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2013年9月17日 (火)

評判という「半沢直樹」を見たが

 以前にNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」について、週刊現代誌で評判を取り上げていたとき、もう1つの高視聴率番組として「半沢直樹」があることを知った。

 一度見たいと思っていたが、やっと8回目、9回目を見ることができた。週刊現代によると、「このドラマの面白さは、何と言っても演技派俳優たちが憎々しげに半沢の前に立ちはだかり、それを次々に半沢が叩き潰していくところ」だそうだ。

 確かにそれは言えてる(言い得ているが正しいか?)。香川照之が演じる大和田は陰で部下を操って半沢を何とかつぶそうと画策する。私が見たのは8回目と9回目なので金融庁の立ち入り検査がその舞台であった。

 それに半沢と彼の親友渡真利が協力してどでん返しをするのは見ていて痛快ではあった。

 演技はおおむねオーバーアクションで、まるでアニメ動画のような描かれ方である。その点は、もう1つの人気ドラマ「あまちゃん」とも共通する。

 最近の若者はアニメで育っているので、オーバーなセリフ回しや演技がいいと思うのだろうか。

 本当の銀行では、あのような過激な行動は決して見られないであろう。それが違和感があって受けるのであろうか。

 金融庁の内藤検査官は「おかま」として描かれているが、ふざけ過ぎではないか。金融庁の役人は、裏ではワカメビールを飲むことが暴露されたことがあったが、表面ではシビアであろう。

 ドラマの最後に出てくる「倍返し」は流行語になったみたいだ。弟の嫁さんも使っていてその時は何のことか分からなかったが、半沢直樹を見て分かった。

 「バブル期入行世代の葛藤と苦悩に満ちた戦いを鮮やかに描き出す。基本は性善説。ただし、やられたら倍返し」とTBSの「半沢直樹HP」のイントロに書いてある。 その辺を半沢役の堺雅人がうまく演じている。

 窓際族とか追い出し部屋とか出向とか、現実は大変厳しいものがある。バブル崩壊後そうした傾向はますます激しくなっている。そうした時代を背景に、大銀行を舞台に繰り広げられる胸のすくような活動劇は大向うに受けるのかもしれない。

 このドラマは次回で終わるが、別のドラマとして、現実味があるシビアで過酷な会社の実態を暴くようなドラマを作ってもらいたいと思う。

 

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コメント

 コメントを有難うございました。半沢直樹を知らなかったので前の7回分は見てないのが残念です。市川猿三郎さんのblogを読みました。「歌舞伎だ」というのは、言われて見ればなるほどと思いました。現代版歌舞伎としてみれば、あのような演出もありかなと納得しました。とても面白い内容なので、下記にURLを載せておきます。
http://blogs.yahoo.co.jp/enzaburou/37867552.html

はじめまして。
連ドラを途中から(しかも二回だけ)ご覧になっただけで評価を下すのはいかがなものでしょう。
私は初回からハマりました。見る前は、どうせ漫画が原作のドタバタでしょ?と思っていましたので自分でも意外でした。
なぜこれだけウケるのかには様々な分析がなされているようですが、私が一番「これだ!」と思いましたのは歌舞伎役者市川猿三郎さんのブログです。
お時間がございましたらご一読くださいませ。
ちなみに私も歌舞伎好きです。

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