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2013年6月 4日 (火)

見た目が若い人は、血管年齢も若い―おはよう日本―

 6月3日のNHKおはよう日本、「今朝のクローズアップ」で「めざせ、アンチエイジング―見た目が若い人は、血管年齢も若い」という特集を放送した。

 内容はタイトルの通りで、シンプルであった。愛媛大学医学部が昨年に発表した研究を取り上げたものであった。ちなみに愛媛大学医学部はこの分野で最先端を行くのだそうだ。

 詳しく知りたいと思い、インターネットで検索してみたが、それ以上のことは見つからなかったので残念である。

 番組では、高齢の女性が見た目と血管年齢を調べてもらう様子を放映した。女性の写真を撮り、それを予め用意してある顔のデータと突き合わせる。そして、その人の見た目の年齢を割り出す。

 その女性は、見た目が67歳と出てびっくりしていた。実年齢は何と93歳だということであった。確かに若く見えたが、80は超えていると思っていた。血管年齢は74歳であった。

 別の例では、70歳の男性だったと思うが、見た目が80歳近く、血管年齢も実年齢より年を取っていた。

 愛媛大学医学部の研究では、実際の年齢より見た目が老けている人は、血管が老化し、動脈硬化の進行している可能性が高いという。見た目と血管の相関性があることが分かったというのだ。

 愛媛大学医学部では、この検査を希望者にやってくれるそうだ。若く見えるのは嬉しいことだ。実年齢より若く見えるよう心掛けたいと思う。

 先だって、厚生労働省が健康のためにどのぐらいの運動をするとよいかという目安を示した。それによると頑張って長時間、きつい運動ををする必要はなく、歩くとか日常の家事でもいいからこまめに体を動かすことを勧めている。

 身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。更に高齢者においても歩行など日常生活における身体活動が、寝たきりや死亡を減少させる効果のあることが示されている1,2,4,5)。
 
 生活習慣病の予防などの効果は、身体活動量(「身体活動の強さ」×「行った時間」の合計)の増加に従って上昇する3)。長期的には10分程度の歩行を1日に数回行なう程度でも健康上の効果が期待できる。家事、庭仕事、通勤のための歩行などの日常生活活動、余暇に行なう趣味・レジャー活動や運動・スポーツなど、全ての身体活動が健康に欠かせないものと考えられるようになっている。

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