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2013年6月17日 (月)

スタンフォードの自分を変える教室―③―脳にある二つの自己

 「神経学者のなかには、私たちの脳は一つしかないが心は二つある、というひとさえいるほどです―あるいは、私たちの心のなかには二つの自己が存在するのだと。つまり、一方の自己が衝動のままに行動して目先の欲求を満たそうとするいっぽう、もう一方の自己は衝動を抑えて欲求の充足を先に延ばし、長期的な目標に従って行動します」(P.39)そして、意志力の問題とはこのことなのだという。

 どうして脳がこのようになるのかというと、人類の進化の中で脳が大きくなったが、中身が変わったのではなく、原始的な脳にあった衝動と本能のシステムがすでに存在するところへ、自己コントロールのシステムが付け加えられたのだという。

   昔サバイバルのために役立った原始的な本能のために食べ過ぎて健康を損ねたり、ギャンブルで金をつかいはたしから過去の遺物だと思うのはよくない。原始的な自己を完全になくすという考えは間違いだという。

 脳への損傷でそのような本能を失った人びとに関する医学的研究の結果を見れば、人間の持つ原始的な恐れや欲望が、健康や幸福、さらには自己コントロールにとって、どれほど重要であるかがわかる。(P.42)

 神経経済学者たちは、自己コントロールのシステムとサバイバル本能は、必ずしも相反するものではないことを発見したという。

 欲望を失えば憂鬱になり、恐怖を感じなくなれば危険から身を守れなくなる。意志力のチャレンジで成功することは、そうした原始的な本能に抗うのではなく、むしろ利用できるようになることだというのだ。(P.42)

 原始からの脳にある本能的、衝動的な部分と進化の過程で獲得してきた前頭前皮質が両々相俟って私たち人間の判断や行動に関わってくるのだ。

 人間の素晴らしい能力は自己コントロールともう1つ自己認識も備わっている。自己認識なくしては、自己コントロールのシステムなど使い物にならない。意志力を要する決断を下すときには、自分自身でしっかりとそれを認識していなければならないからだ。しかし自己認識は容易ではないと「選択」の例をあげる。

  

 

 

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