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2013年5月14日 (火)

お上りさん東京へ行く⑧―クラコレ展、

 音声ガイドを借りてクラコレ展会場に入った。三菱美術館は素敵な展示室であった。三菱1号館の建物は古いビルを復元して建てられたと聞いたが、建物のそれぞれの部屋が展示室になっていて、順番に見て回れるようになっている。

 説明によると、大富豪のクラーク夫妻が、1910年から1950ねんの間に欧米で収集したコレクションだ。所蔵品の中でも、30点以上にのぼるオーギュスト・ルノワールの油彩画は、世界中の印象派愛好家が一度は見たいと憧れる大変貴重なコレクションだそうだ。

 その他に、ピサロ、シスレー、モネ、などの印象派の絵画も驚くべき質の高さを誇っているという。それはクロード夫妻の審美眼の高いことを証明しているのだ。

 音声ガイドのよると、コロー(ルイーズ・アルデュラン)、ミレー(羊飼いの少女)などモネやルノワール以前の画家は、室内で絵を描いたのだという。このことは初めて知ったので驚いた。写真機の無かった時代にどうやって記憶を辿ったのかと思う。それとも想像をして描いたのであろうか。

 それに対してモネは戸外に出て自然の光を大事にして描いたのだ。それは画期的なことであったと思う。

 モネの「エトルタの断崖」はフランスでも見たと思うのだが、解説によると、モネはこの海岸をよく写生したようだ。

 ポスターになっているのは、ルノワールの「劇場の桟敷席音楽会にて」である。パリのオランジェリー美術館でルノワールの裸婦を見たとき、魅入られたが、クラコレ展の最後の部屋にあった彼の恋人(後の奥さん)を描いたという「金髪の浴女」も女性の内面までも描いているようで美しい画だと思った。

 クラコレ展には予想外に多くの作品が展示されていた。クラーク夫妻がこんなにもたくさんの絵画を収集したことに驚いた。途中廊下で庭を見ながら休憩をした。

 音声ガイドには黒柳徹子さんの特別チャンネルがあり、クラークコレクションの魅力などについて語っていた。ろれつが回らない感じの喋り方で彼女もそろそろ引退した方がいいのでは?と感じた。それに番号を押してもうまく聴けないところが66と77の2か所あり残念であった。

 ピサロの「ポントワーズ付近のオワーズ川」は静かな川面へのリフレクションとキャンバスの半分以上を占める雲の動きがよかった。ジェームス・ティソの「菊」は画面いっぱいの菊の花の中に若い女性が埋もれて仕事をしているのだが見事であった。

 ボストンへ行ったとき、ボストン美術館へは行ったが、クラーク美術館のことは知らなかった。日本にはあまり知られていないと書いてあったが、この機会によく知られることになった。

 私は、パリの美術館でもルノワールの作品をたくさん見たが、今回さらに知られざる名作を見ることができて、並んだ甲斐があった。

 このクラコレは、5月26日までである。

 

カミーユ・コロー
《ルイーズ・アルデュアン》
1831年 油彩/カンヴァスピエール=オーギュスト・ルノワール
《劇場の桟敷席(音楽会にて)》
1880年 油彩/カンヴァス

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(*^ω^*)ノ彡
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