万円と激励したら、首相は喜んでいたとサンデー毎日だったかに書いてあった。

 これから株価はどう動くのか、誰にも分からないことだ。首相は2万円を期待していると思われるが。

 中日新聞は、一面大見出しに「家計を襲う3重苦」と書いてあった。8%増税分で約8兆円増収だが、その内家計負担分は約6兆円と試算されている。

 朝日新聞の見出しは、「メーカー《賃上げ、別問題》」である。企業が賃上げにむかうという保証はないのだ。同紙は次のように指摘している。 

 「2001年からの小泉政権時代は、企業のもうけが1.9倍にふえたが、サラリーマンの平均年収は1割減った。代わりに増えたのが企業の内部留保だ。12年度は304兆円と10年前の1.6倍になった。」

 それなのに安倍政権は企業に5兆円とも6兆円とも言われる減税をするのだ。これについては昨日も触れたとおりである。

 財政再建はほったらかしどころか、企業復興税前倒しによる財源不足には「復興国債を増発すればよい」(伊吹衆議院議長)という有様である。

 これからが不安だから株価が不安定なのも無理もない話である。

 

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2013年10月 2日 (水)

安倍首相消費税8%を決定―企業へは6兆円の大盤振る舞い

 安倍首相は1日、消費税8%への増税を決定した。一方、企業向けには景気回復、賃金への反映を期待して6兆円もの減税をする。

 これまでは5兆円規模と言われていたが、Yahooニュースは6兆円と伝えた。問題は企業の復興税を1年前倒しで廃止することで、個人も企業も公平に復興支援で負担をするという当初の理念は飛ばされてしまった。他にも法人の実効税率の引き下げなどが言われている。

 消費税1%分で年間2.7兆円、3%では8.1兆円に相当するそうだが、増税の時期の関係で2014年度は5.1兆円の増収にとどまるという。結果的には増収分をそっくり大企業に進呈するのと同じことになる。

 企業へは2014年の消費税増収分以上の減税をするのだ。サンデー毎日は大企業は5兆円の丸儲けと書いている。

 一方、社会保障の充実は5000億円にとどまるという。大企業に振舞う金の1/10である。もし、大企業減税をしなければ、社会保障の膨らみで国が重ねてきた財政の赤字の補てんにも使えるはずだ。それだけ将来の負担が減るのだ。

 今回の安倍首相の決断に、自民党・公明党の税制調査会は不満を持ちながらも、なすすべがなかった。自民党税調はかつては税制の決定権を一手に握り、省庁や業界団体などの利害関係を調整し、政府提案をはねつける強さを持っていた。その力はどこへけしとんだのであろうか。

 復興法人税打ち切りによる財源約9千億円の穴埋めは昨年度予算の使い残し約1.3兆円を充てることを考えているという。そんな金があるのならもっと有効に使ってもらいたい。

 企業減税で収入が増えた分が賃金にまわるという保証はどこにもなく、自民党税調幹部は「立証不可能な世界だ」と言ったそうだ。仮に賃上げをする企業があったとしても、「税金によって賃金をまかなう話になる」と、ある自民党幹部が指摘したという。

 自民党・公明党内にも疑問を持つ人がいる。304兆円もの内部留保をもつ企業に、企業減税の大盤振る舞いは絶対に許せない。

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2013年10月 1日 (火)

第7回昭和区平和の集い

 29日(日)午後、御器所の近くの名古屋柳城短期大学体育館で、「第7回 昭和区平和のつどい」があった。

 松栄学童有志によるゆるやかな開幕太鼓の演奏で始まった。一部と2部に分かれていた。

第一部では、

 ◎演 舞  きららハウス(ダウン症)の息のあった「エイサー」

        日本ど真ん中チーム あじゅら(障害者を含む)元気な「舞踏}

 ◎創作歌  劇団ひらき座「猫は生きている」のさわり。いろいろな猫がよかった。

 ◎朗読と映像 わたぼうしグループによる「ぼくの声きこえますか」「ヒロシマの空」

         電子いオルガンの演奏が入り効果をあげていた。

第二部 《合唱と記念講演》

 ◎桜花高校インターアクトクラブのミュージックベルで、「上を向いて歩こう」「ふるさ 

        と」がきれいに演奏され、会場の人たちも小声でうたった。

 ◎70人合唱 「あなたはどこに」「放射能」「花は咲く」「涙だって泣いていいんだ

        よ」。最後に「ひとりの小さな手」を会場のみんなも歌った。

 講演は作家の早乙女勝元氏で、「語り継ぐ 平和への想い」という演題であった。早乙女氏は現在80歳。東京大空襲資料センター館長をしておられる。著作は150冊にものぼり、今年も3冊出され、さらに1冊出す予定だそうだ。

 講演に先立ち早乙女氏が用意した、東京大空襲を描いた3人の実話にもとづくアニメ映画が上映された。初めてみるものであったが、アニメの威力をまざまざと感じさせる映像で東京大空襲の3月10日の様子をリアルに伝えていた。

 その後早乙女氏の講演があった。イベントが多すぎて肝心の講演は1時間弱であったので残念でならない。 講演については、この次に書く。

 最後にアッピールが採択された。

 昭和区平和のつどい実行委員会の構成団体は、

 AJU自立の家、池内わらべ保育園九条の会、いりなか保育園九条の会、恵方町教会ピースナイン、小野万里子法律事務所、昭和区九条の会、鶴舞合同法律事務所、日本聖公会中部地区・名古屋学生センター、日本聖公会中部地区・宣教部、ひまわり保育園九条の会。

                 ―つづく―

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