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2013年8月 7日 (水)

見世物とマジックの世界―名古屋市女性会館公開講座―

 7月20日に学校の夏休みが始まると同時に名古屋市博物館で「世界初」というマジックに関する展覧会が開かれている。この催しは夏休みが終わる9月1日まで続く。題して「マジックの時間」である。

 世界初と銘打つのは、単に品物や資料を展示するだけでなく、連日プロマジシャンによるショーや「おもしろ口上」、そして大学の奇術クラブによるレクチャーがあるからだ。

 6日には名古屋市女性会館で展覧会関連行事として「見世物とマジックの世界」―女性マジシャン松旭斎天勝、登場~」という公開講座があった。

 講師は名古屋市博物館の学芸員武藤真氏であった。この日は朝から大雨警報が出ていて、出かける時刻にはものすごい大降りであった。どうしようかしばらく雨を見て思案していたが思い切って出かけた。

 10時に会場に着くと、クラブのMさんが声を掛けてきた。Mさんが舞台かぶりつきに席を取ったので一緒に座った。しばらくするとSさんの姿も見られた。

 女性会館の公開講座なので耳が不自由な人のために要約筆記者と手話通訳者が用意されていた。

 舞台には映画用の大スクリーンが設置してあり、それに投影をして話すようになっていた。受講者は高齢者が殆どで女性が多かった。

 10時半に講義が始まった。始め博物館でやっている展覧会についての宣伝を知ったが、講義のなかでも同じようなことを話したので重複していた。

 博物館の展覧会では、「おもしろ口上」というのをやってるがそれはどうしてかということから話した。

 「こうじょう」と聞いたとき、「工場?」と思ったが、やがて「口上」だと分かった。それは要約筆記者が書いたからだ。「おもしろ」というキャッチフレーズをプロは「そういうことを言うのは素人だ」と言ったそうだ。

 「口上」を取り入れた訳は、江戸時代の見世物などには「口上」が付き物であったからそれを再現したかったのだという。「口上」というのは、見世物を面白く見せるために話す説明で、節をつけたり「地口」(だじゃれ)を入れたりして話したのだそうだ。

 展覧会では、落語家の雷門師篭、雷門福三、雷門幸福、女性講談師の小池鱗林、他にあおき、柳亭三亀司などが務めているそうだ。

 ところで江戸時代の見世物は、細工、曲芸、動物、手妻などで芝居と並ぶエンターテイメントであった。

 名古屋には大須近辺に芝居小屋や見世物小屋が幾つかあった。また、寺院の境内も使われた。

 明治になり近代化してからは、曲芸はサーカスとなり、動物は動物園、細工など珍しいものは博物館というように変わり、口上も今では音声ガイドに代わってしまった。

 1892年(文久2年)には、篭細工というのがあり、オシドリなどを竹を編んで作り、それを口上で面白く説明をしたそうだ。

 手妻は例えば天保10年~(1843年~46年)養老瀧五郎が「刃渡り」をしている。安政4年(1857年)には早竹虎吉が「胡蝶の舞」を演じた。松網駒壽が「曲持ち」と言って長い孟宗竹に船をぶら下げたのを男が持ち、船の中で水が噴き出す水芸をやったそうだ。弘化元年(1844年)、竹沢藤次が曲独楽をやった。

 手品を曲芸と一緒にやる場合と手品を単独でやる場合があったそうだ。いろいろなジャンルのものが一緒に演じられることが多かったようだ。

 江戸時代には手品の普及本も出版された。何冊にもなっていて全部を買わなければやり方が分からなかった。「影絵」も手品に入れられていたという。「猫ちゃん集まれ術」(1779年)とか「酒をたくさん飲む術」などというものもあったそうだ。不思議なことは手品と考えられたようだ。

 明治になり、西洋奇術を学んで名をはせるマジシャンが出てきた。松旭斎天一はイタリアのサムタイをわがものにして西欧で有名になった。この頃は日本の手品は演じ方がゆっくりしていたので西洋では低く見られたそうだ。

 松旭斎天勝は天一についてアメリカへ行った。当時日本三大美人と言われたそうだ。後の二人は川上貞奴と松井須磨子だ。

 天勝は「四つ玉」を得意とし日本で初めて演じた。また、演劇やダンスも取り入れた。魔術の女王と呼ばれた。天勝一座は美人を揃えていた。演劇風の「サロメ」で人気を博した。昭和9年に引退したが人気が衰えず、多くの偽物が現れたという。

 石田天海は天勝一座加わり昭和元年にアメリカに行き、2年から33年までアメリカで活動した。天海パームが有名でグレート天海と称された。帰国後は名古屋に居を構えた。

 今回の講座は博物館でやっているイベントの紹介のようなもので博物館に見に行けばすべてが目で見ることができる。大雨の中をわざわざ行くほどのものではなかった。Mさんは「こんなこと、博物館の地下でやればいいのに」と言っていた。

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