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2013年6月 2日 (日)

クローズアップ現代「これが顔認証技術だ」を見て戦慄

 29日のNHKクローズアップ現代は、「これが顔認証技術だ!個人情報が流出?」であった。

 顔とか掌とか指を使って、特定の個人を認証する技術は、すでにいろいろなところで実用化されている。私自身も銀行口座で掌認証を使っているのがある。ただ、簡単には認証してくれず、まどろっこしい思いをするから好きではない。

 顔の場合もっと認証が難しいだろうと思っていたが、今の技術は大変進んでいることを知った。

 変装をしても本人を特定するし、年齢を重ねても特定できるのだ。若いときの写真をもとにしても年を取ってからの本人を判定できるのだという。

 百貨店などでは、カメラを商品売り場に設置し、それをもとに、ある商品がどの年齢層によく買われているかを分析しているそうだ。今の技術では、性別、年齢もほぼ確実に当てられるのだ。

 恐ろしいと思ったのは、ブラジルのケースだ。サッカーワールドカップが開催されるブラジルでは、サッカー競技場での観客の騒ぎをおそれて、ビデオカメラを何十台も設置し、それで観客を写す。その画像はハイビジョンより鮮明で1人ひとりの顔がはっきりと映っている。それを予め登録してある写真と照合することで騒ぎを起こした人を特定するのだという。

 また、運転免許証の提示の代わりに、顔写真から自動車のナンバーを割り出し、所有者を特定し、交通違反の取り締まりをしているという。

 もっと恐ろしいのは、アメリカのケースで、スマートフォンで写した人物の写真をインターネットで照合し、たったの3秒でその人物を特定し、社会保険番号までわかってしまったというのだ。

 テロや犯罪防止に顔認証技術が役立つということで採用されているのだが、使いようによってはとんでもないことになるのだ。

 日本でも国民番号制が導入されることが決まった。しかし、先のアメリカの例を見ると、どこかで誰かに撮られた写真から、自分の大事な情報がキャッチされるという怖れがあることが分かった。

 今やどこへ行っても隠しカメラがあって、絶えず知らない間に顔写真を撮られている。それをもとに個人情報が明らかにされるおそれが多分にあるのだ。情報技術の発達によって大変な時代になったと知り戦慄を覚えた。

 

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コメント

 私も同じような経験をしています。blogにも広告をくっつけてきますが、関連したものを入れてきます。今や情報分析力は大変なものです。それが四六時中行われているのです。恐ろしいですね。

先日アメリカでシティマラソンの時に爆弾を仕掛けて何の罪もない方々を死なせてしまうというひどい事件も監視カメラから犯人はすぐ逮捕され次に計画中の爆弾テロがわかりましたが、監視カメラは悪用されれば怖いカメラに変貌します。

防犯カメラやDNA鑑定技術の進歩により、昔なら
とても解決しなかった犯罪が犯人逮捕に結びつくようになったことは大変素晴らしいことだ。反面、使いようによってはブログにあるよう個人のプライバシーが容易に覗かれ、監視される社会になる恐れも大きい。私はパソコンでヤフーのホーム画面を使用いる。個人的なニーズで中古マンションの検索をしたところ、それ以後、私のパソコンはマンションの広告がやたら目立つようになった。どうもパソコンユーザーの検索項目を分析をして、ユーザーのニーズにあった広告を入れるようだ。また私がシニア世代ということも分析されて、サプリメントの広告も多い。個々人の状況が覗かれているようで気味が悪い昨今である。

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