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2013年8月 8日 (木)

映画監督オリバー・ストーンの広島での言葉

 米国の映画監督オリバー・ストーン氏が8月6日の広島平和記念式典に参加した。オリバー・ストーン氏は「プラトーン」や「7月4日に生まれて」アカデミー監督賞を2度受賞している。

 彼は原爆投下は間違いであったと考えているという。今回来日して平和式典や夜の被爆犠牲者を供養する灯篭流しに参加したり、被爆者の話を聞いたりした様子をNHKニュースで報道した。

 オリバー・ストーン氏は、「原爆投下に対して、(日本人は)怒りや報復ではなく、記憶を語り継ごうとしている」と話したのが心に響いた。彼の言葉を聞くまでその意味の大事さに気づいていなかったのだ。

  戦後68年、被爆体験者は年々減少して今では生存しているのは1割程度になってしまったと言われる。この68年の中で被爆した人たちは原爆の恐ろしさや悲惨さそして平和の大切さを語り継いできたのであった。

 報復や怒りは憎しみがもたらすものである。それではいつまでも争いは絶えないし、わかりあうこともできない。オリバー・ストーン氏が指摘したように、アメリカに報復しろとか露わな怒りをぶつけて来たのではなく、静かに原爆の体験を語るという行為を通して平和がどんなに良いものか、原爆はどんなに恐ろしいか、広島や長崎の悲劇を繰り返させてはならないということを根気よく語り継いできたのだ。

  それは沖縄でも同じであった。米軍の上陸により戦場となった沖縄では数多の犠牲者を出したが、その悲劇を語り部たちが語り継いできたのであった。日本では「語り継ぐ」ということにより、戦争の酷さや平和の有難さを伝え、広めてきたのであった。

 オリバー・ストーン監督は、灯篭に英語でメッセージを書いて流した。それを読もうとしたが読めたのは残念ながら最初の部分だけであった。

 それは「Memory is The slender thread」であった。「A」ではなく、「The」が使われていたことに特別な意味が込められていると感じた。

 彼が書いたのは「記憶の細い糸をつないでいく」ということであったようだ。

 「記憶の細い糸」・・・・確かに戦後68年、戦争を知る者は70歳以上になってしまった。その中で原爆体験、戦争体験を語れる人は更に高齢の人しかいない。それでも細い糸でつないでいくことが平和な世界のために重要なことである。

 明日9日は長崎に原爆が投下された日である。オリバー監督は長崎の平和記念式典にも参加されるはずだ。

 Oliver Stone

 

 

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コメント

 原爆投下を神の懲罰といった韓国紙は憎しみが感じられます。

 アメリカの原爆投下だけでなく、日本全土の都市という都市に無差別爆撃をした非情さを訴えるべきだと思います。

アメリカでは現在でも6割以上の国民がトルーマン大統領の決断による広島、長崎への原爆投下を支持しているとのこと。原爆投下によって日本の降伏が早まり、アメリカ軍の日本本土でのさらなる犠牲が回避されたという理屈なのだ。そんな中でオリバー、ストーン監督が今回、平和式典に参加し、真摯な言動を発しているのは大変好感が持てる。独善的で高慢な?アメリカ人が多い中、彼のような人物がいるのは喜ばしいことである。原爆投下や都市への無差別爆撃による無辜な一般非戦闘員を大量に殺戮したことは、完全に戦時国際条約に違反している。慰安婦問題でアメリカ国民の多くは、日本は十分、反省、謝罪をしていないと非難している。日本も戦争に負けたとはいえ、アメリカ軍の蛮行について、非人道性をもっと主張すべきであると思う。

広島・長崎への原爆投下を「神の懲罰」と書いたのが韓国の嫌日紙「中央日報」である。

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