突然治った「航空性中耳炎」
4年ほど前エジプトに行った帰り、カイロ空港からドバイ空港まで中型の飛行機に乗った。それが原因で航空性中耳炎になってしまった。
飛行機が高度を下げてくると耳の奥がツーンとして、耳が聞こえにくくなる。通常は唾を飲んだり、鼻をつまんで思い切り息を出したりすると元に戻る。しかし、こうした状態は飛行機の高度が変わると何度でも起きる。
空港に着陸すると普通は治るものだが、私の場合は全然よくならなかった。それで帰宅してからしばらくして耳鼻科へ行った。その耳鼻科では鼻の奥から耳の方へ管を通して圧力を変える操作をしたり、モニターに映して調べたりしてくれた。
そして2週間ほど通ったが少し状態がよくなったが治らないので 医者に行くのはやめた。
今年の4月にフランスへ行った帰りにまた耳の状態が悪くなった。帰国後違う耳鼻科へ行った。聴力検査などをしたがやはりよくならないのでそのままにしていた。耳がポーンと詰まると、唾を飲みこむ。すると耳の奥で何やら音がして一時的によくなるが、すぐに元に戻ってしまうのだ。
でも、耳の聞こえは年齢相応だということなので不自由はなかった。半ば諦めもあった。
8月初めに大須であったコスプレサミットを見に行ったとき、帰りに突然耳がポーンとして聞こえが悪くなった。唾を飲んだり、お辞儀をしたりして一時的によくなるが、すぐにポーンと詰まったような状態になった。
困ったと思ったがどうしようもなかった。コスプレパレードの間全く水分を摂ってなかった。暑いのでソフトクリームを食べた。
家に帰ってからお茶を飲んだ。耳がおかしくなってから1時間余りたっていた。しばらくすると耳の状態がよくなった。よくなったというか、全く正常の状態に戻ったのだ。つまり4年前に戻ったということだ。
どうして急に回復したのか不思議でならなかったが、嬉しかった。月曜日に耳鼻科へ行ったとき、そのことを話したら、医者は「暑いときに水分をとらないと耳がポーンとすることがあります。」と言った。結局それが引き金となってうまい具合に回復したもののようだ。医者は「よかったですね」と言った。
○航空中耳炎
http://www.jata-net.or.jp/travel/info/safety/health/medical/0609.html
- 飛行機が上昇すると気圧は低下し、逆に下降すると気圧は上昇します。気体の体積は気圧に反比例するため、中耳の中に入っている空気も上昇時には膨張し、下降時には収縮します。上昇時に耳がつまった感じになるのは、鼓膜の奥にある中耳の空気が膨張するからです。機内で配られるおつまみの袋が膨らんでいることなどからも一目瞭然でしょう。ちなみに、機内の空気の体積は、地上に比べ約30%膨張します。
- このように気圧が変化したときに活躍するのが耳管という中耳と鼻を繋いでいる細い管です。飛行機が上昇・下降したときに、この耳管の鼻側が開いて、中耳の圧調整を行っているのです。ところが、風邪やアレルギーで鼻の粘膜が腫れてしまうと耳管は開きにくくなってしまい、圧調整がうまくいかず、中耳が炎症して痛くなったりするわけです。特に下降時が要注意です。
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